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臨床検査技師としての決意

臨床検査技師という職業をやめないのなら、どうせそのまま一生を捧げるつもりなら、人生一度きり、カッコイイ生き方をしないとダメだなと、キャリア中盤で気づいてしまった。


自分たちの仕事がAIに奪われるとは思えないし、完全に置き換わるような職種ではないとはわかっているけど、危機感を持っていかないといけない。


業界全体でみたら、いろんなところで、いろんなことが提言されたりされているが、そこはそこ。自分は医療現場の前線にいるわけだから、そこでの生き方を見誤ってはいけないなと。



目の前の患者さんの検体に向き合うことができない人間が、大局観なんてもてるわけないし、持っていたように見えたとしても、それはニセモノの価値観な気がする。


本当に大事なことはなにか?



どうせアレもコレも全部はできない。

他の技師に任せるところは任せて、自分は他の人たちが見つけてくれた手法であったり知識なりを拝借して、目の前の患者さんに役立てていければいい。ぶっちゃけ、最前線というか現場にいて研究まではやっていられない。



実際にやっている人もいるけど、それは自分の時間をそこに投下しているから可能な話であって、僕にはそれはできないし、やるつもりもない。そこに熱量はかけられないし、人生においてもっと大事なものがある。



だからそういう生き方をしている人たちはリスペクトしかない。本当に尊敬する。


でもだからってその人たちに「研究や発表をしないなんて臨床検査技師として失格だよね」なんて雰囲気やオーラを微塵でも感じたら中指突き立ててやる覚悟。言われたら蹴り飛ばしてやる。


自分にとって大事なことは、他人に決められるものじゃない。自分は自分なりの戦い方で生きているんだから横槍いれてくるな。他人の生き方に口出しするなんてダセェぞと。



「この職業だから〇〇する」

「~であるべき」



そんなものはクソくらえだ。

がんじがらめの固定概念に縛られた奴らなんかに絶対負けない。




リスペクトはする。
でも、絶対に負けない。



そんな意気込みでこの先の人生を、いろんなものに歯向いながら生きていこうと思う。

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