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Pepperでプログラミングを学ぶ!コミュニケーションロボットプログラミング教室 レポート

こんにちは、e-とぴあ・かがわ広報スタッフです。コミュニケーションロボット「Pepper」を使ってプログラミングを学ぶ「コミュニケーションロボットプログラミング教室」が昨年秋〜今年春まで開講されていました。その様子についてお伝えします!

概要


ソフトバンクグループ株式会社及びソフトバンクロボティクス株式会社のコミュニケーションロボット「Pepper」。2014年の発売時には世間でも話題になり、お店や商業施設の案内役として誰もが1度は目にしたことのある、国内で認知度が高いロボットです。
Pepperは専用のツール「Robo Blocks」を使って多彩な動き・会話を簡単にプログラミングすることが可能です。本教室では「Robo Blocks」をつかってロボットを動かすプログラミングを学んだ後、発表会に向けてPepperを活用したプログラミング作品の制作に挑戦します。

教室は全8回構成で、参加したのは小学生中〜高学年の皆さん。最初のオリエンテーションでは近い未来に生活で活躍するロボットや4足歩行のロボットが人間を変わらない速度で障害物を渡り歩く最先端ロボット技術の動画を紹介。ロボット技術の将来性に期待を膨らませていました。 

その後にPepperを動かすためのツール「Robo Blocks」の操作方法を覚えていきます。「Robo Blocks」はブロックをつなげて命令文を作成するビジュアルプログラミングで、教育の場では馴染み深いscratchを同じ感覚で操作出来ます。scratch と違う部分はPepperを自在に動かすブロックが多数用意されており、数十パターンから好きなポーズを取らせたり、人の音声に合わせて好きな言葉で返事を返すことも出来ます。

 Robo Blockでは組んだブロックプログラミングを画面上のPepperでシミュレーション出来ます。人の動きや音声を認識してPepperの両手を動かしてポーズを取らせたり、入力した言葉を喋らせることでコミュニケーションロボットらしい動きを実現出来ます。

シミュレーションした後はプログラムデータを、実機のPepperで読み込みます。画面上でうまく行っても実機で動作させてみるとうまくいかなかったり、動作が想像と違って悪戦苦闘する場面も見られました。実際に動かしてみて、試行錯誤を繰り返す経験が出来るのも、ロボット・プログラミングの醍醐味です。

講座の最後は発表会を行いました。講座内でプレゼン資料の作り方も学び、スライドを流しながら作品のポイントを説明していました。 

参加者Tさんの作品「ポーカー〜従順なペッパーを添えて」では、pepperと本格的なポーカーで遊べる機能が紹介されました。初めてポーカーを遊ぶ人のために、ポーカーのルールを説明してくれる機能もプログラミングされています。

ギャンブラーっぽいイメージで目を赤くしたとか

音声と画面の図を組み合わせて丁寧に説明してくれるので、ブロック数はものすごい量に。ブロックの管理と画面タッチの制御が大変でしたと語っていました。

参加者Bさんの作品は「動物のしっぽあて」ゲーム。タッチパネルに動物のしっぽを表示→シンキングタイム→音声で回答→正解と動物の豆知識をしゃべる、という流れで全3問遊ぶことが出来ます。
 
画像や音声認識、効果音も豊富に使われている他、「次に進むには◯◯を押してね」と操作をわかりやすく誘導する音声が入っていて、操作する人に配慮された設計が評価されていました。

1問目の途中でpepperが同じ反応を繰り返して止まらなくなったり、思うように行かない場面もみられましたが、発表会中に気になる部分を直して、無事、最後までプログラミングを動かすことができました。

発表会の後は保護者の方も交えて感想タイムも。「実際に動かしてみないとどう動くか分からないのが難しかった」「スクラッチとくらべて無いブロックがあって戸惑った」「雑談しながらプログラミングするのがすごく楽しかった」とコメントしていて、みなさん講座を通してそれぞれ達成感を感じられたようでした。

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