オランダの食品価格は上昇中

オランダ統計局（CBS）の最新の発表によると、10月のオランダのインフレ率は14,3％とわずかに低下しました。しかし、これにもかかわらず、全国的に食料品価格は上昇を続けている。

オランダのインフレ率、14,3%に低下
9月にインフレ率が過去最高を記録した後、CBSの報告によると、10月の国内のインフレ率は再び、わずかではあるが低下し、商品とサービスの価格は昨年のこの時期より平均14,3%上昇した。

CBSは、このわずかな低下は、先月ガソリン価格が急落したため、エネルギーと燃料の価格が変化したためと分析している。最新のデータによると、ガスと電気は今年9月に記録した200％の上昇に対し、先月は2021年10月に比べて173％の上昇となった。

燃料価格も若干下がり、CBSは9月に記録した11,4パーセントの上昇に対し、10月は7,5パーセントの上昇を記録しています。一方、食料品と衣料品の価格は、10月にさらに上昇した。衣料品は過去1年間で平均9,4%高くなったが、CBSによると、食料品の価格はなんと14%も上昇し、これはパン、穀物、乳製品の価格上昇が主な原因であると説明している。

オランダのインフレ率は欧州平均よりかなり高い
CBSが発表したCPI法によるインフレ率の数値は高いが、10月末にユーロスタットが発表した数値よりは若干低い水準にとどまっている。欧州統計局がHICP方式で計算したところ、オランダのインフレ率は9月の17,1%から10月には16,8%に低下している。

オランダの数値はEU平均より高いが、大陸全体ではインフレ率は依然高い。ユーロスタットによると、ユーロ圏のインフレ率は2022年9月の9,9%から先月は10,7%に上昇した。