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自分理念を考える3ステップ

これは自分を人生の経営者と考えて、望む最高の人生と明るい人間関係へ自分自身を導くためのヒントを、私の経験をアレンジして会話形式でお伝えするオリジナルストーリーです。

[主な登場人物]

主人公:佐々木只美(コミュニティ運営会社で研修中)
メンター:中根雪江(佐々木の指導係)

自分の中心ってどこですか?

私は佐々木只美。前職の旅行会社を無断欠勤の末に辞めた私は、以前一緒に働いていた雪江先輩のもとで、正式採用目指して!ただ今、研修中です。

雪江:さて、佐々木さん。この前、自分の中心に自分を置くっていう話をしたけど、自分の中心ってどこだと思う?

佐々木:えっ?いきなり、また変な質問ですね。自分の中心ですか、、、?心臓・・・とか?

雪江:ふざけてる?

佐々木:いえ!ふざけてないですよ。そっか、心臓はちょっと上ですもんね、胃とか?あーっ!丹田!丹田ってヨガで習ったことあります。

雪江:まあ、体の中心は丹田って言うから、そうだね…。じゃあ、丹田だとして、丹田には何があるの?

佐々木:へっ?丹田って何かあるんですか?

雪江:なるほど!かみ合ってないね私たち。えっとね、佐々木さんが言ってるのは「場所」で、私が聞いてるのは「想い」みたいなものかな?

佐々木:おー!そういうことですね。私の中心にある想いってことですね。

雪江:そう!そういうこと!丹田も見えない「気」の集まる所だからね、同じことかなって思って。

佐々木:私の中心にある想い、、、ですか?ん~なんでしょう?っていうか経営者脳って、こんな質問でいいんですか?もっとこう、お客様心理とか、新商品やアイデアの出し方とか、プレゼン方法とかだと思ってたんですけど。

雪江:じゃあ、そういったものを考えるにあたって必要なモノはなに?

佐々木:また質問ですか~?必要なモノ?えーっと、親切丁寧とか斬新さとか正確さ?あ~でも、先輩が聞いてるのは「想い」でしたね。

雪江:おっ、いい所きたよ!そう、共通する想いってある?

佐々木(心の声):適当に言ったのに、いい線行ってるってこと?なんだろ?先輩の質問って考えるのがメンドクサイ~!!

佐々木:えーっと、真心を込める!

雪江:あら、佐々木さんにしてはステキな回答じゃない!素晴らしい♪

佐々木:そうなんですね(汗)。ありがとうございます。

雪江:今の質問に回答はないからね。

佐々木:ないんかーいっ!って、どういうことですか?

雪江:人の想いなんて人それぞれでしょ?でも、自分の想いは違う。自分の想いは、これから人生を導く指針となるものなの。恐らく佐々木さんは思い付きで答えたと思うんだけど、

佐々木:(ギクッ)あっ、まあ…。

雪江:自分の信念とか大切にしている想いを明確にして、常に自分の中心に置くことで、迷いが少なくなり決断が早くなるんだよ。これは経営者脳のためには必須の考えなの。

【コラム】
自分の経営理念を考える

たとえば会社なら経営方針が必要です。会社の理念(想い)に沿った経営方針、つまり理念実現のためにはどのように進めていくか?という具体的な方向性や行動を従業員たちに示さなければなりません。

そのために必要なのが理念です。ビジョンや信条、ミッションなど厳密に言えば意味が違うらしいのですが、要するに会社が目指している想いのことです。

ここでは理念で統一しますが、理念が業務に浸透している会社は、常に理念に沿っているか?ということを基準に行動するので迷いが少なく、決断が早いので当然、業績も良い成長傾向にある会社が多いです。

個人であっても人生を経営していくにあたって、理念があれば迷いが少なく決断が早くなるのは会社経営となんら変わりありません。

会社だとか、家族、社会生活という周囲のさまざまな環境を抜きにして、いち個人として自分が大切にしているものや、自分の目指したい想いなどを考えておくことは非常に有効です。

【コラム】人生の経営理念を考える

【自分理念3ステップ】

STEP1:思いを自由に書き出す

自分勝手でいいので、大切にしている思いやこんな風になりたい、理想の人物のような生き方がしたい、常にこうありたい、など、自由にまずは書き出してみる。

STEP2:まとめて深掘りする

付せんに書きだすと分かりやすい。似たような単語、重複している希望などをまとめてみる。また、なぜそう思うのか?なぜ大切なのか?というようにまとめた後に深掘りしていくとより自分の想いが明確になる。

STEP3:分類する

①今すぐ何かしらの行動や習慣にできること
書き出した中で、すぐ行動できたり習慣にすることができるものをピックアップする。その後、やるやらないや優先順位を決める。
②常に心に留めておきたい思い
行動などではなく「想い」として、心に留めておきたいものは忘れないように目につく所、たとえば貼り出したり手帳に書いたりする。
③理想の未来像を描く
①で行動や習慣にしたものと②の想いの結果、どのような理想像になるのかを思い描く。将来、得られる結果を明確にすることで、①の行動や習慣を継続するための強い動機になり、②の想いを強化することができ、理想実現が加速する。

経営者脳を磨くために、よかったらトライしてみてください。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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