特別講義:ネットワークスペシャリスト攻略指南書
皆さん、久しぶり!
特に今年DBスペシャリストを受験した方、お疲れ様!
ダイナマイト・ダーイシも今年は新たな難関資格に挑戦した。「ネットワークスペシャリスト」という試験である。IPAの高度試験の一つで、4月に行われる試験だ。私は今年、一発合格することができた。
この記事では、私が考えるネットワークスペシャリストの攻略法について書く。DBの次に挑戦するシステム系の難関資格を探している方にはぜひ取得を検討してほしい資格である。年末年始は勉強を始めるにはもってこいのタイミングだと思い、記事を公開することにした。
まずはネットワークスペシャリスト試験がどんなものか説明しよう。
ネットワークスペシャリストとは?
ネットワークスペシャリスト、通称「ネスペ」は情報処理推進機構(IPA)が運営する「高度試験」の一つである。このnoteのメインテーマである「DBスペシャリスト」もIPAの高度試験である。
ネスペの難易度はDBスペシャリストとほぼ同レベルだ。ただ、合格率を比較すると若干ネスペの方がDBに比べて低くなる傾向があり、周囲で受験した人の話や自分の体感としてもネスペの方が若干難しいようには感じる。
問われるのはネットワーク全般の知識であり、企業のネットワークを構築・運用するような人を対象に設計された試験である。下にIPAの説明を引用する。
また、試験の形式は下図のとおりだ。午前Ⅰ・Ⅱ、午後Ⅰ・Ⅱの4区分からなる。IPAにおいてお馴染みの形式だ。
ネスペをDBスペシャリストとセットで持っておくと、システム全体について一定レベル以上の知識を持っていることが示せるためおすすめである。この2つを持っていればIT系のエンジニアとして転職等する場合は強いアピールになるだろう。
では、この先は試験を受けてみようという方に向けて攻略法を示していく。
序盤の無料部分に関しては、試験を受けない方にも役立つようなネットワークの基礎知識を得るための教材を紹介している。試験に興味がない場合もそこまでは読んでいただけると嬉しい。
ネットワークの面白さに触れられる書籍
まずは、試験を受ける人にも受けない人にもおすすめの書籍を紹介する。ネットワークの基本的なところをわかりやすく学べるものだ。
「3分間ネットワーク基礎講座」
こちらはWebサイトで無料で閲覧可能なので、そちらを見ていただいてもよいだろう。
「3分間NetWorking」
今や当たり前のインフラとなったインターネットの仕組みをわかりやすく学ぶことができる。まずはWebサイトの方を試しに読んでみるとよいだろう。学生と教授の会話形式になっており、Whyの部分が丁寧に解説されているのがよい。
知識がない状態から試験に挑まれる方にとって、上記の内容は最初に読むのに最適だ。詳しい試験対策方法はこの後の有料部分で示す。
具体的な試験攻略の話に入っていく前に、まずは前提の確認をしておこう。
前提の確認
まずは私がどういう条件で合格したかを書く。
3ヶ月半程度の対策期間
勉強時間は、前半は30分/日程度でゆったりスタートし、後半は1~2時間/日ほど
大学が情報系の学部だったため多少の事前知識あり(とはいえ直近でネットワークの知識を使う機会がほぼなく、学び直しではあった)
上記を考えると、知識ゼロからなら対策期間を4ヶ月準備し、1日2時間程度の勉強時間を確保できれば十分だろう。期間を短くする分1日の勉強量を増やす、というのも問題ない。
想定読者
試験までに「1日2時間で4ヶ月対策」に匹敵する時間を確保できる方
基本情報・応用情報の受験経験等がありIT全般の知識が多少はある方(or なくても対策期間をプラス1~2週間分追加する余裕のある方)
ネットワークの基礎知識は持っていない方
ではこの先は具体的な試験対策について書いていく。
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