熊本市、全小中学校でオンライン授業はじまりました。

全然知らなかったのだけど、熊本市の教育環境、突然すごかったんだが。

熊本市といえば、「教育の力」で(個人的に)おなじみの教育哲学者・苫野一徳氏が住むまち。教育委員会もつとめておられるのですね。

…などと思っていたら、熊本市教育長からこんなツイートが。

「休校中はすべての小中学校でオンライン授業を行います。」

なかなか宣言できることじゃない。めちゃくちゃスゴい。

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4/6,7には教員向け研修をスタート。

そして今日4/15から、実際に遠隔授業がスタートしました。

熊本市の小・中学校では、新型コロナウイルスによる休校中に学校と家庭をつなぐ『遠隔授業』が15日からスタートします。学校のタブレット端末と家庭の端末を使って小学3年生以上と中学生の全学年で実施する方針です。

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既に私たちが取り入れるのに活用できる情報も次々に出てきています。

"オンライン授業は、各家庭のパソコンやタブレット端末、学校が貸し出す端末を使う。(中略)市教委が3月下旬に実施したアンケートでは約3分の2の家庭が「遠隔授業に使える端末がある」と回答したという。"


この状況下で、具体的なポイントや授業の流れすら既に示されています。

①Zoomで出欠チェック・健康観察
②Zoomで健康管理の指導
③Google formsを使ったアンケート
④Zoomを使った英語の授業
⑤オンラインで小学3年生が「自由研究」
⑥「ロイロノート」で1日の学びを報告

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休校下の状況については、文科省から以下のような通達が。すなわち、文科省がみずから、「授業しなくてもいい」ことを認めたことになります。

"家庭学習が以下の要件を満たしており、児童生徒の学習状況及び成果を確認した結果、十分な学習内容の定着が見られ、再度指導する必要がないものと学校長が判断したときには、学校の再開後等に、当該内容を再度学校における対面指導で取り扱わないこととすることができること。
<要件>
① 教科等の指導計画に照らして適切に位置付くものであること。
② 教師が当該家庭学習における児童生徒の学習状況及び成果を適切に把握することが可能であること。"

https://www.mext.go.jp/content/20200410-mxt_kouhou01-000004520_1.pdf

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でも、解はそうじゃないだろうと思う。僕たちはせっかく、変化の只中にいる。

さあ、「前例」すらできました。

教育業界、めっちゃ変わってゆきましょう。楽しみだ!

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