補講その16: 魔の膠着状態!「デッドロック」を理解しよう
今回は「デッドロック」について講義を行う。
以前のトランザクションの講義で解説した「ロック」について覚えているだろうか?
別の処理で同じデータを同時に操作してしまうことで、データが不整合な状態に陥ることがある。これを防ぐための仕組みがロックだ。上記の講義では「個室トイレ」に例えられる、という話をした。要は、あるタイミングでデータにアクセスできる処理を一つに限定する、ということである。
さて、では「デッドロック」とは何か?ということについて今回は解説していく。デッドロック自体の理解は難しくないだろう。なぜ起こるのか、防ぐためにはどうすればいいか、というのが試験で問われるポイントだ。また、デッドロックを検出する仕組みについても理解しておきたい。最後にデッドロックに関する過去問をリストアップする。
では、いこう。
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