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自分ルールとスタンス

小学校の頃、下校のときによく石を蹴りながら帰ったり、影を踏まずに飛び越えて帰ったりしていました。

スタートしたときは、この石を家まで。影は1つも踏まないで家まで。と決めるのですが、学校から家まで歩いて30分以上かかる場所に住んでいたので、途中で石が溝や田んぼに落ちたり、建物や大型トラックで長い影があったりと、なかなか思うように行きません。
でも子供の遊びにそんなことはお構いなし。とりあえず家まで続けることが最優先。
なので、どんどんルールは変わっていきます。

・石をなくしたら三回だけ新しいものにできる。
・息を止めてる間は影を踏める。

それでもキツくなると、

・戻って探すなら、何度でも石を新しくできる。
・三回まで息継ぎできる。

という風に。そうしてなんとかやり遂げて、家に到着。
子供ながらに達成感が楽しくて、その日その日に何かしらの縛りを付けた遊びをしながら帰っていました。
都合良すぎないか?とも思いますが、これって凄いことだと思うんです。

一番の目的のためなら、どこまでも臨機応変になれて、楽しくやり遂げるためのルールを自分で作れる。甘くはなりつつも、なんでもありじゃないから工夫して精度をあげる。それが面白くて失敗してもやめない。

これを無意識でやっていたんだから、子供のころは本当に柔軟だったんだなぁと感心しました。

大人になった今、色々と考えてしまって足踏みしてしまうことが多くなったのですが、やりたい事やり始めた事に関してはこれぐらいでいいのかも知れません。

本当はやりたいのに悩んで止まってしまうなら、その都度ルール変更してでも楽しく続ける方がいいですもんね。

noteの記事や物語でも、上手く書けずに投稿しなかったものがいくつかあります。
でも書くことが目的で始めたので、楽しく続けていこうと思っております。

『試合は強いから出るんじゃない。勝つために出るのでもない。やって来たことを試すために出るんや。負けたらまた工夫して、勝ったらさらに工夫して、それをまた試す。それが試合なんや!』

小、中学校の9年間お世話になった剣道の先生が、強いけど休むことが多かった生徒を選手から外した時に言った言葉です。
それまでは強いから試合へ出るものだと思っていました。でも先生のその言葉を聞いて練習に励んだおかげで、決してセンスがあった方ではない自分が中学三年個人の部で県2位までいくことができました。

上手だから文章を書くのではなく、書きつづけることで試合に出れるように、自分で決めたことを試していきたいと思います。

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