高齢者でも「影響されない」項目
こんばんは、摂食嚥下Dtです。
歯科医師国家試験まで、とうとう1週間を切りました。
今後、noteにて重要項目をまとめていきます。
備忘録として活用していただければ幸いです。
高齢者でも影響されない項目
高齢者の加齢変化については、ほぼ必出といっても過言ではありません。
歯科医師国家試験のみならず、他職種の試験でも出題されているほどメジャーな項目です。
過去問を見てみますと、高齢者で変化(増減)があるものを選べ、といった出題形式が多いかと思います。
となれば、あまり変わらない項目も狙われてもおかしくありません。
それでは以下列挙していきます。
①結晶性知能
以下は看護師国家試験110回A47からの引用です。
答えは3の「結晶性知能」です。
結晶性知能とは「過去に覚えた知識や経験を活用する能力」のこと
昔のことはよく覚えている、と言われるのはこの所以です。
また、これと似たカテゴリーで「手続記憶」(身体で覚えている記憶)というものがありますが、これも影響を受けにくいので併せて押さえておきましょう。
ちなみに流動性知能とはトレンドを吸収する能力で、これは低下します。
新しいことは覚えにくいということです。
加えて、看護師国家試験111回B53では「結晶性知能はどれか?」という問題も出題されています。
答えは1です。
では一旦、まとめです。
・結晶性知能、手続記憶は影響を受けにくいー昔のことはよく覚えている
・流動性知能は低下するー新しいことは覚えられない
②刺激時唾液
歯科医師国家試験102A57より
答えはeです。
以下高齢者の唾液変化についてまとめておきます。
【高齢者 唾液】
・刺激時唾液は変わらない
・安静時唾液は減る
・漿液性唾液は減り粘稠性が増す
・薬剤による影響が多い(ポリファーマシー)
口腔乾燥をもたらす薬剤は相当ありますが、せっかくなので代表例も併せて確認しておきましょう。
【口腔乾燥を起こしやすい薬】
・抗パーキンソン病薬
・抗精神病薬
・抗うつ薬
・抗不安薬
・抗コリン薬
・抗てんかん薬
・抗ヒスタミン薬
・利尿薬
・降圧剤
などなど
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