バリ島初の一人旅7 ウブド〜クタ
バリ島7日目。
6回目の朝。ホテル移動日
6:20
起床。
ここ数日と同じ、6:30に目覚ましをかけたけど自然に目が開いてしまう。
虫の鳴き声が微かに聞こえる。
エアコンが寒い。エアコンなしの朝は清々しかったかもしれないなあとぼんやり。
でもエアコンのおかげで寝てる間汗全然かいてないのも事実。難しい所だ。
普段私は夜しっかりお風呂に入って、朝シャワーは浴びない。
バグースジャティでは寝ている間も汗だくになるので朝シャワーを浴びる習慣ができていたけど、もうそれは終わりでいいのかも、と思ってきた。
ここはバスタブあるからお湯ためてゆっくり入りたい気もするけど、海外だと途中でお湯が出なくなるとか当たり前みたいなので辞めておいた。
お風呂なんて日本でいくらでも入れる。
外がどうしても気になるので窓の視線避け？も降ろして景色は見れないし。
外に出てみる。朝日が見える。
虫がほぼいないのでテラスにも余裕でいれる。
目の前はフロントなので何かと人の気配を感じる。
完全な1人の空間は、もうない。
でも生きるとは、きっとそういうこと。
7:20
お腹が本当に空いていて、朝ごはんを食べに出かける。ホテルには付いてなかった。
無計画だけどどこかあるだろうと外に出る。
昨日やってたら行こうかなと思ってたホテルのすぐそばにあるお店はまだやってなかった。
昨日とは反対側に歩いてみる。市の中心地ではない方へ。
お店はまあまああるけど、やってないところも多い。やっぱり反対かな、と戻る。
途中に日本人に人気のパン屋さんがあるはずだったけど全然気づかず通過してしまった。
それならアサイーボウルが美味しそうだと思ってたカフェに行ってみようと調べるともう開いていた。
歩いて向かうと結構距離があって、途中で一瞬戻ろうかと思ってしまう。GoogleMAPを見るとまだ半分しか来てない。でも半分来たのだからととにかく歩く。
ハノマン通りから一本隣の道は、整備中？
少し静かだし観光客向けのお店もないので人は全然歩いてなかった。
7:50-8:40
カフェ「get Fruity」に到着。
思っていたより小さい。
ひと組カップルのお客さんが既にいる。中に入るとギターやキーボードが！こんな狭いところでも、たまにライブをするんだ。エレキギターのエフェクターまであって、ときめく。何か聞いてみたかったな。
アサイーボウルのドラゴンフルーツのやつを注文。ヨーグルトはココナッツにして、トッピングはアーモンドとパッションフルーツシードに。
朝だしコーヒー飲みたかったけど、暑いのでホットを飲む気がしない。
冷たいレモンティーにして、甘いのかなと思って飲んだら甘みは一切なくて、レモンがいっぱい入っておるので酸っぱい！こんなレモンティー初めて飲んだと衝撃。でもレモンティーってよく考えたら酸っぱくて当たり前だよなと納得。
昨日のカフェも洋楽がかかっていたし、ここも洋楽がかかっている。
違和感は全くないけど、バリ島に来た！という実感もなんとなく薄い。
バリと言えばのガムラン全然聞いてない気がするんだけど、日常にはないんだろうか？
特別なものなんだろうか？それさえも調べてきてない私だった。
あと数時間でウブドを去る。
またこの街に来ること、あるかな？と考えても今は分からない。
通りはとても静かで、寺院で何かの準備をしているのが見える。
私は、来る前はバリに呼ばれてるって思ってた。
だからバリが答えをくれるんでしょって気持ちが心のどこかにあって。
でも違うのかもしれない。
私が、自分でバリを選んだんだ。
今しかないと思って自分で決めて来たんだ。
そんな単純な事なのかも。
と考えていた。
美味しかったけど涼んでいたらやっぱりコーヒーが飲みたい気がしてくる。
あと、すごくお腹が空いていたみたいでしょっぱいものも食べたい。
でも、思うだけで多分入らない。
バリに来て多分、胃は小さくなった。
どうしてこうも変わるのか、不思議。
よくよく考えればコーヒーは一昨日頼んだカーチャーターの人に、クタに向かう途中にカフェに寄ってもらう予定だからそこで飲めばよいと思って辞める。
今日のカーチャーターの人が良い人でありますように！
10:00
散歩しながらスーパーに寄って、おすすめされたYAVAというグラノーラを買って戻ってくる。
途中行ってみたかったカフェを通ったので入ろうか迷ったけどカフェに1日に何件行くつもりなんだ？と考えてやめる。
ちなみにそこは結構人がいて、女の人がパソコン開いてるのみえた。のんびり。
色んなカフェあって楽しい。
出発まで1時間、やり残したことはないか考えながら準備をする。
今日いくクタの事は全然調べてなかった。まあ、なんとかなるだろう。
11:00
今日のカーチャーターのドライバーさんと合流。なるやさん、と言うらしい。名札を見せて挨拶してくれる。
車に入ると、お水をくれてWi-Fi繋ぎますよね？と言われてびっくり。前にところよりちゃんとしてそうだ。
今日はどこ行きますか？と言われて、カフェを調べてくれる。
あと、デンパサールが車の中からで良いので見たいと伝えて出発。
11:40-12:20
カフェ「YWAH」到着。
来たかったのはこの雰囲気だ！と興奮。
ナシチャンプルと謎に気になった飲み物を頼む。高い。タックスサービス料までかかって日本と何も変わらん。1528円（カード）
でもオシャレだからね。仕方ない。
屋上の席の方が眺めは良さそうだけど暑さにやられちゃうから、大人しく日陰の席に。
ご飯が来るまでドライバーさんが写真撮ってくれて、少し話す。
スマホで地図が見れるようになって、自分で自由に動き回る人が増えた。時代は変わったと言っていた。
ご飯到着。さすがオシャレ！
食べてみても、ものすごく美味しく感じる。
なんと、すぐ全部食べちゃった！びっくり。
飲み物は、ちょっと甘かったかな？でも日本では飲まないような不思議な味が面白い。
特別な体験をしている感覚で満たされる。
これから行くクタは都会だよ！とみんなに言われるので全然違うのだろう。
ビーチクラブが流行ってて、若い人がたくさん集っているらしい。
ビーチクラブって聞くだけで震えてしまう。
私には縁がない場所だと思う。
一応、戦闘体制。
13:30
デンパサール通過。ジャガナタ寺院にも寄ってくれた。
デンパサールは観光地ではないから、また雰囲気が面白かった。都会！って感じではなかったけど。
今日のドライバーさんは質問がしやすいし、話しやすい。
日本のこと。バリ島はコロナで観光客が減って大変だったこと、バリ島はゴミの分別が何もない話とか聞いた。
あと、子供が2人いて共働きじゃないとやっていけないと言っていたので日本と状況はあまり変わらないのかなと思った。
面白かったのはgrabタクシーの話。
ドライバーさんは暇になるとgrabで仕事を取ってるって言ってた。そう言う人は多いらしい。自分の仕事がなくなると反対してたタクシーの人も、今はちゃっかり登録して働いてたりするらしい。評価が悪いとクビになっちゃうから大抵の人はちゃんとしていて、払うお金も決まってるし楽だよと言っていた。
私も今度機会があったら使ってみたい。
14:50
ホテル着。「TRIBE Bali Kuta Beach」1泊。
この旅最後のホテル。
なんと重大なミスに気付く。
私はあまり歩かなくてすむし、安全で楽だと思ってショッピングモールの中のホテルを予約したつもりだったのに、全然関係のないホテルを予約していた。
ショッピングモールまでは歩いて10分くらいみたいだけど、どこでどうやって間違えたのか、、、と落ち込んだ。
早く着くかなと思ってたけど渋滞もあって時間通りに。
なんとドライバーさんはチェックインまで手伝ってくれた。
明日チェックアウト後しばらく荷物預かってもらえるか聞いてもらったらOKだった。よかった。
ドライバーさんにお金を払う時に一苦労。
海外行く時は、日本円はなるべく崩したものを持って行った方がいいと勉強になった。
ホテルの部屋は想像通りで、綺麗。
目の前に他のホテルの部屋が並んでいる。
都会っぽい！
そしてなんと、歯ブラシをチェックしたらバリ島にしては小さめで使えそう！歯磨き粉もオシャレ！という事でやっと歯を思う存分磨けて幸せ。
15:30
夜ごはんまで休もうと思ったけど散歩に出てみる。
海に目の前から行ける！と行ってみたら早速人に絡まれる。
サーフィンやらない？教えるよ！と日本語で話しかけてきて、もう帰るからと言ってるのに座って話そう！とか
歩くみんなサーフィンやろう！と言ってくる。
どこからきたの？日本！と言うと色々返してくる。
それがずっと続いて、なんかめんどうになって、海を通るの辞めてしまった、、、
行きたかったショッピングセンター、ビーチウォークに。
ここで明日時間潰す予定なので偵察も兼ねて。
入ってみて、思っていたのとちょっと違う、、、となる。
開放的ではあるけど、またまた暑い！
もっと涼しい空間かと思ってたのでちょっとショック。
行きたかったフードコートは、暑いので全然ゆっくりも出来ないなあとみるだけで退散。
何かホテルに買って帰ろうと、適当に目に入ったチキンとポテトのセットと、チャタイムでマンゴースムージーを手に入れる。
チャタイムは日本より全然安かった。どれ頼んでも、300円いかないくらい。
出来上がるの待ってるだけで暑い。座るところはほぼないし、全然空いてもいなかった。
明日ここに何時間もいられるか不安になる。
16:45
また汗だくでホテルに戻る。
エアコンが涼しい。
ご飯食べて、ちょっとゴロゴロする。
18:30
疲れていて眠い。
でも部屋に爆音が聞こえる。
ビーチでライブでもやってる？
と音の出る元を知りたくなってきて外に出てみる。でも特にライブをやっている所はなさそう。クラブみたいな音楽はあちこちのホテルから聞こえるのに。
さっきのはこれだったのかなあ。でも人の歌声とかだったんだけどな。
夕焼けが見えたので海へ。
やっぱり話しかけられる。
1人？名前は？どこから来たの？サーフィンやる？
少し歩いて、海を眺めて戻る事に。
もう帰るの？と遠くから私の名前を呼ぶお兄さん。パワーがすごい。
ウェルカムドリンクが貰えると言われていたのでロビーのカフェ？バー？にせっかくだから寄ってみる。
何故か2杯貰えると言われ、グァバジュース2杯もらう。
後ろで爆音が鳴っていて微妙に落ちつかない。
またまたすごい所に来てしまった感覚。
ガラッと変わるなあ。
これからビーチウォークにもう一回、お土産何か買いに行くか迷う。
結局夜が賑わう街だと言っても外国だし、辞める。そんな事のためにビーチウォークの中のホテルを取りたかったのに自分のバカ、、、
今までこの時間はもう、静かに活動終了に向かっていたのに、街が変われば簡単に行動も変わってしまうんだなあとつくづく感じる。
人も凄い。
どこに行っても人がいないと嘆いていた2日前までが嘘みたいだ。
あれは、幻だったのかとさえ思えてくる。
部屋の外に行っても聞こえなかったライブの音が部屋に戻るとやっぱり聞こえる。
どう考えてもこれは、誰かが演奏して誰かが歌っている。
それが私には心地よくて、嬉しい。
聞いたことのある有名な曲が多くて、バリ島でも日本と同じように音楽をしている人がいることが嬉しい。
落ち着いて旅のまとめをしているとなんだか涙が勝手に出てくる。
昨日の夜もだった。
どうしてなんだろうな。
さみしい気持ちはもう、全くない。
ただ、なんだかあったかい気持ち。
もしここが1日目だったら絶対違う感想だったと思うと、ホテルをまわる順番にも意味があった気がしてくる。
21時頃、ライブも終わる。
気づけばあれだけ長くて大変だと思っていた私の旅ももうすぐ終わる。
いつもなら22時に寝ていたのに気づいたら23時で、眠くなって寝る。
自然に眠くなる事がこの上なく嬉しい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？