その感情移入、必要?

二週間位前に、志那津比古(シナツヒコ)氏が初めて家に来てくれました。
志那津比古氏と言えば日本神話の風の神様です。以前書いた長髄彦氏とはまた違う、柔らかいエネルギーでした。
このタイミングでこれ載せるのどうかな?って思いましたが、大事な事だと思うので載せます。

凄惨なニュースを聞いた時の人の反応について。
「自分に関係無い情報で、どうして泣いたり怒ったりするの? そこまでの感情移入、必要?」

人は誰しも感情があり、被害者、加害者がはっきりしたニュースでは自分に置き換えて被害者の気持ちを推し測ります。そうすると、激しい感情が湧いてくる事があります。

-必要不必要ではなく、情報を受け取った時に感情はもれなく付いてくるんだから仕方ないじゃないですか。-
「感情が豊かなのは素晴らしい事。でも、感情に手綱を握らせるべきじゃない時もあるよ。特に怒りや悲しみを含む情報については尚更だ。」
-ネガティヴなエネルギーに同調するなっていうのはわかりますが、溢れ出てくるものをどうしろと?-
「見ないのが理想。」
-いや、無理です。-
「それなら意識して情報を客観的に見れるように癖をつける事。強い感情が湧き上がってきたら、まず深呼吸して。日々の情報に一喜一憂してたら疲れるだろう?」

私達は確かに余計な事で疲れています。朝、胸糞悪いニュースを見て、嫌な気持ちをズルズル引きずりながら、会社や学校まで行くとか最悪です。

「そもそも、何でそんなに情報を細かく知りたいの?」
-どうしてだろう? 明日いの一番で話を切り出したいから? 話を振られて知らないと盛り下がるから?-

職業上色んな情報を知っておかなければならない人はともかく、世間話をリードする為に落ち込むような情報を知る必要はあるでしょうか?
もしくは可愛そうとか言いながら、明日学校や会社で話すネタが増えたと喜んでいる、嫌な自分が見え隠れしていませんか?

「情報を探す時間は、趣味とか自分磨きに使った方が楽しいし、有意義だよ。」
-そうですよね。情報を必死で漁っている時の自分は、何だか好きではないです。-

自分が落ち込む程でなくとも、それを世間話で広める事は誰かをネガティヴにする事かも知れません。ネガティヴなニュースの話をする時は、ご注意を。