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夢中になるためのひと押し

土日はほぼ確実に昼前まで寝てしまうダンベル深谷でございます。
生活リズムを整える大切さを話すくせに、自分はできていません😅
体調管理表で土日も同じリズムで起床している利用者さんがいますが、
本当に素晴らしいことだと思います✨

さて、今回はダンベルがテーマにしている「夢中になる」ということについて、そのきっかけづくりについてです。

基本的に人間は嫌なことや新しいことはやらない

なにかを新しく始めるときは人間誰でも腰が重くなってしまいます。これは人間の脳は基本的に環境の変化を嫌うからと聞いたことがあります。
やらないといけないものの面倒なことに関してもすぐに後回しにしたくなってしまいます。私なら掃除や片付けがこれに当てはまります😅
なにかに夢中になれることを見つけるというのは、私のなかのテーマではありますが、見つけるまで、特に始める段階が一番ハードルが高いように感じます😑

どうやったら、その最初のハードルを乗り越えられるのかということを考えていきたいと思います。

夢中になるためのきっかけづくり

夢中になるためにどうやって面白さを感じてもらうか、どうやって成果を実感してもらうかなどの自走していく方法については、また別の機会で考えるとして、今回は最初のきっかけづくりについて考えていきます。
その方法として「やらざるを得ない環境づくり」と「プロセスの具体化」の2点を考えました。

やらざるを得ない環境づくり

夢中になるという言葉は自発的なイメージだと思いますが、入口は意外と受動から始まることも多いです。それは、最初が一番のハードルなので、自発や自主に任せていては、なかなか始めないからです💦ダイエットを1回でも頑張ろうと思った経験のある人だったらわかりますよね??笑

なので、やらざるを得ない環境にしてしまうというのが、一番の解決策ではないかと思います。それは塾やジムがいい例です。
まず、塾やジムへの入会金を払って、さらに月額費用を払うとなると行かざるを得なくなります。また、とりあえずジムに行けば、周りにトレーニングしている人がたくさんいて、自分もやらないと、やって当たり前となります。

塾もしかりで、塾に行けば授業があり、自習室があり、周りはみんな勉強しています。さらに塾なら授業を休んだり、宿題をしなかったりしたら、先生から連絡が来ることもあるかと思います。
そう考えたら、就労支援はジムより塾の方がイメージは近いかもしれません。ダンベル深谷は無理やりジムに例えたいのですが😝笑

このように行かざるを得ない環境に身をおくことで、人間は習慣づくりができ、自走できるようになります。

就労支援においても通所して、気づいたら訓練や作業をしているような状態にしておきたいです。もちろん通所するのが精一杯の人に、息つく暇もなく訓練を提供するということではありません。
事業所の中で訓練や作業に取り組むのが当たり前の雰囲気にするということと、最初のきっかけづくりだけ提供するという支援です。
最初に作業を始めるまでがしんどいので、

「とりあえずしんどくなったらやめましょう」
「5分だけ集中してやりましょう」
「一旦集中したら気分が良くなるので、だまされたと思ってやってみましょう」

など入りの部分だけ背中を押すだけで、ハードルも低くなりますし、集中するきっかけが生まれます👍ある程度やればむしろ集中してやり始めるので、後は見守るだけです✨

ゴールまでのイメージをできるだけ明確にする

ただ、訓練や作業を進めていくだけでは、ゴールがわからないマラソンを延々と走らされるように、なかなかモチベーションは湧きません。
まずは短くても長くてもいいので、ゴールを設定して、そのためにどういうステップを踏めばいいか具体的に共有しておきたいです💡

例えば、受験をするとして、○○大学に合格したいとゴールを決めたけれども、いざ何から始めたらいいかわからないという状態になります。その状態から自分で調べてやり方やステップを自分で考えるということができるに越したことはないですが、多くの人がそうはできず、むしろハードルが高く感じて挫折してしまうと思います。

だからこそ、塾は今の能力と合格に必要な能力を比較して、その差分を示し、さらに差分を埋めるための具体的なフローを提示します。私の今の会社がやっているマナビズムという塾は自習コンサルというものをやっていて、毎週の自習するべき内容を先生と生徒が共有し、1週間の勉強内容を決めていくと聞いています。ここまで具体的に道が示されれば、後はひたすら作業なり勉強なりに打ち込めばいいので、精神的なハードルの高さで挫折する確率は減らせるのかなと思います。

就労支援の現場に話題を変えると、適切なゴール設定とステップの具体化が重要になります。
就労移行支援なら「事務職として就職する」などの大きなゴールと、「週5通所の達成」「ケアレスミスを減らす」などの具体的な目標が、個別支援計画で示されるはずです。つまりここまでは誰でもやっていると思いますが、さらに細かい目標と具体的な目標達成のしかたまで詰めておきたいです。
一番小さい目標をしっかりと可視化し、手順まではっきりさせます。そして、それなら達成できそうと思えることでハードルを下げて、きっかけを作るというイメージです。

やらざるを得ない環境の前に心得ておきたいこと

やらざるを得ない環境を提供することについては触れましたが、そもそも通所してもらわないと話になりません。通所自体がハードルになってしまっては、作業も訓練も進められないです。とりわけ、就労支援の事業所に来られるような方は精神疾患を抱えていたり、体力的に問題があったりと、通所への障壁は多くあります。
だからこそ、通いたいと思える事業所づくりが大切です。しんどいけど事業所のみんなと話しに来た、居心地いいので来たよ、支援員と約束したから頑張ってきたなどと思ってもらえれば最高です😄

このあたりの雰囲気づくりの重要性についてはまた別の機会に考えてみたいと思います。

それでは、ちょっと長かったですが、最後までお付き合いいただきありがとうございました🙇‍♂️


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