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大判カメラを持ち出す方法を考える

僕が最近気に入って使っているのが大判カメラです。

特に、昨年末に手に入れた八切判のタチハラが気に入っています。


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これがその八切判のタチハラ。正確なモデル名はわかりません。HOPEとかSTFというのが恐らくモデル名だと思うのですが。

このカメラ、とてもでかいんです。比較のために35mmフィルム一眼を並べてみます。


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でかい。

これを外に持ち出して撮影をしたいのですが、まだ一度しか持ち出したことがありません。


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普段はジュラルミンケースに入れて保管しているのですが、このまま持ち出すのはあまりにも重い。これにあと三脚もあるわけですから、車でもなければとても無理。

僕はザックを背負って山を歩いたり、自転車で数十、数百キロ走って写真を撮るということをやっているので、今回は自転車でこのカメラを運搬する方法を考えてみます。自転車で運搬出来さえすればこっちのもんよ。



大判カメラに必要な道具

そもそも大判カメラを使う時の荷物ってなにが要るの?という話なのですが、だいたいこんな感じです。

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これに+三脚が最低限必要な道具。

これらを持ち出す際には、カメラのピントグラスを割らないように保護する必要があるのと、フィルムホルダーも木製なので過度に力が掛かると割れてしまう可能性があるので気をつけなければいけません。



ザックで背負う方法

先日、初めて外に持ち出した際に試したのが、これらをすべてザックに入れて背負って自転車に乗る、という運搬方法。

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まず、冠布でピントグラスを覆って保護します。


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大昔に使っていたカメラバッグのインナーソフトケースがあったので、これにカメラとフィルムホルダーを入れます。


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どう見ても半分しか収まっていません。


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これをモンベルの30Lザックに入れます。


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天蓋のポケットの中にレンズやその他小物を入れてパッキング完成。

容量的には20Lで充分だと思うのですが、幅の関係上30Lでないと収まらないかな、といったところ。

重量はそれなりにあるので、背負った感じずっしりとはしますが、中身はスカスカなので収まりが悪く、背負い心地は良くないです。そしてこれからの季節、ザックを背負って自転車を漕ぐのは辛い。

それに、登山用ザックは基本的に上から取り出す構造なので、出し入れが面倒です。正面から出し入れできるように作られているカメラバッグって便利な作りしてるんだなぁと、ここであらためて実感。



自転車に積み込む方法

長距離を走って撮影に行くなら、体に荷物を背負うよりも自転車に積み込んだ方が楽なわけで。

今日思いついた自転車への積み込み方法。

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3年前に買って、数回使っただけですぐに使わなくなった、自転車用のサイドバッグ。

製品は左右が繋がっている状態のものですが、片側だけ使いたいときのために切り離してハトメを打つ改造をしています。


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これに、先ほどのインナーソフトケースに入れた一式を押し込む。

いや無理でしょ、と思ったのですが、ギリギリ入る。


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レンズは外側のポケットに無造作に放り込む。レンズだけはショルダーバッグに入れて持ち運んでもいいかな。


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かなりみっちりと収まりました。

自転車の振動でカメラやピントグラス、フィルムホルダーにダメージがいかないようにする工夫は必要ですが、これならギリギリ自転車に積み込んで走ることができそうです。


大きいカメラは大きいというだけでテンションが上がります。

このカメラを持って撮りに行きたいところがたくさんあるので、大きいから、重たいから持ち出すのは億劫だと言い訳せず、どんどん外で写真を撮りたいです。

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