見出し画像

残り1ヶ月、今一度考えたこと。~交換留学日記#50~

今日は1月15日、僕の帰国の便は2月13日。とうとう残り1ヶ月になってしまいました。
とりあえず、今後書こうと思っている内容について下記一覧です。

・オランダ留学に向いている人、いない人
・ポルトガル旅行について
・インターナショナルディナーの魅力について
・周囲の奨学金事情について
・物価上昇問題について
・留学すると変わるって結局何なのか?
・クリスマスマーケットについて
・日本って世界の人たちからどのように見られているのか?
・唯一慣れることができないカルチャーギャップ

については3週間以内に執筆したいと思います。その間、期末試験、レポート個人2本、グループ最終レポ1本、卒論発表会(日本の授業)、ローマ、バルセロナ旅行、プロジェクトのインターベンション、シンポジウム、ポルトガル旅行の際にお世話になった友人へ日本食を振舞うことなどなどまだまだやることは沢山あります。

今日は記念すべき50回目です。来週に11年ぶり2度目のゾロ目誕生日を迎えます。そこで、自分が交換留学生活を通してずっと考えている「頑張るとは何か?」について書いてみたいと思います。

僕の趣味の一つに読書があります。とは言え、小さいころから小説よりも伝記や自叙伝が大好きです。きっかけは小学4年生の時の担任の先生が貸し出していた元ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜選手の著書、エジソンやアムンゼンといった世界的偉人の幼少時代の話には沼入りしたことです。

特に、大学生になってからはスポーツ選手や芸能人、YouTuber、投資家、経営者、格闘家などテレビや大舞台で大活躍している方の苦労話を50冊以上は読んできたかと思います。

経歴や過程は十人十色ですが、共通して言えるのは最初からできた人なんて一人もいないこと。
以下、特に僕が参考になった著書リストです。

・お笑い芸人の山里亮太さんの「天才はあきらめた」
・実業家の植松努さんの「どうせ無理だと思っている君へ」
・プロ将棋の羽生善治さんの「決断力」
・キャバ嬢のエンリケさんの「日本一売り上げるキャバ嬢の億稼ぐ技術」
・TVディレクターの佐久間信行さんの「ずるい仕事術」
・プロ野球元監督の落合博満さんの「嫌われた監督」
・日本ハムファイターズコーチの森本稀哲さんの「気にしない」
・元サッカー日本代表長谷部誠さんの「心を整える。」

などなど、、正直まだまだたくさんあります。
特に山里さんはテレビなどを見てて、ツッコミが秀逸であったり長谷部選手が38歳になった今でもなお、ドイツのチームで活躍できているのは生まれ持った身体能力と人間性にあると思っていました。でも、そんなことはなかった。

長谷部さんは今では面影がないほどのやんちゃな時代があったことや、山ちゃんの「モテたい」という感情をガソリンにして努力の積み重ねで女優さんと結婚した過程などのエピソードに触れると「この世に最初からできる天才っていないんだな」と気づきました。

これらの本を通して、「自分でももう少しできるんじゃない?」なんて思うことが多くなりました。

その一方で、疑い深い性格の僕はまだ心のどこかで「世界には天才がいるはず」と思っていました。テスト勉強をしないでいい点数を取れる地頭がいい人、何事も簡単にこなしちゃう人などなど。ただ、オランダに来てからその幻影は完全に払しょくできた気がする。

みんな図書館や市民ホールに籠ってめっちゃ勉強している。5か国語話せる友人も最初から話せたわけではなく、7年かかったみたいです。

結果出している人は誰も見ていない所でやるべきことはしっかりやっている。IQや知能よりも大切なことはやり切ること、これに尽きるんだと思う。

上記には列挙しませんでしたが、野村克也さんの著書の中に最も響いた言葉があったのは「努力とはしぶとさ」ということ。正しい努力の前提の話ですが、何度も何度もしぶとく積み重ねること。これが一番大事みたい。掴める

言い換えると、できない、失敗とは一時的なものとも解釈できました。結果が出ない人はできるようになる前に手放してしまうんだろうなとも。

「才能よりもできるまで続けること」が大事とは言いましたが、勿論、適性を見定める、自分に合ったことをやることは大事です。アマゾン川に住むピラニアが大西洋や北極海で泳いでも生活はできないし、理想を追い求めて凋落していく人はこの世に少なくない。

だけど、自分で一度決めた以上は追い求めて結果を出してようやく認められるのが弱肉強食の社会なんだと思う。過程を評価しているようでは前には進めない。

紆余曲折しましたが、結論を簡単に申し上げます。
「頑張るとはしぶとくやり切ること、結果は後からついてくる。最初からできる人はいない。」

これに尽きるような気がする。もう少し早く、できれば高校生の時に気付きたかった。思えば、中学時代のスーパースターは誰よりもバット振ってた。華やかな人ほど裏でめちゃくちゃ壁を乗り越えてる。

最初からできる人は誰もいない。

学生時代に1人はいるテスト前に「勉強してない」とかいう人ほど裏でやってる。僕は似たような人が高校時代にいたけど、人としてあまり好きになれなかったけど。笑

残り1ヶ月、まずは明後日のテストに向けてしぶとくやり切ってみる。そして多国籍なクラスで純ジャパの僕が1番高い点数を取ってみたいと思う。最初は追試だけは避けたいなんて思ってたけど、今一度「何しにオランダに来た?」と自問自答すると「結果を出すため」という答えが自動返信メールのような早さで返事が来た。

劣等感まみれだった留学生活を奮い立たせてくれたのはワールドカップの森保ジャパンの活躍のお陰。心が折れそうなときはiPadでよく試合を見返して勇気を貰っています。僕もできるはず。

よく「上手くいかなかったら?」と聞く人がいるけど、
「いや、成功しますから」と上手くいくことだけ考えることの大切さを教えてくれたBIGBOSSこと新庄剛志さん、「強気は困難を乗り切る力がある」ことを教えてくれた瀬戸内寂聴さんなどなど。

いつか、自分もエッセイか本を出せるくらいの人間になりたいな!

Have a nice day!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?