見出し画像

私が相場の予想を辞めた理由

みなさん、こんにちは。いつも、こちらのnoteをご覧いただき誠にありがとうございます。

閑話休題、最近、急激にX(旧:twitter)のフォロワーさんが増えたこともあり、ちょっと私の投資スタンスをお伝えしようかなと思います。自分の考えを纏めるよい機会であるので。

私はテクニカル信者だった…

私は昨年までバリバリのテクニカル信者でした(過去形)。今でも、建玉の報告の際に下記のようなチャートを掲載してますが、それはテクニカル信者であった頃の名残りですw

オプショントレード自体は、2019年末くらいから実施しておりますので、オプションのエントリーの際も、MACDでゴールデンクロスしたからエントリーなんてことを昨年も実施してましたね。

ただ、今年に入って株価の予想をしてエントリーすることを辞めました。

なぜ相場の予想を辞めたのか?

相場の予想を辞めた理由としては、昨年多くのファイナンス理論系の本を読んだことが一番の要因だと思います。所謂、「現代ポートフォリオ理論」、「プロスペクト理論」、「ランダムウォーク理論」といった理論を一通り勉強しました。簡単な本を読んだだけですけどw

特に「ランダムウォーク理論」については、テクニカル信者においてはとても衝撃な内容(「株価の予想は不可能であり、株価はランダムに動く」)であり、テクニカルを全否定するものでした。

まあ、このあたりについては、現在でも、テクニカル派 VS ランダムウォーク理論派で多く議論がネット上に転がっているので言及しませんので調べて下さい(興味もないしww)。

ただ、そのような議論を行っているテクニカル派の方は、ランダムウォーク理論を名前から想像しているだけで、本当の理屈を理解していない人が多いのかなという印象はあります。

よくある反論が「テクニカルが嘘であるなら、テ○タさんのようなトレーダーが生まれるわけない」といったものですが、これは、ランダムウォーク理論の本を読んでくれればわかりますが、ランダムウォーク理論でも生まれます。

もし、テクニカルが有効であるというなら、テクニカル派の方は、せめてバックテストを行って、過去で再現性があることを用いて説明した方がいいかなと思います。(Trading Viewで簡単にできるので)

まあ、これ以上書くとテクニカル派の方から総攻撃を受けそうですので止めておきますw もし、ランダムウォーク理論等について簡単に知りたい方は下記本をお薦めます。

ランダムウォーク理論とBS方程式

ファイナンス理論の勉強をして、徐々にランダムウォーク理論に傾倒していったわけですが、これにはもう一つ理由があります。オプショントレードがランダムウォーク理論ととても親和性が高いということです。

オプション価格のプライシング手法として有名なブラック・ショールズ方程式ですが、実はランダムウォーク理論を前提として成り立っております。

ATMにある権利行使価格のデルタが0.5というのは有名ですが、これはITMになる可能性が50%であることと同意です。つまり、ATMの株価が上昇するか、下落するかの確率が50%、どちらに動くかわからないということなんですね。

オプショントレードの特徴

オプショントレードは大きくわけて、以下3つ戦略で取引することが可能です。

① 株価の方向性を取引する(デルタを得る)
② 株価の変動を取引する(ガンマ・セータを得る)
③ 株価のボラティリティの変動を取引する(ベガを得る)

株式投資や先物投資をやっている人は①の戦略でしか取引できないのですが、幸いの事にオプショントレーダーは②、③の戦略を取ることが可能です。

①の戦略を取る場合は、株価を予想してトレードする必要があるのですが、②と③の場合は、株価の方向性は予想しなくても取引が可能なんですね。逆に言えば、①の戦略を取るのであればオプションである必要性もないということです。

よって、株価はランダムウォークすると考え、株価の変動を取引すれば株価の予想は要らないという結論に至ったという訳です。

株価の変動をとる取引

では、「株価の変動を取る取引」とはどのような取引でしょうか?株価の変動なので、株価の上昇や下落を結局予想しているのでは?と思われた方も多いと思います。

平たく言いますと「株価が上昇しても下落してもいいので、どちらかに大きく動けばよい」という取引になります。オプションならこんな取引が可能なんですよ!

ちなみに、現在、私がもっている玉の損益図は下記のような感じになっております。横軸が株価で、縦軸が利益になります。緑部分が利益になる範囲となります。

上図から、株価が下落しても上昇しても利益がでるポジションであることがわかると思います。もちろん、良いことばかりではないので、利益相反でデメリットも享受する必要はありますが、このデメリットをコントロールしながら取引してます。

私は現在、このように相場の上げ下げを予想せず、「大きく下がったので○○する」「大きく上げたので○○する」という取引を行ってます。この○○も事前にルールを決めているので、ルールに従って取引するだけです。

まとめ

どうでしょうか?オプション取引は、もちろん相場の上昇、下落を狙って取引することも可能なのですが、今回のように相場を予想せずに取引することも可能です。

株価の上昇、下落を当てるの難しくないですか~?私はもう無理ですw ずっと、相場に張り付いているのもしんどいのでw

もし、このような取引が可能なオプション取引に興味をお持ちいただいた方は、下記noteから基本を学ぶことが可能ですので、ぜひ、ご覧ください。もちろん、無料!

本日も最後まで御覧いただきましてありがとうございました。次回の記事も御覧いただければ幸いでございます!

【免責事項】
※内容の正確性については万全を期しておりますが、私の個人的な視点、理解を示したものであり、完全性、正確性、適用性、有用性等いかなる保証も行っておりません。
※内容に基づく判断については、利用者の責任のもとに行うこととし、一切の責任を負いません。
※内容に関しては、将来、予告なしに変更する場合がございます。

ありがとうございました!