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読んだ本を紹介する(2022年1月〜3月分)

2022年1月から3月に私が読んだ本を紹介します。
読書ログのかわりでもあるので、個人的な記事でもありますが、良かったと思った本も紹介するので、参考程度にご覧ください。

データ

【読んだ本】
※漫画、雑誌は除いた冊数

1月:18冊
2月:10冊
3月:15冊

1月は長期休みや祝日の関係で読書時間が取れたことが起因したと思います。
2月に関してはページ数が多い哲学書を読み進めていたので冊数が少なめに出たと思われます。
3月はページ数の少ない本を読んでいたので多めな記録になっています。

良かった本

仕事なんて生きがいにするな

今まで読んだ本の自分のベスト3に入るくらい胸が熱くなった本。
新書でありふれたタイトルだったので完全に油断してましたが、自己啓発本ではありますが哲学書と言っても過言ではないくらいの過去の偉人や知識人の思想を非常にたくさん引用して話を展開しています。

「働くとは何なのか」という漠然として答えられない問に対して、精神的な答えを出せない現代人の苦悩を分析しております。

「意味と意義」「仕事と労働」など私たちを混乱させ、難解にしている言葉も多数出てきます。

豊かな社会でも満たされない状態を脱却する答えのようなものが書いてあります。

カルト宗教信じてました/カルト宗教やめました

漫画ですがおすすめに入れときます。

衝撃的なタイトルですが、タイトルそのままの内容です。
「エホバの証人」という聖書と起点とした新宗教に2世(親が入信して子供が自動的に入信している)として入信した人の人生模様のお話。
自分の子供の病気を期に信じていた宗教に疑問を持ち、意を決して脱会という流れです。

特に脱退した後の、宗教の教義と実社会との違いで苦しむ描写が多く、社会性を失ったコミュニティに所属し依存することへの恐怖は感じました。

難解ですが、宗教を安直に否定してはいけないことです。
宗教という概念が危険なコミュニズムを生み出しやすい性質であることは否定できませんが、人類が長い歴史を経た文化を生み出してきた要因であることも否定できません。

社会の視野を広げる漫画です。

人新世の「資本論」

カール・マルクス研究の第一人者、斎藤幸平さんの現代の資本主義に匙を投げた本になります。

序盤は地球環境について、SDGsなんて論外でありそれ以上の施策が必要と言います。中盤以降から労働問題に発展し、「脱成長」という成長の抑制を促す思想を展開します。

共産主義社会が地球上から消え、資本主義との対立関係は政治的側面を除けば消えてしまいました。
資本主義の勝利というプロパガンダの如く新自由主義が盛んに展開されました。ただその勝利の先には豊かさはあっても幸せは本当にあったのかといえば完全に納得はできません。

大ベストセラーでもあるので話のネタにでも読んでもいいかも

その他

まとめ

読んだ本を見返すのも、その当時を思い出せて楽しい。