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はじめまして!

みなさま はじめまして えりくりか と申します。

◆おさなきころ ちきゅうがあそびば

 ど田舎生まれのど田舎育ち。学校帰り、お腹が空けば木の実や野草をつまみ、暑い日はランドセルを放り投げ、着の身着のまま川にダイブ(まさに木の実着のまま木の実ナナ)。

 当時はまだ、放牧された牛たちが河原でのんびり草をはんでいた。

 「たまには現代的なお遊びでも」と言わんばかりにジェニー氏(リカちゃん人形のたぐい)を小脇にかかえたかと思うと、これまた外に出て大自然を舞台に屋外プレイ。わたしもジェニー氏も生傷が絶えなかった(ジェニー氏もまさかサバイバル系の人生を歩むとは思っていなかったであろう)。

 小鳥たちには口笛で、動物たち(主に鹿)には鳴き声をまねて、森から聞こえてくる彼らのコミュニケーションの中に無理やり入り込んでは、瞳を輝かせ恍惚としていた。

 遊び相手がいないときは、やまびことおしゃべりを楽しんだ(近所の人は山に向かって大声で叫ぶわたしを見て目を細めていた。…に、…ちがいない)。

 これでも昭和から平成に切り替わる年の生まれである。

 ほがらかな日常の中、ときどき無償に悲しくなることがあった。

 そのたびに、空や星を見上げて思った。

 「うあーん!そっちに帰りたいよー!」って。

 え?どこに?宇宙に!!!???この不思議な感覚は、誰にもいっちゃいけない気がする!

◆はるをおもうころ ぎもんふあらわる

 中学くらいから、ガッコウという制度に「???」を抱きはじめる。なぜ、みんなと同じでないといけないのか。そして、なぜ優劣をつけられるのか。

 高校はシンガクコウに入学した。朝から晩まで、お正月も夏休みもなく勉強した。なんのため?良い大学に入るため??でも、なんで???

 大学はわりとユウメイと言われているところに入学した。なんのため?大手一流企業に就職するため???でも、なんで???

 人が生きる目的を知りたかった。みんなと同じことをするため?親や社会に認めてもらうため?

 え?え?え?

 わたしと小鳥とすずと、みんなちがってみんないいんじゃなかったのぉ〜!?のぉ〜…のぉ〜…みすゞさぁ〜ん!…ぁ〜ん…ぁ〜ん(やまびこも教えてくれない)

 空を見つめては、胸がギュウ。涙がジュワ。このギュウ&ジュワはどこからくるの?なんなの?G&J?

◆わかばめぶくころ マリオカートのぎゃくそう   

 大学卒業後、就職。

 枠からはみ出るなというガッコウ社会から、いきなり「出る杭になれ」と言われる世界へ。でもそれは「枠から出ない程度で出る杭になれ」という茶番。

 男女差。年功序列制。若い頃の苦労は買ってでもやろう。努力は必ず報われるはずだ。もっとキャリアを!!!え〜っと次は結婚で、次は出産で、孫の顔を見せて、、、もっともっともっとー!!!

 で、ゴールはどこ? だれか、ねぇ、だれか、教えてぇ〜!

 今ならわかる。マリオカートのコースが人生だとして、わたしは完全に逆走していたことを。

 ある日、会社に行けなくなった。復帰できなかった。辞めた。

 マリオカートで人生を逆走した挙句、コースから落下。

◆あおばもゆるころ ジュゲムみたいなそんざい

 都会から田舎に帰ってきた。なにもする気になれなかった。森、鳥、動物たち、空、星は、たんたんとどうどうと生きていた。勇気をもらった。

 いろんな記憶が感情を伴って、わたしの心をノックしてきた。ちゃんと出迎えた。当時は4畳半くらいしかなかった心に「せまいし、散らかってますけど。どうぞ。」と言い、あがってもらった。ただただ、わたしの心に耳を傾けた。

 4畳半セルフ面談を続けるうちに、うすうす勘付いてはいたけれど、マリオカートのジュゲムのような存在にはっきりと気が付いた。(ジュゲムは雲に乗ったカメみたいなキャラで、マリオたちがコースを逆走していると「こっちじゃないよ!逆走してるよ!」と教えたり、コースから落下すると、釣り糸で引っ張り上げて助けてくれる。)

 こんな頼もしい仲間がわたしにもついていたということに気が付いた。そしてこのジュゲムみたいな存在は、この世の中のひとりももれなくついていることにも。

 それまでのわたしは、「お〜い!逆走してるってば!こっちじゃないってばぁ!」と教えてくれるジュゲムの存在を完全無視し、大逆走。懲りずにコースを乱高下し、落下。そのたびにジュゲムは「だから言ったのに。」といいながらも、大きな愛を持ってなんどでも釣り糸で引っ張り上げてくれていたのだ。

 ありがとう、ジュゲムみたいなやぁつ

 ジュゲムに気付いてから、わたしの4畳半しかなかった心が、一気に広がっていった。

 なぜこの時代に、なんのために生まれてきたのか、だんだんわかってきた。

◆はながさきつづけるよ! みんながみんな100%ジュース!

 ジュゲムみたいな存在はもれなく全ての人にいる。

 なんだか、宇宙レベルの変化が起きていると、うすうすみんな気がつき始めている。

 わたしもそのうちの1人。

 この、またとない宇宙規模のフェスティバルで、わたし純度100%になったらどうなるのか!!

 わたし、わたし純度100%で生きます!誰になんと言われようと、おもしろいと思ったこと、やります!

いなほとずすめ


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