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授乳後でも空腹の泣き方をするのはどんな時?

授乳したばかりなのにも関わらず、赤ちゃんが「お腹が減っている」という泣き方をすることがあります。この記事では、その理由について見ていきたいと思います。

*空腹の泣き方はどんなふうに聞き分けられるのかについても後半で解説しています。

①まだ飲み足りない時

母乳の量が少なかった、飲んでいる途中で寝てしまった、まだ満腹になる前に授乳が終わってしまったといった可能性があります。母乳の出には波があり、赤ちゃんは母乳の出が弱くなった時に体力温存のために一時的に吸うのをやめることがあります。また、授乳の途中でゲップがしたくなり、飲むのをやめてしまうこともあります。この時に、「もうお腹がいっぱいになったのかな」と判断すると、脂肪濃度の高い後乳に到達する前に授乳を終えることになってしまいます。

授乳の途中で赤ちゃんが吸うのをやめる理由について、助産師かおりさんの記事がとても参考になります。

②喉が渇いている

部屋が暑い時など、喉が渇いていて、授乳から間もないのにまた飲みたがることがあります。大人でも、食後でお腹は減っていないけれど、喉が渇く、ということがありますよね。赤ちゃんはまだお水やお茶を飲めないので、そういった時もおっぱいを欲しがります。

③口寂しい

お腹は空いていないけれど、口寂しくておっぱいをくわえたい時という場合もあります。絶対に満腹なはずなのにまだ空腹の泣き方をする場合、授乳する代わりにおしゃぶりを吸わせてあげると落ち着くことがあります。

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それでは空腹の時の泣き方はどのようにして聞き分けられる(見分けられる)のでしょうか?生後0〜3、4ヶ月の赤ちゃんは、空腹になると原始反射によっておっぱいを吸おうとします。具体的には乳首を探し当てる探索反射、母乳を口にくわえる捕捉反射、乳首を吸う吸啜反射が働きます。

口が(舌が)吸啜反射による動きをしている状態で声を出すと、その泣き声には自然にN(エヌ)の音が入ってきます。「ンー」というタメが入った後に「ネェ」または「ナァ」という音に聞こえます。舌の動きでも見分けることができます。ぜひこちらのビデオで見てみてくださいね。

ダンスタン・ベビー・ランゲージで泣き声が聞き分けられる仕組みについて、ご興味のある方はぜひ他の記事もご覧いただければと思います。



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