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はっきりもっと勇敢になって

#いまから推しのアーティスト語らせて
このお題を見たとき、絶対にこの人のことを書こうと思った。

私の生きる道標、岡村ちゃん。

岡村ちゃんを語る上でこの表題にした曲は絶対必要だと思う。

この曲は2007年9月に発売されたシングル曲で、ベイベたち(岡村ちゃんファンの総称)にとっても色々と思い出深い曲だと思う。

というのも、世間の岡村靖幸のイメージといえば『なんだかちょっと変な人』もしくは『あ〜クスリやって捕まった人でしょ』と全盛期の岡村ちゃんの輝きを知らない人たちがあーだこーだ言っているのが主なんだが、まあそれは事実として、クスリはやっちゃイケナイコトなんだけど、、、まぁ、、許してくれよって感じで。クスリやっちゃったあとの復帰シングルとなるんだけど、その後もまあ逮捕されちゃって…みたいな。たしかに何回も過ちをおかしてしまったけども!

でもどの時代でも岡村ちゃんが音楽シーンで揺るぎない存在感を放っているのは事実だしアンチは勝手にしやがれだよね。(どうでもいいけど、今の沢田研二に勝手にしやがれって言われても勝手にするよね…)

■繊細さと力強さを感じさせるフレーズ

そんな岡村ちゃんの魅力といえばたくさんあって数えきれないんだけれども、やっぱり私は天才・岡村靖幸が綴る繊細ながらも力強い歌詞にあると思う。

独特なメロディや出で立ちからして一見とっつきにくそうに思われる靖幸だが(ナチュラルに呼び捨て)、その内面はセンシティブそのもので、辞書で“繊細”と引けば“岡村靖幸”が出てくるし、“岡村靖幸”と調べれば“もしかして 繊細 ではありませんか?”とGoogle先生が知恵を貸してくれるだろう。

数々の名曲を生み出している岡村ちゃんだが、私が辛い時いつも聴くのは決まってこの『はっきりもっと勇敢になって』だ。

もう始まりから終わりまで文句のつけようがない歌詞の構成なんだけど、中でも

同じ様な日々はもうすぐ 過去だぜ
こんな時ちょっと 言い訳やめ
育てるよ悩んで  よく考えてみてよ
僕がアンサーだぜ
ねえチャンスがあるから 魔法出すターバンをしたい
目指すのは難攻不落 でも気分はぐっと高まっていく

という、まあ悩むこともあるけど俺がアンサーだぜ、だから頑張ろうぜと薬cy岡村靖幸ならではの実体験を踏まえた上での実に熱のこもった一曲である。

とはいえ、この曲が果たしてベイベたちに向けられた応援ソングであるかは別として、私は岡村ちゃんが岡村ちゃん自身に言い聞かせるために書いた曲であると解釈している。そして、そんな岡村ちゃんの人間臭さとか不器用さだとか、むこうみずでいじらしいところとかはベイベたちがちゃんとわかっているし、『岡村ちゃんが頑張っているなら私も頑張らなくちゃ』となるわけである(完全なる偏見)。

つまりは岡村ちゃんとベイベの心は一体であり、岡村ちゃんが自分を励ますときベイベもまた励まされるのだと深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだなどというミーム的思考になってみんなハッピー☆なのである。

また、こういう『俺が答えだぜ』とか『こんな俺が言ってるんだから云々カンヌン』みたいな歌詞は後の発表曲にも結構あって、あまりにもそう言われると励まされているというよりも『う、うん!岡村ちゃんがそう言うんならそうだよね!だって岡村ちゃんが言うんならそうだもん!揉めたくない揉めたくない揉めたくない揉めたくない…』などと自分の中の和牛・川西くんが葛藤するので、もうそろそろ岡村ちゃんは自分を許してあげてもいいと思うな、私は。

■どんな岡村ちゃんでも肯定するよ

なんだかんだ言って、私は岡村靖幸というアーティストに出会ってから何度も何度もしんどいとき、岡村ちゃんも頑張っているはずだからという理由で、生きていればまた岡村ちゃんのライブに行けるからという理由だけで、生きようと思ってきた。ポンコツなりに頑張ってきた。

この間の秋ツアー「やばいよ!この気持ち。」も本当に良かったし、岡村ちゃんが楽しく健やかに生きていてくれるのなら私はなんだって頑張れるってそう思った。2時間半のデート(岡村ちゃんのライブの呼称)のために、前の日にパックして、可愛い下着をつけて、とびっきりのメイクをして、少しでもあなたの意識に触れたいと胸を高鳴らせて、開演する瞬間を待つのが大好きで、だから、生きているだけで岡村ちゃんは正しいし、どんな生き方をしていても私は肯定していきたい。

一生笑ってて!

と岡村ちゃんが歳を取るたびにお願いするのだ。私もはっきりもっと勇敢に社会と戦えられたらいいのだけど、そんなとき岡村ちゃんは常識の範囲内でどうやって解決してるの?

私は生きていく目標を岡村ちゃんと仕事をするまで死ねないと決めているけど、決めているから、頑張らなくちゃいけないな。つまんないことで不貞る暇なんてないんだよな。

岡村ちゃんとステップアップ↑していけたらいいなと思う今日この頃の私である。

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