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西日本縦断旅行4〜名門大洋フェリー

こんにちは。

前回記事からの続きになります。前回の記事では、長崎〜小倉までの移動について記事にしました。

これまでの旅行の記事もご覧いただけると嬉しいです。

では、旅行の続きです。

小倉駅〜新門司港まで

小倉駅からは、名門大洋フェリーに接続する形で連絡バスが出ています。※小倉駅からは、阪九フェリーの連絡バスも出ています。フェリーターミナルが違うので、乗り間違いには要注意です。

小倉駅からの連絡バスは、名門大洋フェリーは1日2便出ています。上り1便は15:40発、上り2便は18:40発です。

今回利用したのは、18:40発の連絡バスです。連絡バスは、事前に予約した人プラスこれから予約する人の分の考えて複数便出ているので、出発時刻までにバスに乗れば予約していないから乗車拒否されるということはないでしょう。

小倉駅からは、門司駅経由で新門司港に向かいます。私が乗車した高速バスは門司駅を経由せずに新門司港に向かいました。
バスは、小倉駅で2つの便出ていて、お客さんが乗車したのは1便だけだったので、もう1つの便が門司駅を経由したかもしれません。

小倉駅からフェリーターミナルまでの所要時間は40分とHPで記載していますが、実際には30分くらいで到着したと思います。

フェリー出発

フェリーターミナルに到着したら、向かったのは全国旅行支援の手続きです。

免許証を見せて、本人確認を実施。手続きは1分程度で終了しました。※全国旅行支援は予算が上限に達し次第予告なく終了となるようです。

全国旅行支援の手続き後は、乗船手続きへ。オンラインで予約していたので、あっという間に乗船手続きも終了して乗船します。

船の手続きは面倒なイメージがありますが、徒歩で乗船する分には特に面倒な手続きもなく乗船できると思います。車で乗船する場合は、指定の時間までの乗船手続きが必要となるのでフェリー会社指定の時間までの手続きが必要となるようです。詳細は各フェリー会社のHPをご覧ください。

フェリー船内

乗船したらインフォメーションセンターから個室の部屋の鍵を受け取り、個室に入り荷物を置きました。

そのあとは、船内を散策。

人がいない深夜を撮影

ロビーは、テーブルもあり、食事ができますし、日が出ている時間は瀬戸内海を見ながらゆっくりすることもできます。

後述しますが、個室は電波がつながらない箇所も多いですから、ロビーでパソコンやスマホで動画を見たり作業することもできます。

大浴場もついており、レストランもあります。


他にもフェリーでよく見るミニゲームコーナーもありますし、ロビーでテレビを見ることもできます。

ただ、私が1番行った場所はフェリーの甲板です。フェリーの見どころは甲板からの景色でしょう。

出航時は、フェリー会社の職員さんが手を振ってお見送り。

そして、曳舟(タグボート)かざし丸が出航時の安全な航行の補助を行います。初めて見ましたが大きなフェリーを押すのは見ていて本当にかっこいいと思いました。

注)曳舟(タグボート)
港湾内などの狭いエリアで細かく自由に動くことができない大型船をロープで牽引したり、船首で押すなどして誘導・補助し、安全に離着岸できるようにサポートする

内海曳舟株式会社HPより

離岸して、港湾内を抜けたら船内に戻ります。お風呂に入って、ロビー内でお酒を飲みながらゆっくりと休みました。

ファーストS(個室)について

今回は、ファーストSという個室を抑えました。

部屋内は、ベッドど簡易的な机、テレビ、洗面台もありました。洗面台がついているというのが本当にありがたかったです。ベッドには部屋着もありました。非常にありがたかったですね。

テレビは、BSはほとんどの区間で見ることができましたが、地上波については見れない区間も非常に多かったです。

個室内の電波状況はほとんどが「圏外」です

そして、電波も個室内ではほとんど使うことができず。パソコン、スマホを使うときは、ロビーに出る必要がありました。wifiは1回30分3回まで利用することができます。ただ、テザリングも使うことができるので、ロビーでスマホを持って利用する際には問題ないでしょう。

ただ、今回利用した個室はほとんどの区間で電波が上がらなかったので、部屋内ではテレビを見るか事前に図書館で借りた小説を読んでいました。フェリーは電波が繋がらない時の過ごし方をあらかじめ用意したほうがいいと思います。

私は、起きている時間は甲板かロビーにいました。
無理に個室を取らなくてもツーリストタイプの洋室でも十分に楽しめるフェリー旅行になるのではとも感じました。

ロビー内での過ごし方

ロビーは共用スペースですから、あまり大きな声で騒がないことが大事でしょう。

お酒を飲んでいる方もたくさんいましたが(私も含め)、大声で騒いでいる人は今回はいませんでした。

売店で1000円分の全国旅行支援割引を利用してビールとお菓子とおつまみを購入。

ロビーの空いている座席で夜の海の風景を見ながら購入したハイボールを飲みます。
長距離フェリー旅行は仙台〜北海道の苫小牧までを結んでいる太平洋フェリーに乗船したことがあります。その時もロビーで海を見ながら(見えない)お酒をゆっくりと飲んでいた時が至福のひと時でした。※もちろん飲み過ぎは厳禁です。

個室にて就寝

1時間ほどゆっくりしたら、眠ります。個室に戻ったら寝る支度をして、就寝。

前日夜行バスで夜を明かしましたが、足を伸ばして寝ることができるというのは至福のひと時です。

フェリーなので、船の揺れはありますが、ゆっくり休むことはできました。船酔いが気になる人は事前に酔い止めを購入することをお勧めします。

瀬戸大橋通過

名門大洋フェリーは、本州と四国を結ぶ3本の橋を通ることになります。

船内の案内でも通過時間を確認することができます。

広島と愛媛を結ぶ来島海峡大橋、岡山と香川を結ぶ瀬戸大橋、神戸と淡路島そしてその先の徳島までを結ぶ明石海峡大橋です。

3つの橋全ての通過を見ようとすると2時間おきに起きなければいけないということで非常に辛いです。

なので、今回の航行では、起きていれば見に行こうということにしました。

3時過ぎに一旦目が覚めたので、着替えて甲板に向かいます。

甲板からは、瀬戸大橋をはっきり見ることができました。この旅行の出発は高松だったので、戻ってきた気分になります。

四国側を見てみると川崎重工の工場の夜景を見ることができます。

瀬戸大橋を堪能できたら、部屋に戻ることにします。

明石海峡大橋通過

明石海峡大橋の通過は朝の7時過ぎ。

明石海峡大橋(淡路島側)


後ろに見えるのは阪九フェリー?
明石海峡大橋、神戸、舞子側

起きてから、明石海峡通過の船内アナウンスが鳴り、すぐに甲板に向かいます。

甲板には、たくさんのお客さんが明石海峡大橋通過の様子を写真撮影していました。


この角度からはフェリーに乗らないと撮影できません

朝の通過はやはりいいですね。海の上から明石海峡大橋を見るのは初めてですが、本当に迫力がありますね。

そして、明石海峡大橋を通過したら、大阪南港フェリーターミナルはすぐ近くです。

大阪南港到着

大阪南港到着予定時刻は8:30。

明石海峡大橋を通過してから、朝食をとって、部屋の片付けを進めたら時刻は8時を回っていました。次のニュートラムまでの乗り換え時間はタイトなので、鍵を返却してロビーで待機してました。

時間に余裕があれば、着岸まで見たかったですが、到着前の様子を撮影。

名門大洋フェリー(1便)と愛媛方面から来たオレンジフェリーが既に停泊していました

撮影したら、すぐに下船口に待機。定刻通り8時半に大阪南港に到着しました。

フェリーターミナルのアナウンスによると大阪南港フェリーターミナルからは、私がこのあと利用する大阪ニュートラム以外にもユニバーサルスタジオジャパン行きのバスもあるそうです。

今回は、フェリーターミナル駅まで徒歩、フェリーの下船口から5分程度で到着します。

フェリーターミナル駅からは、ニュートラムに乗車してコスモスクエア駅で乗り換えると大阪中心部方面に行くことができます。

このあとさらに東に行くことになりますが、その模様は次の記事に書きたいと思います。

最後に

名門大洋フェリーに初めて乗船したので、乗船した様子について記事をしました。

門司〜大阪まで12時間。新幹線を利用すると2時間半で到着しますが、温泉もあり、甲板からの景色を堪能することができ、ベッドで寝ることができるので、ホテル代を考えると本当に効率のいい移動方法だと思います。

これだけ堪能できて料金は全国旅行割を利用して7,584円でした。さらに今回は、全国旅行割で1,000円引きのクーポンも使用できました。全国旅行割を使用しなくても9,480円なので、週末であればホテル1泊分の料金と対して変わらない(もしくは安い)です。

九州から大阪方面に移動する手段として十分に有効な手段です。

今回は、19:50発翌8:30到着の2便を利用しましたが、17:00発5:30着の便も出ており、こちらは朝焼けが非常に綺麗ということでこの便も乗ってみたいですね。

他にも阪九フェリーも出ていますし、阪神〜九州間のフェリーの需要は非常に多いことが伺えます。

次回はこの旅行最後の記事になりますので、そちらもご覧いただけると非常に嬉しいです。

今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。







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