2023年6月8日

2日前、髪を切った。その日は一日、美容師がしてくれたスタイリングで過ごした。その日のうちにシャワーを浴びて、昨日は朝に寝癖を直して出かけたが、なんか髪が浮いてる感じがした。

でも今日は朝シャン。洗髪後直ドライヤーで即外出。完璧に近い髪型なんじゃないかしらん。

最近は忙しくてメンタルも終わっててろくに読みたい本を読めていなかったのだが、ちょっと前からちびちび読み進めて中断していた歌集をまた読み始めた。東直子『春原さんのリコーダー』(ちくま文庫)。

1996年うす紅きすももをふたつ窓に飾りぬ

東直子『春原さんのリコーダー』「et a l.」より

私は短歌の読解ができる人ではないので、この歌の意味は正直よくわからないし、技法的なことや、「赤き」でなく「紅き」だったりする理由とかもよくわからない。でも、なんか、ヴィジュアル的にものすごくいい。「1996年」が私が生まれるよりも前だからってのもあるかもしれないが、歌自体の文字としてのヴィジュアルがかっこいい。あと、窓際に置かれた「うす紅きすもも」が「ふたつ」あるという視覚的イメージが可愛い。私は窓を外側から見ていて、家主が「ふたつ」の「すもも」を置いて、ちょっと眺めて部屋の奥に消える映像が浮かぶ。勝手なイメージ。それは「飾りぬ」と言っているからかもしれない。窓に飾る、というのは外向きな感じがするから。実際には自己満足のためだったとしても、外向きに飾るイメージがある。なぜなら、経験があるから。子どもの頃、綺麗な石とかを拾ってきて窓際に飾っていた。なんかそれを思い出して好きなのかもしれない。この歌。

相変わらず忙しいので、社会や大学やサークルを呪い続けている。入管法改正案は強行採決されるし、もういいことがぜんぜんない。

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