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GReeeeNって凄くない?って話


音楽の嗜好というのは、多くの場合10代のある時期に形成され、
その後もほぼ変わらず推移すると考えられている。

近年のSpotifyのデータ分析記事では、
男性は14歳、女性は13歳のときに聴いた音楽を
最も好むという傾向があると書いてあった。

また、新しい音楽を発見する場として多いのがYouTube
発見後の音楽を聴く手段はストリーミングらしい。
また個人の感覚としては、ドラマやCMで使用された曲よりも
Tik Tokで人気になった曲の方がスマッシュヒットを飛ばしている。
というよりもTik Tokで売れた曲をTVショーで流すことが多く
世間に TVショーが「歩み寄る」形が多い。
(瑛人さんの香水しかり、優里さんのドライフラワー等)


時代を遡れば、CDを買ったり、レンタルしないと聞けない時代もあれば、
ラジオやテレビ等 メディアでしか音楽を聴けない時代もあった。
今は、自由に音楽をチョイス出来て、YouTubeでMVフルアップは当たり前。
世はまさに音楽大消費時代なのである。

形ある音楽資産が欲しい CDであったりブランド力が大事な時代から、
形なき音楽資産が欲しい 音楽体験やアーティストへの共感価値
周りの友人と話をする媒体として大切にする時代に移っている。

その音楽大消費時代への変革期に、10年以上に渡り、
アーティストとして生き続けているGReeeeNは凄い。
ある意味、いつでも時代に逆行しているアーティストの代表格だと思う。


先程記述した通り、最近は音楽体験(LIVE)やメディアを通じてではなく
自分が独自のルートでチョイスして認知する事が多い。
また、アーティストの生き方や考え方、物事の捉え方に共感して応援する。

そのような中、GReeeeNは
音楽体験はバーチャルだし、ドラマのタイアップでヒット飛ばすし、
アーティスト本人はSNSをやっていないのでプライベートに関しては想像もつかない。
ただ、10年以上前では主流ではなかったYouTubeにフルでMVを上げる行為を2007年に「道」でデビュー以来ずっとあげている。
GReeeeNは、いつの時代も逆行している事に気付いた。


それとは別に 中学生当時、何故歯医者を辞め、歌手一本で活動し、
顔出しをしないか不思議に思っていた。
また、この思いは変わらないが、本人がステージに立たない
ライブの何が楽しいんだろうと思っていた。
顔出ししない事のメリットは何だろうなと思っていた。


今思えば あえて顔出しをしない事で、想像する余地を残すことで
GReeeeNは世間に消費しきられずに済み、
リスナーを入れ替えながら、長く音楽業界で活躍する事が出来ている。
また、音楽業界の厳しさや、もし顔出しして売れなくなった後の
リスクマネジメントが出来る凄い大人だなと感じた。
ただ、本人がステージに立たないライブの楽しさは未だに分からない。


以上、何故、急にこの話をしたかというと私が14歳の時に
影響を受けた音楽だからである。
このGReeeeNの戦略が結果論だと言われても気にしない。
Spotifyが「最も好むぞ~」と言うのだから。


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