「廃用症候群」のポイント
廃用症候群については歯科医師国家試験にて一度だけ出題されております。
歯科医師国家試験112D29
答えはa,c,eです。
bの筋固縮をつい選びがちですが、これはパーキンソン病の症状なので不正解。
筋固縮でなく、筋萎縮が正解。
意地悪な引っ掛けとは思いますが….
最近は言葉の意味を問う問題も増えてきていますので、この際、拘縮と固縮の違いも確認しておきましょう。
[拘縮と固縮]の違い
・拘縮→関節が動かしにくい
・固縮→筋緊張が強く動かしにくい
拘縮は関節に、固縮は筋肉に影響があるということ
では、以下に廃用症候群の問題を掲載しておきます。
看護師国家試験111A84
解答→4
作業療法士国家試験より
廃用症候群で増加するのはどれ?
1安静時心拍数
2換気血流比
3心臓予備力
4疼痛の閾値
解答→1
※循環血液量は減る分、心拍数は増加します。
つまり脈も早くなります。
これは要注意として押さえておきましょう。
理学療法士国家試験54A49より
解答→2
というわけで、以下まとめです。
まとめ:[廃用症候群症状]
・筋力低下、筋萎縮
・骨粗鬆症
・褥瘡
・起立性低血圧
・深部静脈血栓
・意識低下
・耐糖能異常
・頻脈、安静時心拍数増加
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