
鳥と地面とモンゴルとは?(鳥編)
旅と地理に関する同人誌の即売会こと「旅チケット」に、同人誌を出してみないかと誘われました。これまで同人活動はおろか、執筆活動さえも碌にしたことはありません。しかし興味はありますし、旅と地理というテーマにもグッときました。
気が付くと、誘ってくれた友人を中心に、似たような思いを持つ3人でサークルを結成していました。「鳥と地面とモンゴル」というサークル名は、3人それぞれの前世に関する事、もとい関心事を並べてみたものです。友人2人は地面・モンゴルとたいへん個性的なのですが、私が無難に「鳥」とすることで何かこう程良くバランスを取れているような気がしませんか?
鳥は私にとって特別な存在です。遥か海原と孤島に帆翔するミズナギドリ、極東ロシアの大湿原に生まれて日本の沼川へ渡りくるガンやカモ、水辺の葦間に潜むヨシキリやヨシゴイ。鳥を思う時は、見目形だけでなく、彼らの生きる地や生き様のことも頭に浮かびます。むしろそれらがいつもセットでなければならないとまで思います。彼らが色々なものと関わりながら生きている風景や世界そのものが好きなのかもしれません。