【中学受験】どうする?我が家の中学受験⑥
•受験日まで643日
塾に電話をしました。
頼りにしている先生は出勤前でしたので、事務の方に概ねの状況をお伝えしました。
30分位すると、塾から折り返しが。
いつも相談に乗ってくださるその先生からでした(^-^)
改めて息子の現状と本人が“中受をやめる!”と宣言している旨を伝えてみると、先生から三者面談のご提案をいただきました。しかも、その日の夜に。ありがたい...。
電話で、
「もし仮に◯◯くんが中学受験をやめるという決断に至った場合は、今日お申し出いただいているので今月末(4月末)までということで手続きすることは可能です」
と。す、すごい!
その時点で無理矢理存続させようという感じではないのは、もしこれが塾の戦略であったとしても感心する(笑)
その夜、息子は授業があったので、授業終了時間に合わせて塾を訪れました。
三者面談開始
約1時間半、ほぼ先生と息子の対話となりました。ざっとこんな感じ。
先生
「まず先生ね、◯◯くんがきちんと自分の気持ちをお父さんとお母さんに伝えられてすごいなぁって思ったの。すっごく大人だなぁって。
先生が5年生の頃、同じようにできたかなぁってね。
うーん、で、何が辛かったかな?なんで爆発しちゃったんだろう?」
息子
「やることの多さと難しさ、です」
先生
「そっか。そうだよね〜。5年生になって一気に授業日数も時間も増えて。内容も難しくもなって。大変だよね。
でもね、正直なこと言うとこの状況って6年生の夏まで続くんだ。ものすごいスピードで新しいことどんどんやってくの」
息子
「.......」
先生
「中学受験と高校受験の違いって何か知ってる?」
息子
「高校受験は今より生活面をきちんとしなきゃいけないのと(内申点のこと)、受験科目が増えること」
先生
「確かにね。でもね、公立と一部の私立の難関校以外は3科目だったりするよ。それと、◯◯くんなら内申点は心配することないよ!
先生が思うのはね...、高校受験をする時はもう15歳だから今と違って周りから大人扱いされるってことなの。色々自分で選択できるけど、自分でやらなければいけないことも増える。
そして、思春期っていう時期を迎えるのね。思春期ってわかるかなぁ?
心も身体も成長して、わけもなくイライラしたり、お母さんの言うことがうるさいって感じたり」
息子
「.......」
先生
「先生、20年以上色んな子見てきたのね。◯◯くんのように、5年生の春に壁にぶつかって塾をやめた子がいたの。その子はGW明けにはやっぱり中学受験したいって戻ってきたんだ。そして、ものすごい勢いで勉強して御三家行っちゃった」
息子
「すごい...」
先生
「先生としてこんなこと言っていいのかわからないけど...。
学校のレベルによって周りにいる子が変わってくるんだ。
頑張れる子が10人中10人なのか、10人中3人なのか。“当たり前の人数”が違うの。
人ってものすごく周りの影響を受けるし左右されるんだよね。だから、まずはどんな仲間に出会える学校に行きたいのかってこと。
先生ね、6年生で『もう無理、中学受験やめる〜』って言ってた男の子に「中学受験は凡人こそすべき。早いスタートなら超人になれるよ」って言ったの。
勉強ってやっぱり慣れが大事なんだよね。
そして、受験が先に伸びるってことはその分パパとママの年齢も上がっちゃうってことなの。中学受験したら、パパとママに早いとこ安心を与えられるよ!
あとね、圧倒的に中学受験の方が学校の選択肢が多い。学校を選べるんだ。中学しか募集してない学校も受けられる。
この県内では高校受験は98%の人がしてるんだけど、公立だと1校しか選べないしね。
人生って辛いこと沢山あるんだ。
今の◯◯くんの悩みは◯◯くんだけじゃなくて、中学受験考えてる5年生の男の子みんながぶつかる壁。
あと1年9ヶ月頑張るのか(中学受験)、あと3年頑張るのか(高校受験)。
どういう選択をしても◯◯くんなら大丈夫だよ!ゆっくり考えてごらん(^-^)」
先生、さすが本当にプロだな〜。
一言も引き止めるようなことはおっしゃらず、途中勉強のコツなども交えながら、1つ1つ噛み砕いて丁寧に息子と向き合ってくださいました。
息子はというと、面談中ずっと泣いておりました。
私からは「最終的には本人に決断させようと思っています。今日は遅くまで本当にありがとうございました」
と感謝を伝え、塾を後にしました。
次回はいよいよ“結論”です。
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