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テレコンテンツ The Real Kitchen Nightmare : Silent Partner Edition(厨房の悪夢)

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※アプリについて
 2020年5月6日(JST)にメールを頂いたのですが、通話についてZOOMでの対応を開始したとのことです。

公式サイト

ストーリー

(webの情報より意訳)
 ニューヨークにある3つ星レストランのお話。そこの総料理長は腕は確かですが、怒りっぽいことでも有名であり、これまで何度もトラブルを起こしてリハビリ施設での入退院を繰り返していました。ある日、彼の厨房の従業員が全員行方不明になるという事件が起こりました。経営者によると、従業員の足取りは追えていないそうです。現在レストランでは、新たな従業員の募集を行っています。

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ただただ、やばみしかない。

作品情報

タイトル:The Real Kitchen Nightmare : Silent Partner Edition
制作団体:ESSCAPE ROOM(アメリカ・ニューヨーク)
プレイ時間:60分(15分前にアクセス必須)
プレイヤー人数:1名~6名
価格:$100-(約11,000円)
 ※現在(2020-05-04時点)25%のディスカウントセール中
アプリケーション:Livestream / WhatsApp
目的:厨房から脱出する
推奨環境:
・デスクトップ/ラックトップパソコン(Live Stream用)
・電話(WhatsApp → ZOOM)
・ヘッドフォン / マイク

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初回:WhatsAppとの戦い(敗北)

 このゲーム、サイトを見ると何のアプリケーションを使うか不明です。さあどうなるんだと思いながら予約をしたら、送られたメールには
・開始15分前にメールを送るよ!
・そこのリンク先にLive Streamへのリンクもあるからアクセスしておいてね!
・それと電話番号も送るから電話してね!
・あとWhatsAppを使うとグループ通話できるよ!
と、わっくわくのどっきどき感しかないメールが送られてきました。

 ちなみにWhatsAppというのは、LINEみたいな通話もできるチャットアプリです。ヨーロッパでよく使われていますが、日本ではあまり使っているのを見かけないですね。

 たまたま仲間の何人かはインストールしていましたが、さてどうしたものかと。メールには One Mobile Deviceとあるから1台使えればよいかなと思っていたら、実はこれ必須でした。読み違えてしまった、みんなごめん!

 気がついたのはゲーム始まってから(厳密に言えば始められていない)で、なんとかしようとみんなで頑張りましたが、慣れないアプリで時間ばかり過ぎてしまって、結局は再挑戦となりました。再挑戦や通話アプリの調整等もして下さった運営の皆様のご厚意に厚く感謝します。

※実はWhatsAPP設定に慣れていなかった我々をみかねて下さったのか、再挑戦ではZOOMで対応して下さいました。
 そして5月6日に頂いたメールで、ZOOM対応を開始したとのことです。公式サイト上にはアプリケーションに関する記載が無いため、予約時のメールに何かしら記載あると思いますので、そこは要確認でお願いします。

そして再挑戦(感想)

 ホスピタリティあふれる最高の公演でした!

 どうしてアプリケーションがLive StreamとWhatsAppの併用?、それもパソコンと携帯別々に用意してねと不思議なこと言うなあと思っていましたが、やってみて納得。Live Streamを使うことで、会場の様子(厨房に捕まっている仲間のGoProの映像)をとてもクリアな画像で見ることができます。画像のブレも少ないので画面良いもなく、映像がクリアなので文字がぼける等のストレスもほぼなし。PCと携帯両方を用意させたているのは、映像・音声双方のパフォーマンスを落とさないためなのでしょうね。

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 ルームの中の雰囲気もとても良いです。だいたいこの画像の感じ。元々リアルで運営しているときから評判の良いコンテンツなのですが、オンラインでも良い画像のおかげで、ルームのいかした雰囲気を損なうことなく見ることができました。

 そしてGM、というよりは演者さんと言った方が良いかな、凄いホスピタリティあふれています。新たな部屋に行ったらまずは1周その部屋全体を説明しながら見せてくれますし(これで落ち着いて作戦が立てられるのでとても良かった)、こちらの意図のくみ取り方も上手い。見落としている物事があるときはある程度は暗躍していると思うのですが、わざとらしさがなくて誘導されている感がありませんでした。

 たまにちょっとおどけてみたり、良い感じでやり取りをしてくれて、まさに画面の向こう側に居る仲間な感じ(まあ参加者全員画面の向こうではあるのだけれど)。

 謎のバランスもとても良く、英語が分からなくても解ける物が多い。英文出てきても短文であったりで、やっかいな英語が皆無とはいいませんがほぼないので、みんなで楽しめると思います。

 一応スプラッターホラー系になるのかな、でもどぎつくないので全然行けると思います。始めて海外の謎解き系テレコンテンツをする人にもお勧めな内容です。

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注意1:時差に注意(ここはアメリカ)

 このルームはアメリカ合衆国のニューヨークにあります。時差はサマータイムで13時間、冬時間で14時間。大きな差があるため、日をまたぐこともあるのに注意。

 また、予約サイトの日時表記に癖があります。3日分表示されるのですが日時を見ると
Today・Tomorrow・Thursday, May 7
このように直近2日分が現地時間で何月何日かわかりづらい。時差も大きいことから、予約する際には充分注意しましょう。
 次のサイトなど使ってチェックするのがお勧めです。

注意2:Live Streamは絶対に落とすな

 15分前に送られて来るメールにいろいろな情報があります。これはもちろんパソコンで見て、みんなと情報共有する必要があるのですが、一番重要なのはLive Streamのリンク。

 ここにYouTube Live を使って向こうのルームの様子が送られてきます。これを見られないとゲームを楽しめないのですが、仕様なのかちょっとくせ者。一度アクセスしたあとブラウザを落とすと、同じリンクを踏んでもアクセスできない。折角のゲームなので、まちがって閉じたりしないようにご注意下さい。

注意3:事前にWhatsAppのインストール&グループ通話をできるようにしておく(※注意:ZOOMに移行している模様)

※本項公開後のメールのやり取りで、ZOOM対応を始めたと連絡頂きました。ただし、公式サイト上にはアプリケーションに関する記載がありません。予約後に受け取るメールに何かしら記載あると思いますので、そこでの要確認でお願いします。

 Kitchen Nightmareのルームの様子はLive Streamで分かるとして、ルームに居る人に指示を出すのはどうやるか? Live Streamは受信するだけなので、別のツールを使います。それがWhatsApp、欧米でよく使われているチャットツールです。いわゆるLINEみたいなツール。これの音声通話機能を使って指示を出します。

 WhatsAppは基本的に電話番号がIDになっているツールなので、携帯の連絡帳に電話番号が登録されていれば通話できます。ゲーム開始15分前に送られてくるメールに、会場に居る人の電話番号が書かれているのでそこにかけてコミュニケーションを取る仕組みです。一応国際電話でもいけるのでしょうけれども金額が馬鹿にならないし、なにより複数人で会話できない(よね?)だからこのツール推奨となっているのだと思います。

 一応私達も、WhatsAppで繋げるのは1台で他のメンバーはLINE通話で繋げるなどできないか試してみたのですが、無理でした。方法は他にもあるかもしれませんが、全員PCと携帯用意してPCでLIVE STREAM、携帯でWhatsAppのグループ通話にするのが現実的です。

 ここは少し面倒なのですが、乗り越えれば本当に面白いゲームを体験できますので、何卒。

英語力について

 これまで、このゲームを含めて4つの謎解き系海外テレコンテンツをプレイしましたが、もっとも英語力軽くてもいけるなと思ったのはこのコンテンツでした。

 GMがこちらの意図をくみ取ってくれるのはどのルームもそうだったのですが、ここのGMは分かり易い英語で対応してくれましたし、ルーム内の様子の見せ方も良い感じ、そして世界観を損なうことなく、ちょっとジョーク的なこともいってくれたりでとにかく楽しいです。謎の英語依存度も他と比べると落ち着いていて、英文出てくるところもなくはないのですが、そんなに長い文章はなかったです。

 もちろん英語で指示出しをするので、全く英語しゃべれる人がいないと流石に難しいですし、謎もけっして簡単ではない(元々のルームは成功率5%くらいじゃないかな。オンライン用に難易度下げているっぽい)ことはありますが、頑張って挑戦する価値のある作品だと思います。

英語頑張って海外オンライン謎解きに挑戦したい人にお勧めのリンク

 海外のオンライン謎解きに挑戦したい人は必見!
ももさんが海外オンライン謎解きをプレイする際に使える英語をまとめて下さっています。

 すごくわかりやすくてお勧めの記事です。是非是非読んでみてください。そして海外テレコンテンツにも挑戦してみましょう!

謝辞

 今回特にWhatsAppがうまくできなかったりとかで大変ご迷惑をかけてしまいましたが、快くご対応下さったEsscape Room Experience LLC.の皆様に厚く御礼を申し上げます。

 すごく面白かったので是非画像とかも使って紹介したい!という無茶なお願いにもご対応下さって画像をお送り頂き、大感謝です。

 そんなわけで本項の画像はEsscape Room Experience LLC.様の許可を得て掲載しております。画像の転用等はご遠慮下さい。
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©Daisuke Yamakata

本記事に対するお問い合わせ

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山肩大祐
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面白い記事を書いていけるよう頑張ります!!