嵐に備える
新型コロナウイルスの影響は既に顕在化しておりますが
今経営者として悩ましいのはどれくらい長期化して、現業にどれくらいのインパクトがあるのか読みにくい状況ではないでしょうか。
厳しい状況も終わりが見える状況であればつなぎ融資などで
耐えて再成長へのプランが描けると思うのですが
「インフルエンザのように温度や湿度が上がれば落ち着く」
「すでにインドなどでも発症しているので落ち着かない」
「オリンピックは中止或いは、延期されるのではないか」
など情報が錯そうしており 見通しが立ちにく事が
不安を増幅させていると思います。
リーマンショックの時は、膨れ上がっていたサブプライムローンなどの金融商品が相次いでデフォルトとなり、金融機関同士でもお互いを信用できなくなり、極めて資金の流動性が下がり経営不振になる会社が続出しました。
東日本大震災の時は地震よりも福島の原発のメルトダウンによる放射能汚染による先の見えない恐ろしさにより外国人社員の帰国、インバウンド客が消えるなど長期に渡り影響がでました。
あの時は大きな地震が明日の12時に京都で起こるとか
関東に住んでいたら被ばくするなどデマが拡散し不安をさらに広げていたことなど重なる点がある一方、規模でみると今回は世界規模なので
経済へのインパクトは測りしねない状況です。
今回のケースは、新型コロナウイルスというワクチンも治療薬もない未知のウイルスへの恐れと、感染を抑えるために経済活動が止まることによる
恐慌への恐れがあり、それが世界に時間差で広がる状況であり、
世界的に先行き不透明な状況です。
この様な状況で十分な資金を持たない中小企業、ベンチャー企業経営者の
心中は非常に不安定であり、前向きな活動に力が入らないのではないでしょうか。
今がボトムならありがたいのですが、日本国内の感染者数が落ち着けばよいですが楽観的に見積もると資金ショートなど最悪の結果を迎えてしまう可能性があります。
このような時にどのように経営者があるべきか私の経験含め
「悲観的に想定し、楽観的に行動する」
「ベンチャーはキャッシュが命」
「損失をさらなる機会損失に拡大しない心の建て替え方」
など何度もピンチを乗り越えた経験を書きます。
少しでも役にたてば嬉しいです。
つづく
こんな時こそ知恵を絞って頑張っていきましょう
応援よろしくお願いします