私とエレキギター⑤
念願のエレキギターを手に入れた私は片っ端から教則本に譜面が載っていた曲に取り掛かっていきます。
『can't buy me love』、『ticket to ride』、『get back』、『I feel fine』…。
ラジカセで音源を流してるのに合わせて演奏したのをテープレコーダーで録音し、それを聞いては悦に入ったりしてましたね(笑)
そうこうしてるうちに中一の夏休みを迎えるんですが、例によって従兄弟が帰省してきたのです。その時は弟のぶーくんだけでした。
私が得意げにビートルズの『Get back』を弾いてみせると、ぶーくんはクラシックギターを手に取り「セッションしようか」と、私のリードギターに合わせてリズムギターを弾いてくれたのです。
それがすごく楽しくて、何回もお願いして2人で演奏してましたね。あんなに何回もゲットバックしてくれたぶーくんに感謝です。
そしてまた色々教えてもらいました。自分が持っていた「LOCO」というアンプがベースアンプである事や、ギターがカッコいい音楽として、ディープパープル、レッドツェッペリン、ブラックサバスなどのハードロックや、ジェフベック、マハヴィシュヌオーケストラなどのフュージョン系まで…。
ぶーくんが持ってきてくれたテープを色々聞かせてもらって、ますますギターにのめり込んでいきます。
爺ちゃんの日曜大工を手伝い、ご機嫌をとっておねだりして、ヤマハのAR1500というアンプを買ってもらい『ジャキーン!』と歪んだ音を手に入れた私は、ヤングギターの購読も初めます。
これくらいがギターとの出会いでしょうか…長かった(笑)
そこからはわりとお決まりのコースで、ハードロックやメタルにはまっていき、高校では、メタルじゃモテないと、ハイロウズやジュディマリのコピーバンドを組んで文化祭に出演。
社会人になってからオリジナルをやるバンドを組み、今に至っています。
好きなバンドやギタリストの事も書きたかったんですが、それはこれからの楽しみにします(笑)
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