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5月の満月はブッダの誕生日

仏陀の誕生日は5月の満月の日とされている。

なので、ここの寺でも式典が行われ、昨日の夜からチャンティング(お経をよむこと)に参加し、今朝はお坊さんたちにお供え物をするために、駄菓子などを近所の駄菓子屋で買ってきた。

サッカーができるほど巨大なホールは、船をひっくり返したような形をしていて、天井にはこれまた巨大なファンが回っていて、観光地として十分成り立つくらい圧倒された。

ホール中央にDJのように座っている、真鍮色をした強面の巨大な仏像の上には室内なのに豪華な屋根があって、両脇にも複雑な建造物がいくつかあり、この寺の指導者である偉いお坊さんの写真がいくつも飾られている。

ホールが広すぎて、お坊さんが見えないので、ホールの壁には間隔をあけて大画面の薄型モニターが配置され、自動ビデオカメラでモニターにお坊さんたちが映し出されるハイテクさ。

床には赤い絨毯が敷き詰められていて、豪華な彫刻の木製椅子が等間隔にいくつも置かれ、後ろの方はプラスチック椅子が置かれているところは、結婚式場の雰囲気にも似ている。

地元の人もお供えするために集まってきていたが、コロナのせいで人が少なかったのだろう。

偉いお坊さんのありがたい説法が1時間半ほど続くのだが、タイ語なので全くわからなくて、私たち外国人はみんな爆睡・・・

瞑想するよりしんどいかもしれない・・・

そして、実はこのチョムトン寺院には、仏陀の頭蓋骨のかけらが埋葬されているのだ。

本物か偽物かはどうでもよく、それだけで観光としてかなりの宣伝効果があり、タイでは伝統的で有名な寺院だったようだ。

その仏陀の頭蓋骨のかけらはレリック(聖遺物)と言い、納められている豪華で神聖な容器がこの寺のシンボルマークとなっている。

その容器は聖なる水で満たされていて、その水を換えるため一年に一回の仏陀の誕生日である今日、厳重に保管されていたレリックがお目見えできる日なのでもある。

水の入れ替え儀式は一瞬で終わるらしく、私は見逃してしまったようだ(笑)

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