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ドリアンのバイブル・ワールド

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世界のロングセラー、ベストセラー、聖書を、日本の外に視点を移して読んでみたら・・・
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#ルカによる福音書

ドリアンのバイブル・ワールド

こんにちは、インドネシアのドリアンです聖書を読み始めたのは、1980年頃だったかと思います。それから、40年。 聖書は読めば読むほど味わいが深まります。インドネシアに来て30年ですが、日本では味わえないことごとも合わせ、聖書への視点も変わったように思います。それで、自分なりに教わったこと、思ったことなどを書いてみようとはじめて20年くらい。HTMLの基本形でちまちまとサイトを自作してたのも今は昔。 また新しい媒体で、新たな気分で始めようと思います。古いコンテンツも、折々ノ

四福音書によるイエス・キリストの福音

今から四十年前のこと。親しい友人が、自身に起きた出来事を語ってくれました。どうにも信じられないような内容。その友人は、僕のためにもなることだ、と心底思って、熱心に語ってくれる。ふだんなら信頼できる人なのだけれど、この話を信じていいものなのかどうか・・・ こと「神さま」となると、なぜか、身がまえて聞いてしまいます。宗教は胡散臭いもの、芸術的な建造物や、芸術的な物言いで、驚嘆させ、丸め込んで心を虜にしてしまい、挙句の果てには人から金品を吸い取るマシーンじゃないか・・・ そんな先

ルカの福音書 ”わたしたちの間に成就された出来事”

神に愛され人に愛された人間イエス・キリストの誕生から死と復活、昇天までを、ギリシャ人らしい知恵深さに裏付けられた筆致で描いているのが、ルカ。その本質が人間であり、かつ神であるとは・・・? 著者ルカは知性あふれるギリシャ人の医者だったようです。ギリシャ語で書かれている原文は、非常に格調高く、しかも当時の一般の人にも読みやすいギリシャ語だそう。新約聖書のほかの箇所に「医者」として紹介されています(コロサイ4:14)。「ルカ」という名は、ラテン語名のLukanos ["光"という