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今思うと不思議な競技「パン食い競争」

小学校の運動会で、一度だけパン食い競争が実施されました。

自分のレーンの先に袋入りの菓子パンがぶら下がっていて、それを口でくわえて洗濯ばさみから引き離し、パンを口にしたまま(手に持ってもOKだったかも)ゴールするという、よくあるやつです。

パン食い競争は予行演習が無かったので、どうやってパンを口で取ったらいいのか全くイメージできず前日まで悩んでいました。
いつまでもパンがとれずに一人だけ取り残されて、笑い者にされたら嫌だなと、不安で仕方がありませんでした。

当日になってようやく、他の生徒たちの様子を見て「袋の端を噛めばいいんだ」ということがわかりました。
皆それなりにぎこちなかったものの、さして時間もかからず次々にパンを食って(みんな素直にパンを食ったまま)ゴールしていきました。

いよいよ自分の番になり、パンまで走っていきました。
袋の端をくわえようとしたのですが、想定外にパンが逃げるのです。
噛むのが端すぎても歯からすり抜けてしまうし、もう少し深く噛もうとすると、鼻や顔にパンがぶつかって逃げてしまうのです。
悪い予想が現実となり、ビリでゴールする羽目になりました。

何でこんなことしないといけないんだろうと、泣きたい気持ちでいっぱいでした。はずかしめを受けているようで、その場から消えてしまいたいとさえ思いました。
当時の私は短距離走がまあまあ得意だったので、純粋に走る速さで順位を競うほうがよかったのです。

幸い、それ以降はこの競技に出ることはありませんでした。
あれが最初で最後でしたが、なんか不思議な競争だったなぁと思います。
大人になった今なら楽しめるのかもしれません。。


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