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【アドバンス】クローシスアウトレイジ・マッドネス【ラスト・ストーム3枚採用】

こんにちは。Shecterowです。
デュエル・マスターズ - 通称デュエマのカジュアルデッキを投稿しています。

突然ですが皆さん、DMBD-17 「20thクロニクルデッキ 熱血!! アウトレイジ・ビクトリー」は購入しましたか?

はじめに

「20thクロニクルデッキ 熱血!! アウトレイジ・ビクトリー」により強化された【アウトレイジ】及び【墓地ソース】は、発売前でこそ環境入りを期待されていましたが、
いざ蓋を開けてみれば同時発売された「20thクロニクルデッキ 決闘!! ボルシャック・デュエル」によって構築可能となった【赤緑ボルシャック】が猛威をふるい、こちら側を軸としたデッキは見る影もありません。

かく言う私も、「決闘!! ボルシャック・デュエル」は予約購入しましたが、「熱血!! アウトレイジ・ビクトリー」は購入しませんでした。

しかしながら、《電脳の女王 アリス/不埒な再侵入》や《冥界の不死帝 ブルース / 「迷いはない。俺の成すことは決まった。」》などの初動と防御札を兼ねた優秀なカードや、中盤から終盤にかけてリソース差を広げられる《熱血武闘 カツキング》など、多くの優秀な新規カードの存在から、色々と面白そうなデッキが組めそうではあります。

そこで今回は、《裏斬の取引 パルサー》、蘇生トリガー+《灼熱の闘志 テスタ・ロッサ》もしくは《勇気と知識 テスタ・ロッサ&アリス / 「行くぜアリス!」「行けるわテスタ!」》によって、デッキ全体の動きのノイズにならずにマッドネス起動ができるということに着目してデッキを構築してみました。

デッキレシピ

デッキレシピ

メインデッキ 40
《冥界の不死帝 ブルース / 「迷いはない。俺の成すことは決まった。」》× 4
《灼熱の闘志 テスタ・ロッサ》× 4
《勇気と知識 テスタ・ロッサ&アリス / 「行くぜアリス!」「行けるわテスタ!」》× 4
《トツゲキ戦車 バクゲットー》× 3
《終末の時計 ザ・クロック》× 4
《裏斬の取引 パルサー》× 4
《スーパー・サイチェン・ピッピー》× 4
《サイチェン・ピッピー》× 2
《戯具 ヴァイモデル》× 4
《百万超邪 クロスファイア》× 3
《熱血武闘 カツキング》× 3
《禁断 ~封印されしX~ / 伝説の禁断 ドキンダムX》 × 1



超次元ゾーン 8
《時空の戦猫 シンカイヤヌス / 時空の戦猫 ヤヌスグレンオー》× 1
《時空の英雄アンタッチャブル / 変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード》× 1
《勝利のガイアール・カイザー / 唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》× 1
《ガイアール・カイザー / 激竜王ガイアール・オウドラゴン》× 2
《超時空ストームG・XX / 超覚醒ラスト・ストームXX》× 3

構築した時点でのデッキ価格は最安値で11560円です。(トレカカク調べ)
DMEX-16 「20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」に収録されている《勇気と知識 テスタ・ロッサ&アリス / 「行くぜアリス!」「行けるわテスタ!」》が少し高いですが、それ以外のパーツは非常に安く、6000円前後で集めることができます。

トレカカク: アウトレイジ・マッドネス

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各カード採用理由 - メインデッキ

《冥界の不死帝 ブルース / 「迷いはない。俺の成すことは決まった。」》× 4

ブルース

クリーチャー面は《堕魔 ドゥリンリ》のような継続的な墓地肥やしを行えます。初動として置いておくことで墓地リセットに対して多少強くなれます。また、大量に墓地が肥えていなければ攻撃できない代わりにパワーが非常に高く、火力除去に強いと言う点も評価できます。
呪文面は、後述の2種類のテスタ・ロッサや《終末の時計 ザ・クロック》を蘇生することができるS・トリガーです。マッドネスの起動やターンスキップが行いつつ、返しのターンに《熱血武闘 カツキング》を出すために破壊するクリーチャーを用意できるので、見た目以上に防御力が高いカードです。
初動としても受け札としても優秀なため最大枚数採用しています。

《灼熱の闘志 テスタ・ロッサ》× 4

テスタ

ドローと捨てる枚数が0~2枚の範囲で選べるようになった《戦略のD・H アツト》のようなカードです。
初動の手札交換としても強く、相手ターンに出れば手札交換によりマッドネスを起動することができます。
同型のルーターと比較しても最も効果が強いため最大枚数採用しています。

《勇気と知識 テスタ・ロッサ&アリス / 「行くぜアリス!」「行けるわテスタ!」》× 4

テスタアリス

クリーチャー面は前述の《灼熱の闘志 テスタ・ロッサ》や《戦略のD・H アツト》よりも枚数の少ない手札交換ですが、アウトレイジであり《熱血武闘 カツキング》の破壊コストに充てることができます。
呪文面はコストの割に破壊範囲が狭いですが、低~中コスト帯のメタクリーチャーなら破壊することができます。
S・トリガー付きの初動札ということで最大枚数採用していますが、前述の2枚と比べるとややカードパワーが低いため、2枚を別のカードと差し替えるのもありだと思います。

《トツゲキ戦車 バクゲットー》× 3

ゲットー

S・トリガーにより手札を全て捨てることができ、マッドネスの大量起動を行えます。また、このデッキの主要な蘇生札に対応するコスト3でもあり、相手ターンでのこのカードの着地は比較的簡単に行えます。
しかし他のカードたちと異なりアウトレイジではないため《熱血武闘 カツキング》の破壊コストに充てることができません。
発動が任意であるということもあり、効果自体は強いので3枚採用しています。

《終末の時計 ザ・クロック》× 4

クロック

様々なビートデッキでたびたび採用候補になるS・トリガーですが、このデッキでは《熱血武闘 カツキング》の存在からその他のデッキよりも強力な動きが可能です。
このカードを蘇生することができるS・トリガーも8枚採用しており、合計12枚体制となっているため、約85%の確率でこのカードをS・トリガーで出すことができ、S・トリガー封じさえされなければワンショットを防ぐことができます。
普段であればこのカードのような手打ちで弱いカードは採用したくないのですが、他のカードとのシナジーが高いため最大枚数採用しています。
この手のカードは採用するなら最大枚数で採用し、その枠がなければ採用を見送った方が良いと考えています。

《裏斬の取引 パルサー》× 4

パルサー

3コストで1枚の手札交換と手打ちでも使えるスペックでありながら、ニンンジャ・ストライクによって相手ターンにマッドネスを起動でき、さらに墓地が肥えていればブロッカーを得ることができます。
腐ることが非常に少なく、蘇生S・トリガーとの相性もこの上なく良いので、最大枚数採用しています。

《スーパー・サイチェン・ピッピー》× 4
《サイチェン・ピッピー》× 2

Sサイチェン

サイチェン

今回のマッドネス枠です。セイバーの対象を除けばどちらも効果は同じであり、マッドネスにより《ガイアール・カイザー》もしくはそれを名称に含む《勝利のガイアール・カイザー》を超次元ゾーンから出すことができます。
それらを3枚バトルゾーンに出すことによって、《超時空ストームG・XX》を出すことができるため、あわせて6枚採用して複数回のマッドネス起動を狙えるようにしています。
ただし相手の場に《とこしえの超人》が立っている場合に無力化されてしまうため、他のマッドネス候補と入れ替えるという選択も十分にありえます。

《戯具 ヴァイモデル》× 4

ヴァイモ

S・トリガーを持ち、墓地肥やししつつコスト3以下を蘇生できます。
《冥界の不死帝 ブルース / 「迷いはない。俺の成すことは決まった。」》の項でも述べたように、このデッキではコスト3以下を蘇生することができるS・トリガーであるということが大きな意味を持ち、さらにこのカードはあらかじめ墓地が肥えていなくても自身の効果で蘇生対象が墓地に落ちる可能性があるという点で最大枚数採用してみました。
しかしコスト3以下を蘇生することができるS・トリガーという点であれば他にもいくつか候補が存在するため、それらと差し替えても良いと思います。

《百万超邪 クロスファイア》× 3

クロスファイア

ある程度墓地が肥えていればG0からのSA2打点と奇襲性の高いカードです。プランが通らない時のゴリ押し手段としての強さは【オカルトアンダケイン】でも証明済みであり、このカードが出る状況では《冥界の不死帝 ブルース》も攻撃できるようになっているため、マッドネスの起動が狙えないような対面ではこれらをメインのアタッカーとして削り切る動きをとります。
複数枚の展開ができないカードではありますが、すでに場に出ているこのカードを《熱血武闘 カツキング》の破壊コストに充てることで2枚目を召喚することができます。

《熱血武闘 カツキング》× 3

カツキング

自分のターンであればバトル中に∞の攻撃力を得、パワー6000以上の相手限定のアンタップキラーやバトルに勝った時に任意で2ドローができるなど、相手とのリソース差をつけることに長けているクリーチャーであり、手札を1枚と場のアウトレイジ1体をコストにする自己蘇生効果により早いターンから何度でも場に出すことができます。
スピードアタッカーでもあるので勝負を決めに行く際にも活躍でき、1枚は確実に墓地に置いておきたいカードではありますが、2枚目以降は基本的に腐ってしまうことから3枚のみの採用としています。

《禁断 ~封印されしX~ / 伝説の禁断 ドキンダムX》 × 1

禁断

ドキンダム

メインデッキにはコマンドが入っていませんが、超次元ゾーンに火のコマンドを採用していることから、マッドネスの起動で封印を剥がすことができます。
マッドネスを3枚起動できれば、《ガイアール・カイザー》× 2 + 《勝利のガイアール・カイザー》を出してその上に《超時空ストームG・XX》を3枚乗せることで禁断解放することができます。
劣勢時に相手のクリーチャーを全て封印しながらカウンターを狙うことができますが、特殊敗北効果を持っていることから、よほど盤面がキツい時以外は禁断解放を狙わない方が良いです。
その場合は、通常通り《ガイアール・カイザー》× 2 + 《勝利のガイアール・カイザー》を出して《超時空ストームG・XX》を1枚だけ乗せ、
返しのターンに《超時空ストームG・XX》を《超覚醒ラスト・ストームXX》にメテオバーン覚醒した後のアタックトリガーでは《時空の戦猫 シンカイヤヌス》、《変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード》、《ガイアール・カイザー》のみを展開することによって封印を1枚だけ残すことができます。
マッドネスの起動1回につき墓地を1枚肥やすことができ、デッキとの相性が良いため採用しています。

各カード採用理由 - 超次元ゾーン

《時空の戦猫 シンカイヤヌス / 時空の戦猫 ヤヌスグレンオー》× 1
《時空の英雄アンタッチャブル / 変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード》× 1

青ヤヌス

赤ヤヌス

チャブル

チャブルP

《超覚醒ラスト・ストームXX》のアタックトリガーで《時空の戦猫 シンカイヤヌス》、《変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード》を《ガイアール・カイザー 》と同時に出すことで、《時空の戦猫 シンカイヤヌス》が《時空の戦猫 ヤヌスグレンオー》にループ覚醒し、《変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード》にSAを与えることができます。
《超覚醒ラスト・ストームXX》から展開しつつ《禁断 ~封印されしX~》の封印を無闇に外さず、アンタッチャブルかつアンブロッカブルで安全にダイレクトアタックを決めることができるため採用しています。

《勝利のガイアール・カイザー / 唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》× 1
《ガイアール・カイザー / 激竜王ガイアール・オウドラゴン》× 2

生姜

ガイアール

《サイチェン・ピッピー》および《スーパー・サイチェン・ピッピー》の効果によって出す枠として、《超時空ストームG・XX》を重ねられる合計コスト20以上となるように3枠採用しています。
1枚もしくは2枚の展開をする場面が多く、相手ターンに出てくるため基本的には基礎スペックの高い《ガイアール・カイザー》の方が優秀ですが、《超覚醒ラスト・ストームXX》の効果で展開する時にアンタップキラーが1枚あるとできることが少しだけ広がるため、1枚のみ《勝利のガイアール・カイザー》にしています。
しかし、《勝利のガイアール・カイザー》は《地封龍 ギャイア》の効果でマナに送られる可能性があるため、《ガイアール・カイザー》3枚の採用も検討する必要があります。

《超時空ストームG・XX / 超覚醒ラスト・ストームXX》× 3

ストーム・G

ラスト・ストーム

《ガイアール・カイザー》、《勝利のガイアール・カイザー》を合計3体展開した上に重ねて過剰打点を形成しに行くことができます。
《禁断 ~封印されしX~》のすべての封印を強引に外してカウンターを狙うために3枚採用しています。
また、このリーチャーのアタックトリガーによる展開でも、《ガイアール・カイザー》を1枚出すか2枚出すかで禁断解放をするかしないかを選ぶことができます。

不採用カード・採用候補カードについて

《サマー・オジサマー / ムーン・オジサマー》

オジサマー

クリーチャー面のアタックトリガーで手札を全交換でき、呪文面でコスト3以下を2体蘇生することで、マッドネスの3枚同時起動を狙いやすくなります。《戯具 ヴァイモデル》との入れ替え候補です。

《電脳の女王 アリス / 不埒な再侵入》

不埒

クリーチャー面は優秀な初動カードであり、呪文面で《デビル・ハンド》と同様の効果を使うことができます。どちらの効果も腐りにくく非常に優秀ですが、マッドネスの起動ができないことから今回は他のカードを優先しました。

《斬隠蒼頭龍バイケン》

バイケン

2種類の《サイチェン・ピッピー》と異なり、このカード自身が場に出てくる上にバウンス効果も持っている定番マッドネスクリーチャーです。カード自体の防御能力やメタ耐性はこちらの方が優秀ですが、《超覚醒ラスト・ストームXX》という強力なフィニッシャーに繋ぐことができるという点で今回は2種類の《サイチェン・ピッピー》を優先しました。
オリジナル構築にする場合のマッドネス持ちとしてはこのクリーチャーが最優先で採用されると思います。

《「ちくしょおおおおおおっー!!」》

ちくしょ

相手ターン中に自分のクリーチャーが破壊されていると、そのターンの終わりに確定除去を放ちながらマッドネスの起動まで行うことができます。能動的に使うことが難しく今回は不採用としましたが、《とこしえの超人》のようなメタクリーチャーを破壊しながらのマッドネス起動ができる点や、なかなか攻撃をしてこないようなデッキと対面した時でも発動するチャンスがあることなど、このカード独自の強みもあるので、十分に採用を検討できると思います。

《勝利のプリンプリン / 唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》
《勝利のリュウセイ・カイザー / 唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》

プリン

醤油

唯我独尊

《勝利のガイアール・カイザー》を採用しているので、本来ならセットで採用したいカードですが、《勝利のリュウセイ・カイザー》が火のコマンドであり、《禁断 ~封印されしX~》の6枚目の封印を絶対に剥がしてしまうために今回は不採用としました。
《超覚醒ラスト・ストームXX》から並べてもオーバーキルであることがほとんどですが、《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》自体も強力なクリーチャーなので、《禁断 ~封印されしX~ / 伝説の禁断 ドキンダムX》が不採用の場合は、不要になった2枚目以降の《超時空ストームG・XX / 超覚醒ラスト・ストームXX》の枠と差し替えると良いでしょう。

動かし方

基本的には2ターン目、3ターン目と順当に墓地を肥やしていき、狙えるところで《冥界の不死帝 ブルース》、《百万超邪 クロスファイア》、《熱血武闘 カツキング》などの大型打点によるビートダウンを仕掛けていきます。
ビートダウン対面では大量のS・トリガーや《裏斬の取引 パルサー》のニンジャ・ストライクからのマッドネス起動を狙うことができるので、《スーパー・サイチェン・ピッピー》および《サイチェン・ピッピー》合計3枚を手札に集めるように意識します。
最終手段として《禁断 ~封印されしX~ / 伝説の禁断 ドキンダムX》の禁断解放も視野に入れていますが、前述の通りハイリスク・ハイリターンなので、どうしても必要な時以外は封印を1枚だけ残しておくようにしましょう。

おわりに

ビートデッキとしての動きを濁らせることなく、S・トリガー19枚+ニンジャ・ストライク4枚と、非常に高いカウンター性能を持ったデッキが組めたかと思います。

「20thクロニクルデッキ 熱血!! アウトレイジ・ビクトリー」によって新規収録されたカードたちはどれも粒揃いで強力なので、同デッキのテーマの【墓地ソース】意外にも様々なアーキタイプと組み合わせることができそうなので、また色々と考えてみようと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

おわりです。


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