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ビジネスか福祉か

最近私の尊敬する落合博満さんがYoutubeを始めました!
その落合さんの息子さんといえば有名な福嗣さんです。
ということで、福祉事業の現場での「ビジネスと福祉」について考えます!

ビジネスと福祉は相反するものではない

売上や利益追求といった「ビジネス」と利用者さんの役に立つことの追求という「福祉」の価値観を対義語として扱われることがあります。
福祉の分野で、利益追求やお金の話をするのはややタブー視されることもあると聞いたこともあります。
約3年ほど就労移行支援に携わってきましたが、特に自分のいる障害福祉の分野、とりわけ就労支援においてはこの2つは相反する立ち位置にはないと私は考えています。

「ビジネス」も「福祉」お互いの延長線上にある

約3年ほど支援にも携わり、人材の採用にも携わった結果、どちらかの価値観が先に来るだけで、目指す方向は一緒だと気付きました。
例えば、売り上げや利益をとにかく追求する場合、結局真っ当なビジネスとして利益を求めることは、いかにお客さん(=利用者さん)に役に立つかを追求するかに繋がります。結局、入りは売上や利益の追求だったとしても、最終的にはお客さん(=利用者さん)に役に立つことに繋がっているという考え方です。
逆に、利益などへの意識がなく、目の前の利用者さんのために精一杯頑張っていたとします。おそらく正しい方向に努力していれば、利用者さんのできることは増え、生活は充実し、通所が増える、就職できる力がつくなどで利益面での貢献にも繋がります。

ビジネスの追求にせよ福祉の追求にせよ、正しい方向に力を注いでいれば、どちらかが先に来るかの違いだけで、最終的な結果は、利用者さんの満足度は上がるし、利益も出ている状態になっているはずです。
結局、目指す方向は自ずと一緒になっていきます。

「ビジネス」「福祉」それぞれの意識で気を付けること

ただし、どちらも間違った道に進んでしまうと、お互いに嚙み合わない状態になってしまいます。

経営側としては、利益のために不正な給付費の受給はもちろんのこと、ただ集客だけしてサービス面を放置するという「ビジネス」の追求をするのは少し道が反れてしまいます。というより、支援者(求職者)側もそんな法人や事業所を選ばない方がいいです。あくまで売上や利益のためにも、よりよいサービスを提供するという意識は絶対に持っておきたいです。

支援者側の意識としては、売上や利益が上がっているからこそ、自分のお給料が出て、生活ができていることを念頭に置いておくことが大切です。
その売上や利益が上がらなくなると、自分の仕事がなくなってしまうという意識だけは持っていたいところです。
この意識がないと、事業所全体のバランスを考えずに1人の利用者さんにだけ力を注ぎ過ぎてしまうといったアンバランスな状態が発生します。

以上のポイントを押さえておけば、お互いにミスマッチが起きる可能性はとても低くなるのではないでしょうか!

今回もお読みいただきありがとうございました。

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