「イシューから始めよ」をエンジニアの行動・思考に落とし込んでレビューしてみた

大学院を卒業して働き始めてから約2ヶ月が経ちました。研修は最初の週の日3時間✖️2のマナー研修だけでしたが、ゴールデンウィークから社長から直々に研修をしてもらえることになりました!新卒に対してこんなに時間を使ってくれるのはすごく嬉しく思うし、絶対に研修で成長してやろうと思いますよね。

その研修の中で課題図書で与えられたのが、Yahooの安宅さんの本、「イシューから始めよ」。この本は前から読んでいたこともあって、1番最初に読み終わった。本はアウトプットのために読むものだと最近twitterでみたのでnoteに自分なりの理解を書いてみます。

「イシュー」とは

タイトルにもあるけど、そもそも「イシュー」ってなんぞや、って感じだと思いますよね。この本の中では、

「なにに答えを出すべきなのか」

を「イシュー」としています。

大学院で研究をしていた自分としては、言っていることをすぐに理解したかったけど、最初はどういうことだ?と思ってしまった。

この「イシュー」は本当に価値のあるアウトプットを出すために必要なことらしい。ここで言う本当に価値のあるアウトプットとは何なのか。
それはビジネスマンにも研究者にも求められる知的生産活動から生まれる成果だと。
この成果を生み出すために「イシュー」が必要となる。成果を出すためには、何に対して答えを出すべきか、をわかっておく必要がある。

ここまで聞くと、なるほど、となってきた。
僕は画像認識とか機械学習をやっているから、自分なりの理解に落とし込んでみよう。

つまり、どのように精度(正答率%なのか、二乗平均誤差なのか)を出すのか、評価方法がわかっていないのにモデルを作ってもそのモデルの評価は出来ない、ということだ。

機械学習の文脈で考えれば、当たり前のことだよね、と気づく。
でも仕事となると出来ていなかった瞬間もあったな、と思ったりする。

「悩む」と「考える」

価値あるアウトプットを出すのに、「悩む」と「考える」の違いについてわかるか?と。正直考えたことなかったなと。

「悩む」=「答えが出ない」という前提のもと、「考えるフリ」をすること
「考える」=「答えが出る」という前提のもと、建設的に考えを組み立てること

めちゃくちゃ納得した。
特にコードとか書いていて、何が原因でエラーが起きているのか全く検討が付かないときは「悩む」の時間になってしまっていることがたまにある。
こんな時僕は、無駄に開いているタブを全て閉じ、席を立って歩くようにしている。そして今のタスクを整理し直して、再びエラーに挑む。
そうすると本来今必要ないことをやっていたり、違う方法で出来たり、を発見出来て解に近く。
これが正に、「悩む」と「考える」なのではないかと思った。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?