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こどもの体調に変化があったら|病院受診のススメ

今日は、入院生活の話ではなくて、
日常的に病院を受診することについて書きます。

この記事でお伝えしたいことは3つ。
1) こどもの体調に変化あれば風邪でも軽症に見えても小児科でよいから受診する。診察後でも様子に違和感あれば、再受診もしくは別の病院へ行く。
2) それでも小児科(診療所やクリニック)では、気づけない、わからない病気はある。
3) 親は医者じゃないが、親の勘は大事。診断内容とこどもの様子に乖離があるかも、という勘は信じる。


こどもの体調に少しでも「?」が浮かんだら、
近くの小児科でいいので受診してほしい!これに尽きます。

そして、受信後にもこどもの様子に「?」が続いたら
かかりつけ医師がいてもいなくても、
違う病院も受診してみること・セカンドオピニオンを取ることを恐れず、億劫に思わずして欲しいと思います。

親は医者ではありませんが、
こどものことを1番近くでみてる存在です。
病院診察後でも、やっぱり症状に改善ないな・なんか様子が違うよなと心にひっかかりがあれば
その親の直感、感覚を信じて気持ちがクリアになるまで病院受診して良いと思います。

幸いなことに我々の住む東京23区では
現状は中学生まで医療費がかかりません。
税金の無駄遣いと非難もあるかもしれませんが、
わたしはこの税制があるからこそ、躊躇いなく数カ所の病院にいくことができ、そのおかげでいーたんの病気の発見につながったと思っています。


ここからは、今回いーたんが白血病と診断され入院する前に小児科を3軒回った体験談を書きます。


いーたんの体調変化が起きたのは、昨年12月半ばのこと。
入院することになった1/28より遡って1ヶ月半くらい前のことでした。その期間に3軒です。

1軒目の話:
はじめは発熱症状があり、生まれてから予防接種で常日頃通っていた小児科を受診しました。
ちょうど12月で生後6ヶ月となり、
それまで胎盤を通してもっていた抗体という免疫物質が減り始める時期で、この時期(生後6ヶ月~12ヶ月)は体調を崩す赤ちゃんが多いんだよということでした。
確かに1人目のときも、母乳をあげている生後半年は免疫があるよーという話を聞いていたので、ちょうどその時期かと他の病気を疑うことなく、解熱剤をもらい自宅療養をしました。

その後一時は体調が良くなりましたが、
年末にまた体調がイマイチな状態に。
その頃から、それまで夜も一度寝たら夜中起きることなく朝まで寝れるようになっていたいーたんが
2、3時間おきに夜泣きするようになっていました。

また風邪引いて夜寝れないのかな?
少し鼻づまりもありそう、だから寝苦しいのかな?
それとも月齢特有の現象かな?

スマホで色々検索したり、
他のママの体験談をSNSでみたりすると
生後6ヶ月頃から人見知りが始まったり、日中の刺激も多くなって夜泣きになるって書いてあったり。
長女の時には夜泣きに悩むことが少なかったため、はじめてのことが多く、いろんな情報をみては自分を納得させてたような気がします。

結局、年末にも最初と同じ小児科を受診し
また風邪の症状ということで飲み薬をもらい年を越しました。

2軒目の話:
年明けに今度はケンケンとした咳が出てきてしまいました。年明け帰省していた先でのことだったのでいつもの小児科ではなく帰省先の初めて受診する小児科へ行きました。
ここでも診断としては風邪。
RSウイルスかもしれないと調べてもらいましたが陰性。
これまでのお薬はあまり効かなかったかもしれないので、漢方を試してみましょうとのことで漢方に切り替えました。
元々色白のいーたんですが、この時はかなり真っ白で先生から貧血気味かな?と聞かれました。
”少し様子見だけど赤ちゃんって白ちゃんっていうくらい白いからね本当は”という話で終わりました。

3軒目の話:
2軒目でもらった漢方がなくなる頃、咳と熱は出なくなったけど鼻づまりはある感じで全快とは言えなかったので近所の小児科を受診することに。
これまで2つの小児科で風邪と言われていてもなかなか良くなる兆しがないので、
また別の小児科で意見を聞いてみようと思い3軒目に行きました。

実は年末から風邪の症状とは別にお腹周りに薄く赤茶色のような斑点ができていて、
1軒目の小児科では乾燥による湿疹でしょうということで塗り薬をもらってはいましたが、
年明けも気になっていたのでそれについても聞こうと思ってました。

結果、3軒目でも免疫低下時期により風邪を拗らせて長引いているという診断でした。
ここでも漢方を引き続き試してみましょうということで漢方を出してもらいます。
肌についても、色白は少し貧血気味で、斑点はそのうち引くと思うという話で、
3軒とも同じ意見ならやっぱり風邪なのかなと思い、少し体質的に弱くて、冬という時期も重なって治るまで時間がかかるんだなと思いました。

その後、3軒目の小児科でもらった漢方でもなかなか良くならないときに、
またケンケンとした咳が出始めたので、再受診。
金曜日だったこともあり、
週末に喘息になったりする可能性も考え、点滴で栄養補給などし体調回復をする週末一時入院の名目で大きな病院へ行けるように紹介状をもらい、その日に白血病が分かり入院へ、という流れでした。
入院当日については下記に上がってます。 
https://note.com/e_tan610/n/neef8d6eb2e2d


いーたんの体調悪くなって、
小児科では風邪の診断でしたが
ちょうど夜泣きが復活したり、肌の斑点が気になったり、月齢の割にはうつ伏せも好まなければ、寝返りするようすもないなど風邪以外にも気になるところがあったのでスマホで毎日のように検索してました。
SNSで同じような境遇の経験者ママの体験談を探したり。

検索してる中で何度か白血病という病名に行き着いたこともありました。
でもそのときは『まさかね。最悪のケースこーゆこともあるよね。大きな病気なら顕著な印があって小児科でも気づくはずだよな。』と、
まさかうちの子に限って違うよなと確信はできずに見ていたことがありました。


でもやはり、結果今いーたんが白血病と闘っている現実を目の当たりにし、
スマホの情報と目の前にいるこどもの様子を
素人がすり合わせて判断するのは無理なこと。とあらためて思います。
そして、小児科の先生でも白血病とまず疑うのは難しいことだという現実も知ることになりました。
町医者の先生を責めるわけではないです。
医者でも症状だけでは疑ったり診断するには難しいということなんだと思います。
だから、心の引っかかりがなくなるまで受診もしくは検査をしたいと申し出てみることが大切になると思います。

もし大きな病気が見つかったら、という不安ももちろんあります。
でも、もしそうなら早期発見に越したことはないと思います。

これからも、こどもの観察をたくさんしながら、毎日の子育てに向き合いたいなと思います。





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