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俳句津々浦々(26)

副会長夏井いつきのライフワークである「俳句の種蒔き」活動。その中で出合った俳句をご紹介します。


判押すか否か暮春のドアひらく

おやおや、判を押すので迷うとは。なんの判子なんだろうか。うーん、離婚、家の売却……なんかマイナスなイメージしか浮かばないが。それは、「否か」という逡巡の言葉が存在するからか。あ、借金の保証人というのもあるな。なんか、良いことが浮かばないな。いずれにしても、迷うなら、判子押さないことですよ。迷うには理由があるから。納得してから押しましょう。離婚にしろ、家を売るにしろ、あ、保証人はやめた方が良いかもね。ま、口出しすることじゃないかもしれないですが。

~2024年4月28日 大阪 夏井いつき 句会ライブ in 寝屋川~(加根兼光:nhkk協賛サポーター)


nhkk事務局:
「俳句津々浦々」が、市井の俳句や、身近な場面が詩になっていく俳句の楽しさに触れ合うぺージになればと思っています。
17音で詠んで読む俳句は、気軽に取り組むことができる可能性に満ちた魅力的な教材(文芸)です。学校現場で俳句に取り組まれている先生方からの具体的なご報告もお待ちしています。

■日本俳句教育研究会(nhkk)
「俳句」を教材とした様々な教育の可能性を研究する日本俳句教育研究会は、「俳句」を教材に教育活動を展開しようとする教師や俳句愛好家の情報交換の場になりたいと活動する任意団体です。