親と理解、そして他人
母は36歳で私を産んだ。
私は今27歳で、未婚で子供もいない。
なので、母がどのように思って私を育てたのか私は未だ想像がつかない。
でも、なんとなく分かるのは、母は私と今のような関係性になるのは想像してなかったであろうことだ。
私は社交的で明るく皆から頼りにされている母が大好きだった。
母は、私を「お母さんに似てる」と言ってよく褒めた。
「お母さんに似てる」というのは最上級の誉め言葉だった。
母が、何を考えているのかよく分からない父の愚痴を言うのを家族で唯一聞いてあげられる