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【米国株OP】SPYロング・ストラングル・ローリング

みなさん、こんにちは!いつも、こちらのnoteをご覧いただきましてありがとうございます。

現在、LEAPSを利用したロング・ストラングル(満期は異なりますが)を建てておりますが、昨日、こちらの玉をローリングしましたのでご報告させていただきます。

LEAPSロング・ストラングル

現在、下記SPYのロング・ストラングルを建てておりました。満期はコール側が2025年1月に対して、プット側が2024年1月と1年の差があります。

420P@11.00(1枚)※2024/1/19満期
400C@76.00(1枚)※2025/12/19満期

満期が異なる理由としては、どちらかと言えば長期では株価が上層していることを想定しており、プット側はそのヘッジのような役割を期待していることになります。よって、できるだけプレミアム価格が少なく、かつ、セータ(Θ)による減価が少ない満期を選択しているというわけです。

こちらの損益図は下記のとおりとなります。下記、損益図を見てわかるとおり、かなりデルタをプラスに振っている状況になります。

420P/400Cロング・ストラングル

465Pへローリング

昨日、SPYの株価が上昇し、VIXも13%台、IV30 % Rankも6%とボラも過去と比較してかなり低い状態であったので、デルタをニュートラルにしたいなと考えて、420Pをローリングすることを検討しました。ただ、最近の円安はちょっと気になるところ💦

SPY Summary 【出典】Market Chameleon

400Cのデルタは0.77となっておりますので、これをニュートラルにするには、デルタ-0.7程度のプットを購入する必要があります。これはDITMに近い権利行使価格になるのでちょっとプレミアムが高くなる(本質的価値をもっている)のが懸念されます。

満期を伸ばしてローリングアウトすることも検討しましたが、これもプレミアムが高くなることが懸念されますので、現在の420Pと同じ満期である2024年1月を選択しました。

権利行使価格465Pのデルタが-0.7でしたので、ややデルタはプラスになりますが、ほぼニュートラルにすることが可能です。

ということで、下記のとおりローリングを実施しました。420Pを6.03ドルで売って(▲70,542円)、新たに465Pを21.50ドルで買い戻しました。

420P@11.00(1枚)⇒ 6.03(▲70,542円) ※2024/1/19満期
465P@21.50(1枚)             ※2024/1/19満期

現在の損益図が下記のとおりとなります。縦の黒点線が現在の株価になりますが、先ほどの損益図に比べてカーブがなだらかになっているのが確認できると思います。

今後の方針

ロング・ストラングルの敵はセータ(Θ)によるプレミアムの減価です。特に465Pのセータ(Θ)が-0.06となっているので、毎日6ドル減価していくことになります。

これを補うために、ロング・ストラングルの両サイドに売りを入れて、デビットスプレッドを組成して、この減価に耐えながら、相場が大きく動くことを期待したいと考えております。

まとめ

本日は、SPYのロング・ストラングルについてご紹介しました。ロング・ストラングル自体は、日経225オプション取引でもできないわけではありませんが、期先の流動性が日経225オプション取引では難しい戦略です。

本日ご紹介した長期でロング・ストラングルを運用していく戦略は、米国株オプション特有ともいえそうです。ぜひ、皆さんも挑戦してみてください。

本日も最後まで御覧いただきましてありがとうございました。次回の記事も御覧いただければ幸いでございます!

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