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夢を、みたの。

苦しくて堪らない事がある。
夢を見て生きることと、それでもこの世界に目を見張ること。

知らない事を知るのが大好きで、宇宙の仕組みから、あなたの好きな犬の種類まで、もし教えてくれるなら、知りたくてしょうがない。
世界は「え、なんで???」で溢れている。
「単純そうに見えて、ミステリアスで複雑なんです」みたいな顔が愛しい。
幼い頃から異常に湧き出る疑問や知的好奇心を家族に話しては困らせ、適当に笑って流された。←お陰で今では立派なヒステリークイーンです💋

ただ時に、この世界の美しさや、精霊のような存在、奇跡と風の名前の話を魔法の物語のようにしてくれる人やモノに出逢う。
魂があって、それが乗る為の身体があって、区別する為に名前を付けて、幼い頃からその理由がどうも分からなかった。命を隔てるこの皮膚が無ければ、私達は1つなのにって。
でもこの壁があるから、産まれる場所も出逢う人も学ぶ事も違くて、だから驚いて、笑って、憎んで、愛せるのかもしれない。


風は何処から吹くの?指が5本なのは何故?心と体が別々だったらどうするの?ナンパ師ってなにがしたいの?

それなりに、学校に通ってバイトとかして、好きな人ができたりして、志望動機とか書いて、思ってもいない事言ったり、誰かのせいにしたり、偶に報われたり、ごちゃごちゃ言いながら大人になると、昔誰かが言ってた事がやっと分かった気がしてくる。

シェイクスピア先生の「人生は歩いている影に過ぎない」とか、
ニーチェおいたんが言ってた「神は死んだ」とか、
お母さんが言ってた「嘘は必ずバレるんだよ。馬鹿がよ。」とか。
あ、あとピチカート・ファイヴの「待ち合わせのレストランはもう潰れてなかった」とか。


本の中の言葉 歌の一節 あなたの一言にわかるなぁと思えたら、少し、同じ景色を見れているようで嬉しくて、目を凝らして生きて来て良かったなぁと思う。もっと深く、深く、生きたいと思う。
考え過ぎだと、米にも銭にもならない事を考えるのは取るに足らなくて無駄だと言う人は多いだろう。
でも朝目が覚めてからいずれ深い眠りに着くまで、そんな事ばかり考えていたい。そんな事ばかり考えて居られるような世界がいい。憎しみや不条理に心を操られている暇はない。
人生短過ぎてワロエナイ。


だから、夢を見て、世界に目を凝らして生きる人は平和を謳う。願って、祈って、どうすればいいのか誰も知らないから、謳う。
代弁者のように、友達のように、支配者のように。本当に私達を支配するものから、ひらり、ゆるりとその身を躱せるように。


親愛なるボブ・ディラン、街には兵隊が溢れ、見えない弾丸が飛び交う今日この頃ですが、答えは本当に風の中にあるのでしょうか。
あるなら、なるはやでピューっと1発吹かせちゃって下さいよ。でないと疲れ切ってしまいそうです。


ボブ・ディラン「そんな甘くないよ。てかこの時代の事は俺もよくワカンネ。」

ですよね。言ってみただけ。

ホフディラン「いつでもスマイルしようね」

確かに、それがいいね。

ホフディラン「深刻ぶった女は綺麗じゃないから」

それはあんま他では言わない方が良いかも。
いいんだけどね、私はいいんだけどね。
そういうのめっちゃ怒る先輩居るから。

でも確かに嫌になるような事ばかり明かされる人生ダワネ。お星様は何万キロも先で爆発するただのガスの塊だって知った時は、もう何も知りたくないと本気で思った。
夢を抱き生きて、世界を愛そうと目を見張れば、そのどれかは知らぬ間に覚めて行く。それはもう魔法のように。
夢を見て、世界を見て、イタチごっこをしながら生きるヮ。真理めいた誰かの言葉や、液晶に立ち並ぶ数字がワタシの答えな筈ないカラ。
答えは風の中に、直ぐに吹いて通り過ぎて行くヮ。
だから夢も世界も諦めちゃったら、街が黒い影に包まれて、壊れて行くノ。人がいっぱい死んで、私達はもう一度アキラ君に会ったノ。。
街が壊れて、人があんなに、いっぱい死ぬヮ。。。
あの子を行かせてはダメ...あの子のちからヮ...

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