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バリ島初の一人旅8 クタ〜成田

バリ島8日目
7回目の朝。最終日。

6:30
目覚ましは7:00にかけたのに起きてしまう。
なんだか現実的な夢を見た。意識が現実に戻りかけてるのかな?
お腹すいたけど、お昼どうなるか分からないので朝ごはんの時間を少し遅くしておきたい。
クタで行くべきところ、時間潰せるところはあるのかスマホで探しながらゴロゴロ。
カーテンを開けたら、外はもう明るかった。

7:30
朝ごはん食べに屋上のレストランへ。
屋上にはプールもあって、覗いてみると憧れのインフィニティプールが!

泳いだら気持ちよさそう

海が見えて、こんな感じなのかーすごい、と興奮。
誰かと来てたら入りたかった。
レストランは混んでるかなと思ってたけどそうでもない。
お客さんはアジア人も多い。中国の人たちかな?本当に、場所で色々変わるなあと面白い。
どの街でも1人の人は多くみてきたけど、ここは1人で静かに食べている人は見かけなかった。
賑やかな街だから、あんまりひとり旅向けではないのかも。
ビュッフェの種類は豊富。
インドネシア料理、デザート、フルーツとかたくさん。
これなんだろ?とじっと見ていたら店員さんにトライ!と言われたのでスナック?的なものを食べてみることに。

パリパリしたお菓子?

インドネシアのラーメンみたいなものもあって、ラーメン大好きな私は嬉しい。
でも作り方合ってるか不安になってたら、店員さんがまた教えてくれた。優しい。
味も思った通りだった。

たくさんのスイーツも

フルーツにドラゴンフルーツはなくて、もう食べれないのかーとちょっと残念。
コーヒーは、日本でドリンクバーに行き慣れてれば普通に使えるマシンが置いてあってカフェラテを飲む。
濃くて、日本で飲むものと同じ感じがした。
開放的で広くて、海も綺麗。
これ以上の空間ない、というくらい良い眺めだった。
最後の朝がここで良かった。

もりもり食べるぞ!
海を眺めながら

虫いないと思ってたけど、最後にとうとう虫を発見して、じっと見てたらわざわざ店員さんが来て追い払ってくれた。
環境の変化を感じる。

8:30
部屋に戻って最後の荷造り。
いらない邪魔なものは捨てていこう。
チェックアウトの12時から、スパの迎えが来る15時まで暇になる。
ビーチウォークじゃなくて30分歩いてディスカバリーというショッピングモールに行ってみようと決めたので、それまでは部屋にこもって冷房浴びておく。
往復1時間の道のり。
またどれだけ汗をかくのやら。
日焼け止めもばっちり塗っておかなくては。

11:50
チェックアウト。
朝からスタッフの人が2回も掃除に来た。
でも12時までいてもいいはずだと、居座る。
ここでチェックアウト後に荷物を預けるという任務に少し緊張。
暑い中3時間もいられるのかとかまた不安がおそってくる。
でも、頑張らなくては。
海沿いではない道から行く。
道には今までに見た事ないお店が並んでいて、それはそれでまた楽しい。
知っているチェーン店も多い。
スタバももちろんあって、寄りたくなるけど目的地まで我慢。

有名?な割れ門

12:30
ディスカバリーに着いた。

SOGO!

ビーチウォークより人がそんなにいなくて、いやすい。そして密閉されているので何より涼しい!
ちょっと閑散としてる気もしたけど。
お昼どうしようかウロウロしていて、ケンタッキーを発見。
バリのケンタッキーも味が変わらないのか気になる。入ってみよう。
レジに行けばメニューがあるのかと思ったけど、何もない。
お姉さんの前で、どうやって何を頼むんだ?となってしまう。
とりあえず、「バーガー!」と言ってみたら納得した表情で「スパイシー?」と聞かれたからイエスと言う。セットにするか聞かれたのでセットにする。
でも飲み物も聞かれずで、一体なんのセットだったんだろ?と思っていたら飲み物はコーラがついてきた。聞くの面倒だったのかな。
ポテトが細い事が新鮮。
お肉の味は同じ気がする。すごい!
ソースは辛かった。日本にはないな。

ケンタッキーの謎セット

食べながら、私本当に良く言葉も話さずよく分からずここまでやれているなあと思えてきた。
向こうからしても、よくそんなに色々分からなくて海外で1人で行動してるね、って感じなのかもしれない。
英語、ちゃんとやるべきだよなと感じる。
これから何を大切にすべきかよく見極めたい。

帰りは海沿いから帰る。
正直、クタには期待は何もしてなかったけど、想像よりとっても綺麗な色の海で癒やされる。
暑くても、歩いていれば着くから。
色々もう慣れた。
歩いていれば手を振ってくれる人がいるのも楽しい事だ。

海に来たという実感がすごい

15:00
ホテルのロビーでスパの送迎の人と合流。

15:30
スパ「Frangipani Esthetics」に到着。
日本人向けなのか、基本的に日本語メニュー。
みんな日本語で話してくれる。
メニューは3時間半のメディテーションハーフにした。
・バリニーズ90分
・シロダーラ30分
・フラワーバス30分
・クリームバス60分
・直予約なので15分おまけ
で12182円(カード)
最終日どうしたらいいか迷って、終わったら空港まで送ってもらえるのがいいなと決めた所。
リラックスできれば飛行機も楽になるかもだし。

マッサージは普段そんなに行かないし、慣れてないから最初落ち着かない。
このまま飛行機ちゃんと乗れるのかな?と不安がよぎってしまうしそわそわ。
目をつぶって身体を委ねるってのはかなりの信頼が必要だよなあ。
異国の地でそれをやるのは普段より勇気がいる、と私は思うのだけどどうなのだろう?
だんだん、マッサージが心地よくなってきたところで、一度やってみたかったシロダーラが始まる。シロダーラは第三の目と言われるおでこに油を垂らし続けるという物らしい。
これで身体何か変わるかな?と言う期待もあった。最初はくすぐったくて耐えられるかな?と思ったけどだんだん気持ちよいような、不思議な感覚に。
でも身体には特に変化は起こらず。
その後お花いっぱいのフラワーバスに入って、シャンプーして頭のマッサージとかやってもらって終わり。
時間は、口コミにごまかされるって書いてる人いたから気にしてたんだけど、確かに15分早く終わった。
ここも、私以外のお客さんの気配はなかった。

フラワーバスには名前が書いてある!

19:50
いい匂いになってスパを出発。空港に向かう。

20:15
空港着。
飛行機の時間は0:20なので4時間以上も早く来てしまった!
でももう空港来たからには問題はないはず。
歩いていると1週間前に焦りながらドライバーさんを探した場所が見える。
あれから1週間たったんだ、となんだかすごく不思議な感覚。
長い長いと思っていたのに、あっという間だったような。
1週間前の私とは何かが変わっているはずだ。
それは強く感じる。

1週間前通った場所だ!

あとは、ただ待てばいいだけ。
待つことにも、もう慣れた。
出発3時間前になったのでチェックインしに行くと、既に列ができていた。
お土産ほとんど買えなかったなあと見るも、やはり空港は高いし良さそうなものがない。
まあ、いっかと買うのはやめる。
バリのお菓子も食べてみたかった。
全然余裕がなくてそんな事もろくにできなかった事が今は悔やまれる。
お菓子、今なら食べられる気がする。
それくらい元気になった。
なんだか眠いと思ったら、もう夜中だ。
そりゃ当たり前だ。正しいリズムが旅で出来たんだな。

0:20
デンパサール出発。

さよならバリ

行きは空いていたけどそれに比べて全然混んでいる。隣にも人が来た。
みんなどこにいたの?人に会えない旅をしていたので飛行機だけは人がたくさんって変なのという気持ちになる。
すぐ寝ようと思ってたのに寝られない。
夜中でも機内食はあるんだろうか。
せめて機内食の時間を最初にお知らせしてくれれば、、、寝るタイミングがわからない、と思っていたらお水と靴下が配られて、チーズのパンを貰う。

これは機内食?

お腹空いてるけどパンだけは食べられる気がしないのでしまう。
そのうち真っ暗になったので寝る。

6:00(バリだと5:00)
飛行機の電気が着く。
窓の外を見ればもう朝だ。

朝が来た

オレンジジュースとおしぼりが配られる。

容器はゼリーみたいだけどオレンジジュース

旅が終わった事を実感してきて急に涙が出てくる。
私の、非日常も終わり。
すぐそこに日常が口を開けて待っている。
今は鮮明に覚えている出来事も、忘れちゃうのかもしれない。
寂しいけどきっと、どんどん忘れて行くんだろう。
でも忘れないで残るものがあることも知ってる。
なんでか涙は止まらない。
もう、勝手に出てきてしまう。
強い緊張が取れたのかもしれない。
まだ成田にも着いてないのにな。

機内食が配られ始める。
やっぱりあるのかー!泣き止まなくては。
チキンと何かどっちにするか聞かれたけどよく分からなかったのでチキンにする。
思わず隣のおじさんが日本語もインドネシア語もペラペラっぽいので助けを求めそうになったけど、自分でやらなくては。
飲み物はホットコーヒーに。
ブラックも飲み納め。
ヤクルトまでついてた。
下に動く雲を眺めながらご飯を食べるってなんてすごい経験をしてるのだろうと思いながら食べる。
この旅はすごい経験の連続だったな。

チキンは見た目よりたくさん入ってた

8:55
定刻通り成田着。
東京は曇りで涼しくてカラッとしているように感じる。
この1週間の間に桜も咲いたらしい。
もう上着もいらないくらいの気温だった。
季節はちゃんと冬から春に変わっていた。
「おかえり」と言う文字が見える。
それだけでホッとしてしまう。
帰ってきたんだ。
なんともいえない、嬉しいような寂しいような、でも清々しい気持ちだった。

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