忘れた童心

童のうたは、はずんでいてピアノに
合わせた皆のうた。幼心に戻って、
大人も子供も歌ってみよう。童の
遊びはブランコをこいで髪が揺れる
ぐらい高く飛んで遊ぼう!母は園長
先生、皆の母、皆のお母さんは太陽が
スキで慈しんでいた。幼子は太陽の下
で肌が焼けるまで遊び、遊びながら
成長していった。そして童は必要な時
で成長の糧である!童心に帰ってゆく
のは、死を目前としたお年寄り。
ワガママで甘い菓子を好み、童心と
なってあの世へ渡る。神様の国は純な
童が入る慈愛の国。老いた者も子供と
なり童心に戻る。母は私だけの母じゃ
なく、皆のお母さんであった。
ポッカリと浮かぶ月に何故私だけの母
じゃないんだと涙ぐんだ。その
淋しさは子供のころ童になりそこねた
私がいた。いつかきっと童に戻り、
無邪気な女性になってしまうのだろう!
童女の様な心に神様はたいそう喜び、
天使の仲間になる事が許された。
泥まみれになって遊んで、そして安心
して眠りたい。そんな童は私だけの
お母さんと言って甘える。皆の母じゃ
なく私だけのお母さんであるのだ!

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