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モノクロフィルム写真の知識

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フィルム写真を始めて、一歩先に進もうとするときに役に立つかもしれない知識と技術のお話。モノクロフィルムや薬品、現像やプリント技術に関する記事はこちらからどうぞ。
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#自家現像

フィルムと現像液の使い分け・組み合わせ例

過去の記事で、モノクロフィルムの銘柄による描写の違いや、現像液による特性の違いについて書きました。 今回は、より具体的に、僕が実際にどんな場合にどのフィルムと現像液を組み合わせて使っているのか、という実例のお話をしていきます。 はじめにモノクロフィルムと現像液の組み合わせというのは無限に存在します。 フィルムのパッケージ裏にいくつかの現像液の現像時間が記載されていることがありますが、そこに載っていない現像液との組み合わせがダメかというと全くそんなことはありません。 そ

現像液の使い分け

こんばんは。 この頃、外出の自粛で自宅で過ごす時間が増えたため、暗室で作業することが多くなりました。 コンタクトプリントをつくったり、普段の暗室作業ではつい面倒くさがって放置しがちなネガの整理など、地味な作業にも時間を割く余裕ができたので、この機会にと色々な暗室作業をやっています。 さて、僕はモノクロのフィルム写真を撮っていて、フィルムの現像も自分でやっているのですが、現像をする際に使う現像液を用途別にいくつか使い分けています。 どういう用途のときにどの現像液を使って

kodak double-x Rodinal / Xtol / Tmax dev 現像結果比較

以前購入した400ft巻きのkodak double-xというモノクロフィルムを、Rodinal、Xtol、Tmax developerの三種の現像液で現像しました。 今回は、現像したネガから手焼きプリントを製作し、それをスキャナで取り込んで画像データ化したので、それらを紹介しながら比較をして、各現像液で現像結果にどのような違いがあるのかを見ていこうと思います。 比較にあたっての条件まず、比較にあたっていくつか条件を設定します。 30枚撮りx3本分のdouble-xフィル

失敗しないステンレスリールの巻き方

今回は、フィルムの自家現像をする際のステンレスリールの巻き方について、僕なりのコツのお話をします。 リールの種類まず、フィルム現像をするためのリールにはいくつか種類があります。 ・プラスチックリール(パターソン、ヨーボ) ・ステンレスリール(LPL、ハンザ、マスコなど) ・ベルト式(キングなど) それぞれフィルムの巻き方が違って、人によってやりやすいと感じるものはそれぞれのようです。初心者にはプラスチックリールが失敗しにくいと思います。 入手方法は新品を購入するか

ステンレスリールで失敗しにくい巻き方

以前、ステンレスリールでの現像の際、フィルムが重なって現像ムラが起こるのは最初のフィルム差し込み段階で確実に真っ直ぐ差し込めればムラは起きにくい、という旨の内容をテキストと画像で紹介しました。過去の記事 いずれ動画でも説明したいと思っていましたが、ようやく撮影したので掲載します。

中判フィルムをステンレスリールに巻く方法

中判フィルムを自家現像する際、ステンレスリールに巻くコツの解説動画を作りました。 中判フィルムの場合はパターソンリールよりもステンレスリールの方が扱いやすいと、個人的には思っています。 リールに対して真っ直ぐフィルムをセットすることができれば比較的失敗はしにくいと思うので、いかにして真っ直ぐセットするかについて重点を置いて解説しました。 動画制作にあたって編集作業の時短のために左手デバイスを導入しました。 作業効率が上がって編集作業がサクサクすすむようになりました。

フィルムクリップの選び方と代用

フィルムクリップをご存知でしょうか。 フィルムの自家現像をする際に使用する道具で、現像後のフィルムを乾燥させる際、乾燥でフィルムがカールしないように重さを掛けて吊るすのですが、その時に使うのがおもり付きのクリップ、通称フィルムクリップです。 今回は、僕が所有しているフィルムクリップの種類の紹介と、おすすめのフィルムクリップの選び方、フィルムクリップの代用品として使えるグッズの紹介をします。 フィルムクリップの種類フィルムクリップにも種類があります。 と言っても、用途を使い