「気持ちいい体」(チャンピオンREDコミックス)

麦原だいだい先生の作品、気持ちいい体、の単行本が届きました!
マンガクロスというサイトで連載されていて、麦原先生の3作目。前作の立石だらり呑みで麦原先生を知って、その自堕落でネガティブで素直で考え過ぎ抱え込みがちなところと、それを作品に昇華して食べたものや見たものを描き出すセンスが好きでずっと読んでいる漫画家さんです
気持ちいい体、は、その名の通り普通に過ごしている毎日に、ひと工夫して心身を気持ちよく過ごそう!という漫画です
作者である麦原先生自身が最初にズーンと落ちたり、じわじわと心身を蝕まれたり。そこから色んな体験を通して気持ち良くなる。そんな流れ。特に今年は具体的致命的に蝕まれるとあって難しい次節でしたが、それでも出来ることを色々と考案されたり、注意の上で出かけたりと飽きさせない内容です
サウナに始まりファスティング、登山、カッピング、大食い、珍しいところではアイソレーションタンクなんてものも登場
旨辛の話に出てきたブータン料理の話は前作「立石だらり呑み」に通じる雰囲気で、コレだけ読むとグルメ漫画みたい。特にパクシャパという、干し豚肉と大根と唐辛子を煮た料理が旨そうなこと。唐辛子を丸ごと入れてあるのに、辛味と旨味のバランスが良さそうで…あんなもんでビール行ったらそりゃ美味いわ!と

私も、このなかでフルーツを意識的に摂ってみたり、家で時間があると熱いお湯と冷水シャワーを交互に浴びたり、気持ちいい体から取り入れた習慣があります

合間のコラム、あとがきもそうなんですが、麦原先生の語り口が好きで。率直かつ、おもねったり世相にこびない、流行や好ましかろうものへすり寄らないところが、ご本人は後悔する様子こそ描かれていますが私は持ち味の一つだと思うし、だからこそ誰でもどこでも出来ることを体験して描いても独自の作品になるのではないかなと思います
麦原先生がどんな漫画家さんになりたいのか、アイソレーションタンクのなかで見た仮面の人に聞けば、何か知ってたりして…今は伺い知れないけれど、これからも楽しみにしています

今回はキャンペーンもあって、気に入ったコマを写真に撮ってハッシュタグと投稿するとプレゼントが抽選で当たるとのことで…それがまた一人何度でもいいそうで
私は何が好きって、麦原先生の作品のなかで急に出てくる絶妙な表情や軽妙なオノマトペ、何気ないコマのなかに詰まったセンスの塊がぽろっと出てくるのが堪らない
ので、沢山撮ってしまいました
簡単で、手軽で、だからこそ描き出してまとめ上げるのはセンスが居る
これを発表出来ている麦原先生の漫画力は相当なものなんじゃないかなと私は思います

何をどうして、どんなことが描いてあるかを羅列するとそれだけでネタバレになっちゃうのですが、今あげたこと以外にもいろんなことを体験して実践出来るので
皆さんも是非取り入れてみてください

あと髪の毛を洗う時の効果音が
ばおばぶ
になるのも取り入れていきたい


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