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プログラミングスクールの現実とは?必要ないし後悔するって本当?

プログラミングスクールで転職に必要なスキルを身に着けたいと思っていても「就職できない」「必要ない」などマイナスな口コミを読んで迷っていまる人もいるでしょう。この記事では「プログラミングスクールは必要ない」と言われる理由、よいプログラミングスクールの選び方、スクールに通うのに向いているのはどのような人なのかを解説していきます。

「プログラミングスクールは必要ない」と言われる理由

なぜプログラミングスクールは必要ないと言われるのでしょうか?

必要ない理由【1】独学でも学べる学習内容

プログラミングに関する知識は、実は独学でも学べる内容がほとんど。書籍や情報サイト、動画などを積極的に利用することで出費を抑えつつプログラミングを身につけられます。

必要ない理由【2】受け身での学習になりやすい

プログラミングスクールは基本的なことは学べるものの、実際の仕事に必要な応用力や対処力までは身につかないケースもあります。技術の習得には、講座を受けるだけでなく、自主的に様々なことを吸収しようとする姿勢が不可欠です。

必要ない理由【3】必ずしもエンジニア/プログラマーになれるとは限らない

スクールによっては、提携している企業やグループ企業限定で就職先を紹介しているところもあります。しかし、プログラミングスクールを利用すれば希望した職に就けるわけではありません。

必要ない理由【4】プログラミングがすたれる可能性もある

現在では専用の開発ツールを使い、少ない工程でアプリケーションを開発できるRAD(高速アプリケーション開発)など、プログラミング以外のシステム開発方法も広まりつつあります。需要が狭まる可能性があるものに、高額の受講料を支払って学ぶ必要性を感じないという人もいるようです。

「プログラミングスクールの卒業生は使えない」と言われる理由

インターネット等では「プログラミングスクールの卒業生は使えない」という意見もありますが、なぜそのような評判が広まっているのでしょう。

実務経験がなく即戦力にならない

プログラマーを求めている会社の多くはすぐ実務に就ける人を求めており、スクールを卒業しただけでは採用してもらえないこともあります。正社員のプログラマーに就職したいのであれば、アルバイトや副業などで地道に実務経験を積み上げていく時間が必要です。

柔軟性や応用力に欠ける

プログラミングスクールは知識を習得できるというメリットがあるものの、応用力を育てる機会は多くありません。スクールの受講だけで満足せず自分でプログラムを作るなど自主的に学習する姿勢が大切です。

問題解決能力に乏しい

プログラミングスクールは学習環境が整っており、サポートしてくれる講師もいるため、自力で問題を解決するという機会は限定的です。スクールだけでは問題解決能力が身につかず、仕事に慣れるまでは実務で学習経験を十分に生かすことができません。

「必要ない」と言われているプログラミングスクールのメリットは?

プログラミングスクールのメリットを紹介します。

基礎から徹底的に学習できる

プログラミングスクールは基本から学べる場所です。プログラムのことを全く知らなくても学習を始められるのは大きなメリットといえるでしょう。

スキルアップに必要なカリキュラムが体系化されている

プログラムの種類は膨大です。プログラミングスクールでは、あらかじめカリキュラムが決められています。初心者でもスクールの授業を受けて学習をし、スキルアップに必要なことが学べるのがメリットです。

強制力のある環境で学習が進む

独学の場合、疲れているときや気分が乗らないときは、勉強を後回しにしてしまいがちです。プログラミングスクールは、スケジュールや学習時間があらかじめ設定されており、勉強のやる気を継続させやすい点がメリットといえます。

すぐに質問や相談ができる

独学では、何か困ったことや分からないポイントがあるとそこで学習が止まり、挫折してしてしまったという経験談もめすらしくありません。プログラミングスクールでは、困ったときにいつでも質問できるため、挫折のリスクを回避しやすい勉強法です。

就職や転職の相談もできる

プログラミングスクールは、学習修了後の就職や転職をサポートしてもらえる点もメリットです。就職活動を有利にするためのポートフォリオ(企業にアピールするための制作実績)作成、エントリーシート作成などの相談もできます。

プログラミングスクールでの学習が向いている人

どのような人がプログラミングスクールに向いているかを解説します。

何から手をつければいいかわからない人

エンジニアになりたいと思っていても、何から手をつけたらいいかわからない人もいるでしょう。スクールはプログラミングを学ぶ上での土台をしっかり固めて本格的な学習に取り組めるため、スムーズに技術を習得できます。

与えられた課題に取り組むことが好き

提示された問題を解くのが好きな人、問題集に取り組むのが好きな人はスクールでもスムーズに技術を身につけられます。

スピーディに基礎知識と技術を身につけたい

学べる期間やプログラムがあらかじめ決まっているため、目標に向かって効率よくスピーディに学習を進めたい人はスクール向きです。

同じ目標を持つ仲間が欲しい

多くのプログラミングスクールでは受講生・卒業生向けのイベントやセミナー、オンラインコミュニティなどを設けています。同じ目標を持った人たちと交流し切磋琢磨したい人は、スクールの入校がおすすめです。

プログラミングスクールでの学習が向いていない人

独学で勉強を進めたほうがよい人は、どのようなタイプなのかもみていきましょう。

向上心があり一人で学習したほうがモチベーションが上がる

プログラミング習得に強い意欲を持っていて、さまざまなスキルをどんどん吸収したいと思っている人、誰かに干渉されず一人で勉強したほうがやる気が出るという人もいます。独学で学ぶ方がモチベーションを生かせる場合、独額からチャレンジしてみてください。

マイペースで学習を進めたい

コースによって一週間あたりの受講の目安も決められており、学習が順調に進んでいるかを確認されます。自分のペースで学習を進めたい人にとっては息苦しいと感じるかもしれません。

闇がある?危険なプログラミングスクールの例

危険なプログラミングスクールの例を紹介します。

講師に頼れない

スクールのメリットは、困ったときに講師を頼れる点ですが、講師の質が低ければ悩みや不安は解決できません。スクールを選ぶときは、講師の指名や変更が可能なところを選びましょう。

学習内容がひと昔前

プログラミングやwebアプリケーションの主流は常に変化しており、スクールで学ぶ内容も必然的に変動するものです。受講テキストや授業内容が古いスクールは、学習したことが就職先で全く活かせない事態になりかねません。

就職先が選べない

多くのスクールが修了後の就職や転職をサポートしていますが、就職先が限られているところもあります。特に無料や格安のスクールは、就職先が限定されがちです。自分の希望の仕事に就けない、習得したスキルを活かせないこともあるので、終了後のサポートについても確認しましょう。

違約金が高額

プログラミングスクールの中には、高額な違約金を払わせることを目的にしているスクールもあります。受講料を安く設定して生徒を集め、無理のあるカリキュラムでわざと退会に追い込むなど極めて悪質なので、口コミや評判は必ずチェックしてください。

プログラミングスクールのカモになり大変な末路を歩まないためのポイント

悪質なプログラミングスクールを回避するには、どのようなことに注意すればいいのでしょうか?

プログラミングスクールの料金相場を把握する

さまざまなプログラミングスクールの情報やコースを確認し、受講料がどれくらいなのかをチェックしましょう。費用を節約したいと考えている場合でも、極端に安いところは安いなりの理由があります。

スクールに通う前に独学で予習してみる

「初心者だからスクールに通わなくてはいけない」と思い込まず、まずはネットで予習をしてみてください。スクールを利用するのは、独学で学習は無理だと気づいた後でも遅くはありません。

具体的な情報がわからないスクールは避ける

公式サイトを見ても授業料や学習内容が分からないスクールは、注意が必要です。

サービスや条件が良すぎるスクールは慎重に判断しよう

サービスが手厚いスクールは、料金が高額です。入学金や授業料以外の追加料金、違約金の記載がホームページにあるかチェックしてください。

プログラミングスクール以外でもプログラミングは学べる

プログラミングに特化したスクールに限らず、専門学校や大学で学ぶこともできます。

独学

本を購入したりWebサイトを利用したり、Youtubeなどの動画を視聴して学ぶ方法もありますが、独学は就職先の紹介がありません。

学校に通う

最近は、ITに特化した大学の学部や専門学校も増えているようです。仕事をしている人は通学が難しいかもしれませんが、これから進学予定の人は選択肢に含めることをおすすめします。

大学

大学は座学が中心であり実務を経験する機会は期待できません。自主的に開発を実践するなどの積極的な姿勢が不可欠です。

専門学校

プログラミングスクールより時間がかかり授業料も高額ですが、就職のサポートがとても手厚く、エンジニアとしてキャリアを積みたいという人に向いています。

プログラミングスクールの上手な選び方

プログラミングスクールの上手な選び方を解説します。

通い続けられる料金設定

プログラミングスクールの料金が、家計状況に合っているのかを必ず確認しましょう。スクール修了後に就職や転職を考えている人は、一時的に収入が不安定になる可能性もあるため注意が必要です。

講義の時間やスケジュールは合っているか

講義の時間は学校やコースによってさまざまです。スケジュールを確認して、自分の生活に合ったところを選びましょう。

講座は通学とオンラインのどちらか

プログラミングスクールは主に通学とオンラインの2種類です。オンラインスクールが増えつつありますが、複数人で講義を受ける形式や1対1でやりとりをする形式など多種多様です。

講師やメンターの経歴やスキルは確かか

実務についたことがない、もしくは引退して何年も経つエンジニアが講師を務めるスクールでは、就職に有利な最新情報を逃す可能性があります。どのような経歴の人が講師やメンターを務めているのか、必ずチェックしましょう。

実践できる場があるか

スクールの講義を受けているだけでは技術は身に付きません。就職で重要視されるのは実践力・応用力や対処力。そのような力を育てる機会があるかを必ず確認してください。

カウンセリングやアフターサポートはあるか

スクールや講座によっては専属のトレーナー(ライフコーチ)が付き、学習のペースをサポートしてくれるところもあります。また、就職・転職のサポートはどれくらい行っているかも要チェックです。

受講生からの口コミや評判はどうか

実際にスクールを受講した人の口コミや評判はスクールを選ぶうえで非常に参考になります。必ずチェックしましょう。スクールの公式ホームページはプラスの口コミしか載せないケースもあるため、真に受けるのは禁物です。

まとめ

  • プログラミングスクールには受け身になる、柔軟性に欠けるなどのデメリットがある

  • プログラミングスクールには基礎を学べる、就職サポートがある等のメリットもある

  • マイペースに学習したい人、向上心が強い人は独学がおすすめ

  • 全くの初心者、効率よく学習したい人はプログラミングスクールがおすすめ

  • スクール選択を誤ると後悔するため、信頼できるスクールを選ぶことが重要

プログラミングスクールの現実の情報は、以下の記事で詳しく解説しています。

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