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DV-2021 (14) 2NL(面接招待)

こんにちは。久しぶりのDVネタ更新です。まったく動きがなかったため、更新しようにもネタがなかったのです。どうかお許し下さい。

Twitterでのご報告と重複しますが、7月12日(日本時間13日)とうとう我々夫婦にも大使館での面接日時の連絡が来ました。面接は8月下旬ですので、通知から1か月以上は準備時間があるということになります。

①エントリー
 ↓
②結果発表
 ↓
③DS-260提出
 ↓
④KCCから書類提出依頼のメール受信(今年は来てないケース多数)
 ↓
⑤KCCにメールで書類提出
 ↓
⑥KCCから書類確認完了メール
 ↓
⑦2NL(面接招待)受領
 ↓      ←←←今ここ
⑧大使館(領事館)面接
 ↓
⑨移民ビザ発給

2NLとは

Second notification letter の略です。抽選結果確認の記事でも軽く触れましたが、E-DVウェブサイトにログインして抽選結果を確認した際「当選しましたよ」と表示される画面が 1NL(First notification letter)、そして「面接の予約ができましたよ」と表示される画面が2NLです。
2NLそのものはE-DVウェブサイトにログインして表示されますが、2NLが出たからチェックして下さいというお知らせは以下のようなメールで来ます:

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メールはこれだけです。言われた通りE-DVサイトにログインすると、以前は抽選結果確認が表示されていた画面が面接日時通知にアップデートされています。

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ちなみにこのE-DVサイトですが、ブラウザがChrome(Mac)だと全然つながりません。Confirmation番号と名字と生年入力のページまでは行くのですが、その先が何度試してもエラーになります。(私だけ?)
Winだとどうなのか分かりませんが、Macユーザーの皆さんはストレス回避のためにもSafariでアクセスされることを推奨します…。DS-260にしてもE-DVサイトにしても、Chromeをサポートする気ゼロ、ろくに検証もしてないんだろうということがそこはかとなくうかがえます。

面接の準備

ここからは面接当日までに準備する書類について説明します。
面接の準備に関する公式な記載は国務省のウェブサイトにありますので、そちらも熟読するようにして下さい。また大使館が定めている個別のルール・プロセスもあります(東京のものはこちら。ページのいちばん下にDV申請者のみ該当する追加項目がありますのでお見逃しなく)。

と思ったら大使館からメールきた。

東京の大使館で面接予約が入っている申請者には「面接前に事前に一部書類を郵送して下さい」というメールが来るようです。我々は以下のメールを受け取りました。

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日本語で要約しますと、面接前に事前郵送しなければならない書類は以下の通りです:

(1)当選者(Primary Applicant)の高校以上の学歴を証明するもの(学位証書、成績証明書など)
(2)出生と結婚に関する記載のある戸籍の原本(戸籍抄本か謄本)
(3)6か月以内に撮影した証明写真。背景は白、メガネなし。当選者のみではなく申請者全員分が必要です。
(4)従軍記録(該当の場合のみ)
(5)逮捕・裁判記録(該当の場合のみ)※警察証明書ではありません。
(6)DS260のConfirmationページと最新パスポートの顔写真ページのコピー、申請者全員分。

書類が英語でない場合、英訳と翻訳証明を添付します。翻訳は申請者本人を含め誰がしてもよい。

(6)は2つの異なる書類だと思うのですが、なぜ1項目として書かれているのでしょう、非常に気持ち悪いですね。(こういう細かいことが気になってしまう性格です。)
これらの書類を揃え、上記のメールを印刷したものをいちばん上に乗せた束にしてレターパックで大使館に送ります。締め切りは書かれていませんが、準備が整い次第早急に郵送したいと思います。
郵送前に、すべての書類はコピーを取るもしくはスキャンしてデータとして手元に残しておくことをおすすめします。

[07-23-2021 追記](2)の出生証明、婚姻証明について。
申請者それぞれの分が必要と書かれておりますが、日本の場合は戸籍謄本ひとつに家族分すべての出生・婚姻日時が記載されているため、戸籍謄本1通でいいのか、それとも人数分必要なのかが分からず迷いました。
東京の大使館に問い合わせたところ、原本1通、コピー2通を持参するよう指示されました。(なお原本は上の通り事前郵送が指示されていますので、コピー2通は面接日に持参するものと解釈しています。)

健康診断

面接の日程が決まったら、なにはともあれまず健康診断の予約をします。
ビザ検診は大使館指定の医療機関で行う必要があり、それ以外のものは受け付けてもらえません。そして大使館指定の医療機関は日本全国で4か所しかありません。東京に2つ、神戸に1つ、沖縄に1つです。米国移民ビザを取得している人がそんなにわんさかいるとは思いませんが、都合のつく枠が埋まってしまう前にできるだけ早い段階で予約をするのが得策でしょう。
受診から診断結果を受け取るまでの時間、規定の病原体に対する抗体価が足りなかった場合のワクチン再接種等にかかる時間を考慮すると、面接3週間前までには健康診断をしておくのがいいんじゃないかと思います。
この記事を書いている時点ではまだ検診を受けていないので、終わったら追記か別記事でご報告します。

ちなみに、我々は家が横浜なので都内の病院まではどうってことない距離ですが、例えば北海道とか、遠方に住んでる人は本当に大変ですよね。健康診断で上京、面接本番でまた上京…。どうか頑張って下さい。そして上京ついでにもし横浜にいらっしゃることがあれば連絡下さい。中華街でお粥ご馳走しますんで。

面接に持参する書類

東京大使館の「移民ビザ面接チェックリスト」に書かれているもののうち一部は事前郵送しますので、残っている以下の書類を面接に持参することになります。

レターパックプラス(赤くてちょっぴり高いほう。宛先に自分の住所、内容物には「書類 Documents」とあらかじめ記入しておきます)
有効なパスポート。米国入国予定日から数えて6か月以上有効期限が残っているもの。
DVプログラム応募時(抽選にエントリーした時)のパスポート(現在有効なパスポートと異なる場合)
E-DVウェブサイトで表示される面接予約画面(2NL)の印刷
健康診断の結果。未開封のままで!
警察証明書(無犯罪証明書)。未開封のままで!
財政証明(※)

事前に郵送した書類はもう大使館にあるので当日持参する必要はないのですが、念のため郵送前にとっておいたコピーを持っていくと安心です。

最後の財政証明については、大使館のサイトに以下の記述があります。

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要約すると、面接時と入国時、それぞれ面接官と国境警備官に対して、入国(移住)後に生活保護対象となる可能性が低いことを何らかの方法で示さなければならない、ということです。
米国大使館のサイトで詳細が記載されています。これは婚約者ビザに関するページのようですが、DVビザにも流用できる内容と考えてよさそうです。
財政証明にはいくつか方法があり、例えば家族をしばらく(半年から1年くらいが目安のようです)養えるだけの貯蓄があるとか、アメリカ国内の企業から既にオファーレターをもらっていて移住後の収入が確保できているとか、利子・不動産収入など移住後も継続する収入源がある、といったことを説明できる書類があればいいようです。もちろん家族の人数によって必要な金額は変動しますし、大使館や面接官によっても要求する金額が大幅に異なることがあるようです。
現地企業からのオファーはまだないし貯金もない、という場合、アメリカ国内に市民または永住権保持者として居住する関係者から「Affidavit of Support」(別名I-134)という書類にサインしてもらうことで、このPublic Charge要件をクリアすることも可能です。雑に説明すると、I-134は「もしこの外国人が破産しそうになった時は私が経済的に面倒を見ます」という請願書のようなものです。I-134を書けるのはアメリカに居住している人に限るという点が要注意です。この点を見逃していたために私自身が学生時代に非常に苦い経験をしております。思い出すだけで胃が痛くなりそうです。皆さんもよく注意して下さい。
なお似た書類でI-864というものがありますが、これは家族・雇用ベースの移民に対して作成されるものなのでDVでは該当しません。

今回もかなり長い記事になってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。何かご質問などあればお気軽にメッセージいただければと思います。

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