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変わってしまったかいマイフレンド

古い友に久しく会う時、相変わらずに居てくれるととても嬉しい。正直有難い🙏🏽🙏🏽🙏🏽
私の知っているあの人が残っていると安心するし、私はまだこの人の友だと思える。
懐かしい話をして、最近の話をして、これからの事を自信なさげに少し話して、その刹那、毛先を弄る癖や、パスタを丁寧に巻いて口に運ぶ姿や、笑い方にその人を感じる。あの頃を盗み見る。
それだから、やっぱり寂しくなるなぁ。
そんな事考えるようになったんだ、話してた幸せとは離れた場所を選んだんだ、そういう服を着るようになったんだ。
この上なく身勝手で、不誠実な淋しさ。

だってあなたのその変化はとても自然な事だから。何一つ変わらずに生き続ける方が正直不気味だ。

その筈なのにこんな事を思う私は、あなたに変わってしまったと言われたらなんて言えるだろうと思う。頼りない反論をするだろうかとか考えるけど、いつも何を言うかなんて本当は決まってる。
これまでの人生を説明する。なぜ私は今に至るのかを、対して面白味がある訳でも無い情けなく渡り歩いてきた人生を、無理やり笑い話みたいに話す。
そしてあなたに問いかける。何を憎んで、何を愛して、今を選んで来たのかを。

大凡の人生のようになんとなく話し始めて、時々ささやかな中で大きな事件があって、大好きだった時間はとても詳細で、心残りな箇所は少し詰まって、サラッと、あなたが生きてきた時間を、言葉で受け取って目の奥に映す。
変わってしまったと目に付いた所の文脈が埋められていく。
目の前の古い友の姿が、あの頃を少し残して鮮明になっていく。


やっぱり少し取り残されたようで寂しいけれど、その言葉を全てを笑って聞いて良いのか分からなくて戸惑うけれど、次に会える時までのあなたの人生を見れなくて切ないけれど、話し終わる頃にはあなたを決まって更に好きになってる。
出逢わなければどうでもいい他人だったあなたの人生はやっぱり尊くて、なんかもう、、嗚呼きょうだい.....。


だから、どうしようもなく、私たち生きてるんだねぇと、なんだか奥行きが出たねぇと、飯でも食いながら語り合おうじゃないか。移り変わって生きてきたその美しい姿を見せ合おうじゃないか。
語らいパスタドカ食い気絶部。



え、iQOS吸うの?
へぇ〜前までは紙だったんだ。
え?私はずっと紙 笑
職場ではiQOSだけど、アレ吸った気ぃしなくてさぁ 笑笑

バイトだろ。
マジダサい今も愛してくれ。





私達は、いつもあの頃の景色を探してる。
それでも止められない時間の中で生きて、その道半ば、お互いの人生にお疲れ様と頑張ろうねと投げキッス。
会えなくなるその日まで、どこかで、一緒に続けよう。


聞いて下さい。
ゆずで「友〜旅立ちの時〜」

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