職人にとって、一番大事なのは 客に心底うまいものを食べさせたいという心意気だ

「伝わってるかな、伝わってるかな、僕の心意気が」

こんにちは寮の管理人さんに「恋愛できることってなかなかないから、素敵なことだよ」と言われ、たしかに、1人の人を好きになる巡り合わせはなかなかないよな、と、うなってしまった素直なあきらです。

お寿司の職人を目指す、子どもの修行を描いた漫画を読みました。

主人公、将太が握りのコンテストに出場するために、猛特訓しているところ、同級生の女の子に主人公が作ったお寿司を食べてもらったときのシーンです。

【おいしいお寿司ありがとう】

「なんでなんだろう?手順も…材料も…美春(主人公の妹)に握ったのと全部同じ作り方

なんで渡辺さん(主人公の同級生の女の子)に握った あの時の寿司だけが…ほかのより、とびぬけて、うまかったんだろう?」

そんな主人公の疑問に父親は答えます。

「将太…あの子のことが好きだな?」

「味というのは不思議なものだ

本人は同じことをやっているつもりでも微妙な気分の違いが即座につくるものに表れてくる」

「将太 型を覚え修業に精を出すことはもちろん大切だ

だが、職人にとって、一番大事なのは
客に心底うまいものを食べさせたいという心意気だ」

「あの娘に本当においしい寿司を食べさせたい…そのおまえの思いが天に通じたんだ。

大きさも型もバランスも申し分ない最高の寿司だったぞ!」

というシーンをみたときに、道化師も本質は同じだな
と感じました。

寮の管理人さんがおっしゃってくれたように、人を好きになれることは、大きなエネルギーを与えてくれます。

あの人にどんなことをしたら、驚いてくれるだろうか、喜んでくれるだろうか、心を揺れ動かすことができるだろうか。

いまの自分に提供することができることはなんだろうか??

人を好きになる。

いや、好きにならせてくれる。

世界を飛び回って、いろんな女の子を見てきたけれど、この人だって、直感がぴかーんっとなる人はなかなか見つからない。

それが、ふと訪れた北海道で、そんな女の子と出会えた。

それって奇跡じゃない?

なんとも思ってなかった人に愛情を注ぎ、愛おしいと思える存在になる。

愛するあの子のために…。

という気持ちを持って、パフォーマンスにも活かせるよう技術として、昇華できるように精進する。

これから、表現者としての成長が楽しみ。

ただただ、感謝。

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