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英検1級1次試験対策でやること&やらないこと

英検1級対策のブログやnoteは数多く存在ありますが、このnoteは時間を短縮して学習したい人のために「やらなくていいこと」が文章の途中に出てくるのが特徴です。しかし、語学学習は自分にあったものをやっていけばいいので、全て鵜呑みにしないで自分がやりやすい方法を編み出してください。

1次試験では、語彙、読解、リスニング、ライティングの対策をします。

1. 合格した人はみんな「単語をやれ」と言う...。

合格した人たちがみんな口を揃えていう一言。とにかく単語をやれ。たしかに、文法は準1級までで高校で学ぶ文法が全て出尽くしてしまうので、1級で新しく学ぶ文法はありません。文法が弱い人は高校時代の参考書を復習しましょう。ただ、準1級と比較すると読むスピードが必要になります。読むスピードは、語彙の量、文法の理解、背景知識(すでに日本語で知っているないようかどうか)によって左右されると思います。とにかく、単語を覚えましょう。急がば回れ。

やらなくていいこと:語彙だけ集約してある4択の問題集。理由は、消去法で正解できるので、単語の意味を理解した気持ちになるから。過去問で語彙の四択を解くのはいいとおもいますが、わざわざ語彙だけの問題集を買わなくて良いと思います。勉強をやった気になって無駄な時間を過ごします。
やったほうがいいこと:単語帳を赤いシートで隠して、パッと言えるようにする。この古典的なやり方を繰り返しやって定着させてください。わたしは、それが苦手なので、絵を書いて覚えましたが。

単語を暗記するために使った2冊はこれ

英検の過去問題を昔から出している会社は旺文社です。旺文社の単語帳をやりましょう。
著者の植田一三先生は、英語教育業界では有名人。彼の本はコロケーション(どの動詞とどの前置詞がくっつきやすいか)や単語の音のイメージを意味と結びつけて解説してあるので面白いです。

2. 読解はぶっちゃけスピードとの勝負かもしれない。

読解のスピードを上げるためには
①語彙の量を増やす
②高校の文法知識の抜けをなくす
③背景知識を増やす

の三本柱だと思います。

単語を覚えて、苦手な文法を克服して、英検が好きそうなアメリカやイギリスの政治経済や文化について日本語でも読んでおきましょう。背景知識は特に重要で、大統領の名前、政党の名前、有名大学の名前などを知っておくと、「あぁ、あの人こんな政策やった人だな」だとか「あーこれ東海岸の大学だな」だとか歴史、地理の知識が読解に役立ちます。

読解の学習で使った書籍はこれ

過去問主義の人は旺文社の過去問を使えばいいと思います。書店でパラパラめくって好きな方を使いましょう。植田一三先生の本には、なぜこんなに高速に読めたり、問題が解けたりするんや...というカラクリが書いてあるので、おもしろいです。名前を覚えましょう。植田一三先生。
やらなくていいこと:読解については、本当にこの上の1冊以外は手を出さなくてよいと思う。
やったほうがいいこと:苦手分野があれば、岩波ブックレットなど薄手の本で知識を蓄える。余裕があったら、苦手分野の新書を読む。背景知識は大事。

3. リスニングは過去問をやろう、あとは...。

リスニングは初めて解くとしたら、おそらく半分も正答しないと思います。ポイントは、過去問を使ってディクテーションをやることです。ディクテーションとは、聴こえた言葉をノートに書き写す作業のことです。最初はまったく聞き取れなくても、繰り返しやると聞き取れるようになります。一気に全部書き取ろうとすると難しいので、一文ずつくらいで音声を止めながらやるとよいです。

リスニングの学習で使った書籍はこれ

やらなくていいこと:ひたすら新しい問題集に手を出して、リスニングを鍛えようとしないでください。それよりも、過去問6回分を完璧にディクテーションできるようになったほうが強いです。
やったほうがいいこと:とにかく、ディクテーション!

4. 鬼門のライティングを味方につけたいところ...。

文章は型にあてはめて書くようなものではない。わたしは、日頃からそう思っていますが、試験では型を用いた方が早いです。

1級では次のような型が大事です。全部で約200語を書きます。

立場を明確にするイントロ
 主張①とそれを支える根拠
 主張②とそれを支える根拠
 主張③とそれを支える根拠
まとめ

ライティングの学習で使った書籍はこれ

やらなくていいこと:GurdianとかTIMEは語彙が難しいので、読解を強めるのには役立ちますが、ライティングの観点では背伸びしすぎなので、ライティング対策のためには読まなくても大丈夫です。
やったほうがいいこと:The Japan Timesの記事の語彙は、分かりやすいのでライティングに役立てやすいです。The Japan Timesで時事ニュースを読んで、5行くらいでいいのでノートにメモをしておきましょう。ライティングは時事に絡めて書けると強いです。

あとは書いたら必ず知り合いに頼んだり、アプリ(ベストティーチャーは添削機能あり)などで添削してもらいましょう。

以上です。試験の勉強ばかりすると飽きるので、好きなポッドキャストを聴いたり、映画をみたりして息抜きをしてください〜。最後まで読んでくださりありがとうございました。

2次試験についてはこちらの記事をどうぞ〜!


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