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伝えたい気持ち

みなさんは、まだ話せない赤ちゃんと話したことはありますか??

は?急になに?どういうこと??
って思われるかもしれませんが…

赤ちゃん、(その中でもまだ言葉を話せない月齢の赤ちゃん)は、頭の中、心の中って一体どうなっているのでしょうか?

実はね、伝えたい気持ち、話したいこと、たーくさんたっくさん考えています。
何も考えていない、思いっていないなんてことはないのです。
ただ
“コトバをはなす”
という手段を使えないだけであって、話したいことはいーっぱいあります。

もう20年以上も前に、
赤ちゃんは言葉を話すよりも前の段階から沢山のことを考えていて伝えたい話したい気持ちはいっぱいある…
という趣旨の本に出会ってからというもの、いつか私も子どもを産んだらことばを話す前のこどもとお話ししてみたいなと思うようになっていました。

そして13年前。
我が子を産んだときにまっさきにこの事を思い出しました。
生後何ヶ月?何日だったかな?もうどのくらいだったか忘れてしまいましたが💦
子どもを毎日見ていると、ある時から私や動くものに対して目で追うようになってきました。

あ!これ、もうしっかり目が見えている‼︎

そう思えた瞬間から、私は多くの話しことばとともに身振り手振りを一緒に行うようにしました。
想像しやすい例をあげると、

バイバイ
おいしい

これらのことを赤ちゃんと話すとき、手を振ったり頬を手のひらでトントンと叩くような仕草をしますよね。
こういう感じで、日常のありとあらゆる場面で言葉と動きを連動させて話しかけていました。

するとね。。。

あるときから、その動きを赤ちゃん自身がやり出すようになるのです!!!もちろん言葉はまだ話しません。身体の動きだけで、伝えてくれます。

おっぱい飲みたい
あかちゃんお煎餅食べたい
お水飲みたい
本よんでほしい
もっと
ちょうだい
おしまい
やだ
こわい
ねんねしたい

ここでは挙げ出したらキリがないくらい、私たち親子はたくさんの“動きの会話”を通して、まだ話せないうちから沢山たくさんコミュニケーションを取ることができました。

こどもが9ヶ月の頃電車に乗っていたときのことです。
抱っこ紐で抱いていた娘としばらくお話ししていたら(お話ししていたと言っても、実際言葉を発していたのは私だけで、こどもは身体の動きだけで私と通じ合っていただけでしたが)
目の前に座られていたご婦人から突然
“あなたたちさっきから何やってるの?”と突然話しかけられたことがあります。
声を出しているのは私だけ。そしてこどもはただ動いているだけ。
でも、ずっと楽しそうにお話ししてて、まるで会話してるみたいだし、でも話してるのは一方の私だけだし、何をやっているのだろうと不思議で面白くてずっと見ていたのよー、と。

そこで私は、赤ちゃんってことばを話すことができないうちでも、伝えたい思いはいっぱいあってそれを身体の動きで表現して伝えあっているということ。
そうすることで、私もこどもも

なんで言いたい事伝わらないの?
なんで泣いているの?
何が言いたいの?

こういうモヤモヤがお互いおきなくて、しっかり意思疎通ができてとっても楽しいんです、ということをかい摘んでお話ししました。
さようならをするその時まで、目の前のご婦人は“面白い、面白い”と私たち親子のやり取りをずっと楽しんでくださっていました。


今日は何がお伝えしたいのかと言うと、まだコトバを発していなくても、赤ちゃんは伝えたい気持ちや思いがたくさんあるということ。
何も考えていないわけではない、ただコトバという手段を使えないだけでいっぱいいっぱい考えているよ!
だから、コトバを話さなくってもコミュニケーションって取れるんだよ!
ということなのです。

これのおかげさまなのか?!こどもはまだ歩き出す前の10ヶ月ころからことばを話しだすようになりました。
話し始めが早かったのは、おしゃべりな私のこどもだからじゃない?なんて意見もありましたが笑
それでも、私もこどももコミュニケーションを取るということについてお互い本当になんのストレスもなく過ごせたのは、こうやってお互い身体の動きを通じて話したいこと伝えたいことをしっかり伝えることができていたからだと思っています。

そして何より、伝えようとして沢山動いてくれるこどもの動きの可愛いこと!
そして、私たち親子のあいだで伝えられることばが一つひとつ増えてゆく瞬間の楽しいこと‼︎
今でも素敵な思い出のひとつです。

そうそう、ある時は夜中に起こされてお腹が痛いことを動きだけで伝えてくれたことがあります。一切泣くこともなく、お顔の表情と身体の動きだけでお腹の痛さを教えてくれたのです。
こどもは私に“おなかがいたいの”と動きで伝え、私はそれをキャッチするだけ。
これがもしこの手段を知らなかったら、こど
もはただ泣きわめいていただけかもしれません。
おっぱいをあげてみたり、オムツをかえてみたり、はたまた抱っこをして夜中に部屋中を歩き回って寝かしつけようとしたり。。。
きっとこどもの泣いている原因を探ろうとあれこれ手を尽くして疲れ果てていたかもしれません。
そんなときのお互いの気持ちは、

“お腹いたいの、ママはなんでわかってくれないの?”
“なんで泣き止まない?一体何してほしいの?どうしたらいいの??”

こんな感じになっていたことでしょう。
このときこどもが伝えてくれたおかげで、私は片手をこどもの背中の下に入れもう片方の手をお腹にあてて、手のひらで“お手当て”をしました。すると、痛みが落ち着いたのか少ししたところでこどもはスーッと静かに眠りにつきました。
私もその姿を見て安心して再び眠りにつくことができました。
このとき、私たち親子のあいだでコミュニケーションに関してのストレスはお互いゼロ!むしろいいことしかなかったのです!!!

今年の夏頃にとある方に出会ったときに、
『あなたは“伝える”人です。それがいまここにあなたが産まれてきた使命、役割りです。もっともっとしゃべってください』
というメッセージをいただきました。

そしてそのときにすぐに思い浮かんだひとつが、この
“まだ話せない赤ちゃんと話す”
ということでした。

世の中の子育てをするママさんが、そして一緒に子育てをするその方のご家族が必ず救われるツールだと思っています。
そして何より本当に楽しい!可愛い!!
これって、日本人のみならず、すべての子育てをする人に使えるよね、いやぜひ使ってほしい!これを絶対に伝えていきたい!!!
そう強く思うようになりました。

そう思ってからというもの、日に日にこの伝えたい気持ちが溢れてあちこちで話していたところ、もしかしたら近い将来本当に形になってみなさまにお伝えする場が設けられていくかもしれない!
そんな流れもでてきました。

思いはしっかり口に出す!
口に出すことで叶うことあるかもしれない

今はそんな楽しい未来が現実になりそうでワクワクしています。

まだことばを話せない赤ちゃんと話す方法…
しっかりお伝えしていきます!

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