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菅首相総裁選出馬見送りから感じたこと


先週金曜日午前のオンラインミーティングが終わった後、日経電子版で
菅首相の総裁選不出馬に驚きました。

理由は「新型コロナ対策に集中する

総裁選に出ても十分できる事だと思うので政治家らしい建前発言だと感じたのでは無いでしょうか?

身を引いた理由は?

これまでの経緯や報道をもとに想像するに

・総裁選での自身の総裁再選出が厳しい
・自身が自民党総裁になり次期総理大臣になれるとしても10月の衆議院選挙で大敗する
・組閣を総裁選の前に行う予定だったが、調整が難航し心が折れた。

今回の総裁選挙は自民党党員と自民党議員の票を獲得する必要があり
勝負しても勝ち目は少ない上に負けた場合に負う怪我は大きなものになる。

今回小泉環境大臣が出馬見合わせを進言したとの報道、小泉さんが涙を浮かべて話している姿からも概ね合っているのだと思います。
横浜知事選で自民党推薦候補が惨敗したことからも国政で菅さんでは戦えないのは間違いない事だと思う。

先回りして引いて、将来に再度勝負するチャンスを残した

菅総理は非常に良い判断をされたと個人的には感じています。
周りから菅総理卸しが活発化する前に自ら降りたこと、菅さん自身が降り二階幹事長など前世代の重鎮に一緒に引いて貰うことで、新しい総裁、総理大臣で選挙を戦え、若い議員の台頭を促し日本の将来にも良い一手だったと思います。

暫くは、コロナ対策後任への引き継ぎになると思いますが、安倍元総理のように
仕切り直し、将来挑戦できるチャンスを残せた良い一手だと思います。

第100代自民党総裁、次期総理は誰か?

今のところ、岸田さん、河野さんの名前が出ていますね。
どちらになっても若く、新型コロナ対策、デジタルシフト、縦割り行政の解消についてしっかり取り組んでくれると期待しています。

最後に

そもそも総理大臣になって期待された改革が進められたかったことは息子さんが引き起こした総務省接待の件で官僚や他の自民党議員に仮ができたことが大きく、菅さんの求心力、リーダーシップを無力にしたと思っています。

いづれにせよ経営幹部など組織のリーダーは結果責任を自ら負い組織を勝たせる人物がなるべきだと感じました。
未曾有の状況で国のトップを引き継がれた菅さんに敬意を評したいと思います。


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